【春】
●字典
春日(かすが)=〔「春日」の表記は「かすが」にかかる枕詞「春日(はるひ)」を当てたもの〕。
春日(しゅんじつ)=のどかな(うららかな)春の日。はるび。春の日ざし。明るい春の太陽。《季 春》
春鶯(しゅんおう)=春を告げるウグイス。のう。
春日遅遅(しゅんじつちち)=春の日の暮れることが遅いこと。春の日がうららかでのどかなさま。
春風(しゅんぷう)=「はるかぜ」の漢語的表現。
春風秋雨(しゅんぷうしゅうう)=〔春の風や秋の雨の意〕 春の風が吹いたり 秋の雨が降ったり して過ぎて行く(長い)年月。
春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)=春風がのどかに吹く様子。〔多く穏やかな人物の意に用いられる〕。
春嵐(はるあらし)=春先に吹く強い南風。雨を伴うこともある。春疾風(はやて)。春荒れ。
春日(はるひ)=《「はるび」とも》[名]春の日射し。また、春の一日。《季 春》〔枕〕春の日が霞(かす)む意から、同音の「かす」を含む地名の「春日(かすが)」にかかる。
春日影(はるひかげ)=春の日の光。
春日燦(はるひさん)=春の日が光り輝いている。
●作例
「春日を鉄骨のなかに見て帰る/誓子」
「竹の風ひねもすさわぐ春日かな/犀星」
春風秋雨二十幾年。
薄紅色の季節の使者。
大きな桜の木に薄桃色のベールがふんわかと包んでいる。
【詩歌用語】
「春」春衣。春意。春陰。春蚓秋蛇。春雨。春日春雲。春怨。春屋妙葩。春化。春化処理。春花。春歌。春霞。春画。春夏秋冬。春官。春寒。
春気。春季。春期。春機。春菊。春宮。春窮。春興。春暁。春琴抄。春景。春慶。春慶焼。春月。春光。春蚕。春霰。春思。
春日遅遅。春社。春愁。春秋。春秋座。春樹暮雲。春初。春宵。春情。春色。春心。春信。春水。春星忌。春雪。春草。春霜。春暖。
春昼。春鳥。春潮。春泥。春灯。春闘。春登。春帆。春風。春服。春分。春分点。春眠。春夢。春夜。春陽。春雷。春嵐。春蘭。春霖。春浪。
春茜。春秋。春荒れ。 春一番。春女郎花。春が来た。春霞。春着。春草。春炬燵。春事。春駒。春小麦。春先。春寒。春雨。春三番。
春支度。春蝉。春田打ち。春太夫節。春告魚。春告鳥。春隣。春菜。春野。春の色。春の海。春の小川。春の心。春の祭典。
春の七草。春の水。春廼舎朧。春の夜の夢。春場所。春疾風。春日影。春蒔き。春待ち月。春祭(り)。春めく。春休み。春柳。春山。春竜胆。春宮坊。
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