【暦】
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【五節句】【二十四節気による四季の三区分】【二十四節気の記名】【和風月名】
●字典
暦(こよみ)=その日は何曜で どういう行事が有るか、また吉凶・月齢や日の出・日没・干満の時刻などを、一年を単位として日ごとにしるしたもの。〔日めくり・カレンダー・本暦などが有る〕太陰暦、太陰太陽暦、太陽暦などに分類され、現在用いられているのは、太陽暦のグレゴリオ暦である。
雨水(うすい)=「あまみず」の漢語的表現。二十四(節)気の一。陽暦二月十九日ごろ。雨水の肌に与える冷たさが和らぎ、草木が芽ぐみ始める時分の意。
寒露(かんろ)=二十四(節)気の一。陽暦十月八日ごろ。温度が下がって、露しげく結び始める時分の意。
啓蟄(けいちつ)=二十四節気の一。冬ごもりの虫が地中からはい出るころ。太陽暦で三月六日ごろ。《季 春》
夏至(げし)=二十四(節)気の一。陽暦六月二十二日ごろ。北半球では昼が最も長く、夜が最も短くなる。
穀雨(こくう)=二十四(節)気の一。陽暦、四月二十日ごろ。穀物・植物をうるおす春雨の降る時分。
五節句(ごせっく)=〔もとの用字は、「五節供」。五つの祭日に特別の食物を神に供え、自分たちも食べたことから言う〕 昔の、一年じゅうのおもな五つの節句。
七十二候(しちじゅうにこう)=陰暦で、二十四節気の各節気をそれぞれ三つに分けたもの。七二句からなる連歌・連句の一形式。懐紙の初表(しよおもて)八句、初裏一四句、二の表・裏と名残の表に各一四句、名残の裏八句を書き連ねたもの。
秋分(しゅうぶん)=二十四(節)気の一。陽暦九月二十三日ごろ。昼と夜の長さが等しくなる。
春分(しゅんぶん)=二十四(節)気の一。陽暦三月二十一日ごろ。昼と夜の長さが等しくなる。
正月(しょうがつ)=一年の最初の月。一月。むつき。また、年の初めを祝う行事が行われる期間。《季 新年》楽しく喜ばしいこと。
正月節(しょうがつせつ)=立春、正月中は雨水などと表す。二十四節。二十四気。節気。
小寒(しょうかん)=二十四(節)気の一。陽暦一月六日ごろ。この日 寒(カン)に入り、寒さがきびしさを加える。〔「寒の入り」から「明け」までの三十日間の前半をも指す〕
上巳(じょうし)=五節句の一。陰暦三月最初の巳の日、のち三月三日に該当された。古代中国の祓の風俗行事が日本に伝わったもの。宮中では曲水の宴を催した。民間では女児の小暑(しょうしょ)=二十四(節)気の一。陽暦七月七日ごろ。そろそろ暑さが身にこたえる時分の意。
祝日として草餅・白酒などを食したが、のち人形を飾って雛(ひな)祭りをするようになった。桃の節句。雛の節句。三月の節句。女の節句。重三(ちようさん)。元巳(げんし)。じょうみ。[季]春。

小雪(しょうせつ)=二十四(節)気の一。陽暦十一月二十三日ごろ。根雪とはならぬ程度の雪に見舞われる時分の意。
小満(しょうまん)=二十四(節)気の一。陽暦五月二十一日ごろ。草木が繁茂して天地に充満する時分の意。
初夏(しょか)=夏の初め。はつなつ。〔陰暦では四月を指す〕 ⇒晩夏・盛夏
初秋(しょしゅう)=秋の初め。はつあき。〔陰暦では七月を指す〕 ⇒中秋・晩秋
処暑(しょしょ)=二十四(節)気の一。陽暦八月二十三日ごろ。朝晩、次第に冷気を覚える時分の意。
初冬(しょとう)=冬の初め。はつふゆ。〔陰暦では十月を指す〕 ⇒仲冬・晩冬
人日(じんじつ)=五節句の一。陰暦正月七日のこと。七種粥を祝う風習がある。人の日。[季]新年。
清明(せいめい)=二十四(節)気の一。陽暦四月五日ごろ。清新明暢(メイチヨウ)の気が充満する時分の意。
節気(せっき)=気候の変わり目(を示す二十四の日)。例、春分・夏至・秋分・冬至など。
節句・節供(せっく)=〔祭日に特別の食物を神に供え、自分たちも食べたことから言う〕 五節句(の一つに当たる日)。
霜降(そうこう)=二十四(節)気の一。 陽暦十月二十三、四日ごろ。朝晩の気温が下がり、霜が降り始める時分の意。
大寒(だいかん)=二十四(節)気の一。陽暦一月二十日ごろ。一年じゅうで最も寒さの厳しい十五日間。〔小寒の次、立春の前〕
大暑(たいしょ)=二十四(節)気の一。陽暦七月二十三日ごろ。一年じゅうで最も暑い時分の意。
