【人】
●字典
阿修羅(あしゅら)=〔もと、天・竜・夜叉(ヤシヤ)等と共に釈尊の親衛隊に任じた鬼神の一つ〕
男は醜怪、女は美貌で、帝釈と戦う事が運命づけられている、インドの悪神。修羅。―のごとき形相。
器(うつわ)=人物や能力などの大きさ。器量。物を入れるもの。入れ物。容器。道具。器械。
嫗・媼(おうな)=《「おみな(嫗)」の音変化》年をとった女。老女。翁(おきな)。
水夫・水手(かこ)=〔「か」は梶(かじ)、「こ」は人の意〕船を操る人。古くは広く船乗り全般をさしたが、江戸時代には下級船員をいった。
公吏(こうり)=「地方公務員」の旧称。
慈母(じぼ)=深い愛情を持って子供を育てる母。
付け馬=料理屋などで、勘定の未払いを取り立てるために客の家までついて行く者。
バガボンド(vagabond)=放浪性の有る人。
馬脚(ばきゃく)=馬のあし。芝居で、馬のあしを演じる役者。馬脚を露わす⇒
ピアニスト(pianist)=ピアノを弾く音楽家。ピヤニスト。
美丈夫(びじょうふ)=美しくりっぱな男子。
雛(ひよこ)=鳥(鶏)の子。ひな。まだ一人前になっていない人間。ひよっこ。
ファッションモデル(fashion model)=行の衣装を着て、客に見せたり写真に写させたりする事を職業とする人。
ファン(fan)=熱心な好者(後援者)。フアン。
ブイアイピー(VIP)=〔very important per-son〕国賓や元首などの最重要人物。ビップ。
フィアンセ(フ fiance:男、fiancee:女)=婚約した相手。婚約者。
フィクサー(fixer)=紛争の調停者。
風雲児(ふううんじ)=社会の変動期に所を得て活躍する英雄・豪傑。
瘋癲(ふうてん)=錯乱や感情の激発などのはなはだしい精神病(の人)。家出をして、奇抜な服装をしたりシンナー遊びなどにふけって、世間の視聴を集めたりなどした若者たち。
風来坊(ふうらいぼう)=どこからともなくやって来、またどこへともなく去る人。気まぐれな人。
フェミニスト(feminist)=女権拡張論者。男女同権論者。〔女性に甘い男性の意に用いるのは、日本での特用〕
ベジタリアン(vegetarian)=菜食主義者。宗教上の理由によるものと健康上の理由によるものとがある。
ベテラン(veteran)=その専門での経験を積み、技術・判断力の特別すぐれた人。
●作例
人の上に立つ器ではない。 万博を知らない世代。
ファンを熱狂させる。 VIP並の警護。
【詩歌用語】
≪人≫
「人物」アサシン(暗殺者)。善導大師。法然上人(鎌倉仏教開祖の一人)。親鸞上人(浄土真宗開祖)。日蓮(空海・弘法大師)。
「一家」一門。一族。親族。うから。やから。親威。親類。縁者。みうち。縁。ゆかり。本家。分家。家族。核家族。家庭。伯父。伯母。
「家系」系譜。始祖。先祖。祖。父祖。祖先。祖霊。裔。苗裔。子孫。
「兄弟」姉妹。兄。弟。姉。妹。はらから。
「子」児。幼児。嬰児。みどりご。赤子。赤ん坊。乳飲み子。いとし子。吾子。孤児。子供。童。童子。少年。少女。童女。幼女。幼名。
「女夫」夫妻。夫婦。夫。主。主人。妹背。老夫。妻。老妻。古妻。女房。新妻。若妻。人妻。嫁。花嫁。夫人。主婦。嫁姑。妻子。つまごめ。
「人」一人。人間。異人。外人。成人。大人。野人。奇人。変人。俗人。凡人。凡夫。家人。客。客人。友。旧友。友垣。酒友。朋友。師。旧師。弟子。門人。隣人。行人。落人。流人。富者。長者。貧者。花人。焚火人。人柄。人並。人前。人後。人語。人声。人聞き。人伝て。人心。人嫌い。人通り。人だかり。人垣。人出。人溜り。人波。人いきれ。人ごみ。人疲れ。人酔い。人寄せ。人待ち。人影。人跡。人目。人手。男手。女手。吾。我。己。君。汝。彼。誰。
「壮者」壮年。壮士。壮丁。壮夫。壮漢。男。漢。中年。独男。荒男。男盛り。若者。若年。若男。若人。若衆。青年。食べ盛り。女人。伶人。女。おみな。女性。女子。婦人。独女。令嬢。娘。乙女。手弱女。
「年齢異名」十五才(志学)。二十才(弱冠、はたち)。三十才(三十路、而立)。四十才(四十路、不惑)。五十才(五十路、知名)。六十才(六十路、耳順、還暦)。七十才(古希)。七十七才(喜寿)。八十才(傘寿)。八十八才(米寿)。九十才(卆寿)。九十九才(白寿)。百八才(茶寿)。
「父母」両親。たらちね。親。父。厳父。老父。父親。岳父。亡父。祖父。母。生母。老母。母刀自。亡母。祖母。親子。孫。曽孫。孫子。ぶも。
「老」老人。老体。老躯。老叟。老生。老境。老齢。老年。老骨。老の身。老翁。翁。老婆。老女。老婦。老媼。刀自。老刀自。媼。姥。婆。初老。老眼。老足。老先。老後。老耄。老らく。長命。長寿。余生。
「学生」大学生。学徒。女学生。生徒。児童。学童。園児。寮生。下宿子。帰省子。夜学子。転校生。
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