【か】
海闊(かいかつ)=〔海の広い意〕度量が広くて大きい事。
悔恨(かいこん)=あやまちを後悔し、あんな事をしなければよかったのにと自省する事。
馨しい(かぐわしい)=(形)〔美しいものが〕いいにおいを出す様子だ。
翳す(かざ・す)=何かの目的で、手に持った物を頭上に構える。陽光にかざして〔=透かすようにして〕古文書を見る。直射光や他の視線をさえぎる目的で、何かで顔の前をおおうようにする。花などを冠・髪の毛にさす。
傅く(かしずく)=(自五)人に仕えて世話をする。〔古くは、後見する意にも使った〕
幽けし(かそけし)=(形ク)「△聴覚(視覚)印象がかすかだ」の意の雅語的表現。
花鳥諷詠(かちょうふうえい)=近代俳句の理念の一。俳句は、四季による自然の現象とそれに伴う人事とを、先入観念を排して純粋に叙景的に詠むのが理想であるとするもの。高浜虚子が昭和二年(1927)に主唱して以来ホトトギス派の指導理念となる。
闊達(かったつ)=性格が明るくて、こだわりが無く人の意見などをよく受け入れる様子。
寡欲・寡慾(かよく)=欲が少ない事。また、そのさま。
火輪(かりん)=火が輪のように見えるもの。転じて、太陽の事。「火輪車」「火輪船」の略。密教で、五輪の一。
侃々諤々(かんかんがくがく)=正しいと信じる事を遠慮なしに直言する事。―の議論。
莞爾(かんじ)=いかにも満足げににっこり笑う様子。―とほほえむ。
≪他ページ記載文字≫
「ア」貝(かい) 貝合わせ(かいあわせ) 悔悟(かいご) 悔恨(かいこん) 海産(かいさん) 悔悛(かいしゅん) 貝寄風(かいよせ) 乖離(かいり カウチ カウントダウン 「カ」日日並ぶ(かがなぶ) 架空(かくう) 神楽(かぐら) 山陽道(かげとものみち) 水夫・水手(かこ) 火口原(かこうげん) 「サ」菓子(かし) 数(かず) 春日(かすが) 春日野(かすがの) 「タ」徒渡り(かちわたり) 郭公(かっこう) 「ナ」叶う/適う(かなう) 蟹(かに) 「ハ」被る・冠る(かぶる) 「マ」窯・竈・釜(かま):窯場 框(かまち)
 髪(かみ) 紙漉(かみすき) 紙屋(かみや):紙屋院 神渡し(かみわたし) 「ラ」烏の足跡(からすのあしあと) 体・躰・躯・身体(からだ) 空っ風(からっかぜ) カラブラン 葉松(からまつ) 雁渡(かりわたし) 花梨・花櫚(かりん) カルビ 餉・乾飯(かれいい) 「ン」考え(かんがえ) 感覚(かんかく) 艦載機(かんさいき)  感傷(かんしょう) 還暦(かんれき) 寒露(かんろ)    
【諺】
貝殻で海を量る 火中の栗を拾う 騎虎(きこ)の勢い 来てみればさ程でもなし富士の山 悔を千載(せんざい)に残す 臭い物にふたをする 苦しい時の神頼み 芸術は長く人生は短い 芸が身を助けるほどの不仕合わせ 芸は道によって賢し 芸は身の仇(あだ) 芸は身を助ける 光陰矢の如し 郷に入っては郷に従う ごまめの歯ぎしり
【四字熟語】
危機一髪(ききいつぱつ) 奇奇妙妙(ききみょうみょう) 危急存亡(ききゅうそんぼう) 疑心暗鬼(ぎしんあんき) 愚問愚答(ぐもんぐとう)
●作例
「星を連ねたる火輪の光の海に漂えるかとおもわる/鴎外訳・即興詩人」
悔恨の念にかられる。 かぐわしい花。 刀をかざして突進する。 手鏡を翳し紅をさす。 幽けき音。 闊達の筆。
寡欲な人。
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