大雪(だいせつ)=二十四(節)気の一。陽暦十二月七日ごろ。雪が降り続いたり 春まで根雪が残ったり する時分。
七夕(たなばた)=五節句の一。七月七日に行う牽牛星と織女星を祭る行事。庭に竹を立て、五色の短冊に歌や字を書いて枝葉に飾り、裁縫や字の上達などを祈る。奈良時代に中国から乞巧奠の習俗が伝来し、古来の「たなばたつめ」の伝説と結びついて宮中で行われたのに始まる。近世には民間にも普及。また、盆の習俗との関連も深い。七夕祭り。星祭。しちせき。[季]秋。機を織ること。また、その人。たなばたつめ。織女星。
端午(たんご)=〔「端」は初めの意、「午」は「五」に通じ、「五月初めの五日」の意〕五節句の一。五月五日の節句。古くショウブ・ヨモギを軒に挿して邪気を払う風があったが、江戸時代以後、男子の節句とされ、武家で甲冑・幟りを飾ったのにならい町人も武者人形などを飾り、鯉のぼりを立てるようになった。粽・柏餅を食べ菖蒲湯をたてたりする。現在は「こどもの日」として国民の祝日の一。端午の節句。端午の節(せち)。あやめの節句。菖蒲の節句。重五(ちようご)。端陽。[季]夏。
仲夏(ちゅうか)=〔古〕 夏の半ば。〔陰暦では五月を指す〕初夏・晩夏
中秋・仲秋(ちゅうしゅう)=陰暦の八月十五夜。秋の半ば。〔陰暦では八月を指す〕 ⇒初秋・晩秋
仲春(ちゅうしゅん)=〔古〕 春の半ば。〔陰暦では二月を指す〕 ⇒初春・晩春
仲冬(ちゅうとう)=〔古〕 冬の半ば。〔陰暦では十一月を指す〕 ⇒初冬・晩冬
重陽(ちょうよう)=〔陽数である九が重なることから〕五節句の一。陰暦九月九日に行われる節会。中国から伝わり、平安時代には宮中の年中行事となって観菊の宴が催された。菊の節句。重九。[季]秋。
冬至(とうじ)=二十四(節)気の一。陽暦十二月二十二日ごろ。北半球では、一年じゅうで昼が最も短くなる。
二十四節気(にじゅうしせっき)=太陰太陽暦で、季節を正しく示すために用いた語。一太陽年を太陽の黄経によって二四等分し、その分点に節気と中気を交互に配列し、それぞれに季節の名称を与えたもの。
白露(はくろ)=しらつゆ。二十四(節)気の一。陽暦九月八日ごろ。秋の気配が見え始める時分の意。白系ロシア人。
晩夏(ばんか)=夏の終りごろ。〔陰暦では六月を指す〕⇒初夏・盛夏
晩秋(ばんしゅう)=秋の終りごろ。〔陰暦では九月を指す〕⇒初秋・中秋
晩春(ばんしゅん)=春の終りごろ。〔陰暦では三月を指す〕⇒初春・仲春
晩冬(ばんとう)=冬の終りごろ。〔陰暦では十二月を指す〕⇒初冬・仲冬
芒種(ぼうしゅ)=二十四(節)気の一。陽暦六月六日ごろ。稲を植える時分の意。
立夏(りっか)=二十四(節)気の一。陽暦五月六日ごろ。暦の上で、夏が始まるとされる日。
立秋(りっしゅう)=二十四(節)気の一。陽暦八月八日ごろ。暦の上で、秋が始まるとされる日。
立春(りっしゅん)=二十四(節)気の一。陽暦二月四日ごろ。暦の上で、春が始まるとされる日。〔八十八夜・二百十日などは、この日から起算する〕
立冬(りっとう)=二十四(節)気の一。陽暦十一月八日ごろ。暦の上で、冬が始まるとされる日。
【五節句】【二十四節気による四季の三区分】【二十四節気の記名】【和風月名】
●作例
正月の太陽襁褓(むつき)もて翳(かげ)る/誓子」
盆と正月が一緒に来たよう。 正月気分が抜けない。 目の正月をさせてもらった。 希望に溢れる新年を迎え。
啓蟄を啣(くわ)へて雀飛びにけり/茅舎」「深草のゆかりの宿の端午かな/飯田蛇笏」
「天(あめ)なるや弟(おと)七夕の項(うな)がせる玉の御統(みすまる)/古事記(上)」「七夕の渡る橋にはあらで/枕草子 99」
なまけものの節句

【詩歌用語】
節日。佳節。五節句。
「正月」一月。新年。新春。初春(しよしゅん・はつはる)。孟春。開春。春。年始。年初。睦月。新陽の候。迎春の砌。年始の折柄。 
元日。(1日)初日の出。元旦(1日の朝)。初夢(1日の夜)。三が日(1日〜3日)。初荷。書初め(2日)。松の内(1日〜7日) 
【五節句】【二十四節気による四季の三区分】【二十四節気の記名】【和風月名】
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