【状態】
●字典
乖離(かいり)=―する。そのものとの結びつきが全く無くなること。―が大きい。人心の―〔=すっかり離れること〕
状態(じょうたい)=われわれが見たり 聞いたり さわったり 感じたり することが出来る物事を、一時点で切り取ってとらえた時の、形や性質のありかた。
頻り・頻(しきり)=―に。―と。同じ状態・動作が なかなかやまずに(飽くこと無く)繰り返されることを表わす。
逼迫(ひっぱく)=―する。〔経済的な面で〕行き詰まって、ゆとりの無い状態になる事。
ピンチ(pinch)=非常に差し迫った(危険な)事態。〔野球で〕守備側の危機。
ピンぼけ=―な。―する。[名・形動]《ピンは「ピント」の略》 写真で、ピントが合っていないために画像がぼけること。また、そのさま。 考えや言うことが、急所や要点をとらえていないこと。また、そのさま。
優に(ゆうに)=心情やふるまいなどが上品で奥ゆかしいことを表わす。ある数量を満たした上に なお若干の数量が加わることを表わす。
ファイト(fight)=「闘志」の学生語。〔ボクシングなどで〕試合。
ファジー(fuzzy)=―な。あいまいな様子。不鮮明なさま。柔軟性があること。
分厚(ぶあつ)=―な。―に。かなりの厚みがあるさま。
分厚い=(形)〔平たい物について〕厚みが(かなり)ある状態だ。
不意(ふい)=予期しない時(所)。
不意打(討)ち=突然相手に攻撃をしかけること。〔相手に対して予告無しに(不当な)何かをする意にも用いられる。「―を食らう」
不意に=(副)突然 激しい欲求や衝動に駆られたり強い感情・感慨が込み上げて来たりなどすることを表わす。対処する構えが出来ていない折に、そのような働きかけを受けたりいきなり思いがけない行動に出たりなどすることを表わす。急に笑顔が浮かんだり消えたり物音がしたりやんだり姿が現われたり隠れたりなど、それまでの状態が突如変化することを表わす。
武威(ぶい)=武力による威勢。
フィーバー(fever)=―する。〔発熱・熱狂〕一時期、憑(ツ)かれたように何かへの人気が高まること。
フィジカル(physical)=―な。―に。物理(学)的な問題である様子。〔メンタルと違って〕肉体的な動作・作用に関する様子。
富貴(ふうき)=―な。社会的地位もあり、収入も多い様子。⇔貧賤(セン)
腑甲斐無い(ふがいない)=(形)歯がゆいほど意気地が無い。―さ。
ふかふか=(副)―と。―する。柔らかくふくれている形容。
ぶかぶか=(副)―な。かぶったりはいたりするものが、ゆるすぎる事を表わす。―と。水につかりながら、物が浮いている事を表わす。
ぷかぷか=(副)―と。たばこをしきりに吹かす事を表わす。物が軽がると水に浮いている事を表わす。あちこちに数多く浮いている事を表わす。
不器用・無器用(ぶきよう)=―な。―に。手先の技術がへたな様子。ぶきっちょ。〔要領があまりよくない意にも用いられる〕
平平(へいへい)=[ト・タル][形動タリ]1 全く平らなさま。平坦。平凡なさま。
平平とした海原。 平平たる生涯。
萌芽(ほうが)=―する。〔芽が出ようとしている状態。芽ぐむ意〕物事が起こるもとになるもの(こと)。「悪の萌芽〔きざし〕を摘み取る」。

●作例
逼迫(ヒツパク)状態を呈する。
花便りが頻りの各地。優に〔楽に〕百万を超える。
優に〔少なくとも〕一か月はかかる。  ファイトを燃やす。ファジー理論。 分厚い板。  不意打ちをかける。 武威に輝く。 
富貴な身分。 ボタンは花の中でも一きわ富貴だ。 ふかふかした布団。 ぶかぶかなズボン。 材木がぶかぶかと浮いている。
萌芽のうちに刈り取る。  
 

【詩歌用語】
「状態」混乱状態。整頓状態。生活状態。健康状態。交戦状態。心理状態。情態。状態式。状態図。状態犯。情態副詞/状態副詞。状態ベクトル。状態変化。状態方程式。状態量。

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