【ことわざ:か】
「あ行」「か行」「さ行」「た行」「な行」「は行」「ま行」「や行」「ら行」「わ行」
貝殻で海を量る=狭い見聞や浅薄な知識で、大きな問題を論じたり、判断したりする例え。
火中の栗を拾う=他人の利益のためにあぶない目にあい、痛い思いをする事。猿が猫をおだてて、炉の中の栗を拾わせ大火傷をさせたというイソップ物語による。
騎虎の勢い(きこ・)=《「隋書」独孤皇后伝から》虎に乗った者は途中で降りると虎に食われてしまうので降りられないように、やりかけた物事を、行きがかり上途中でやめることができなくなることのたとえ。
来てみればさ程でもなし富士の山=遠くから見れば壮大な山も近くに来ればそうでもなかった。子供の頃は壮大に見えた建物も、大人になって訪れるとそれ程でもなかった。
悔を千載(せんざい)に残す=後のちまで後悔する不本意な結果となる。
臭い物にふたをする=都合の悪い事実が外にもれるのを恐れ、その時だけ何かしようと、一時しのぎでそれを隠す事。
苦しい時の神頼み=普段は神を信じたり拝まないくせに、大きな苦しみや困難にでくわすと、神に祈って力をかりようとする事。
芸術は長く人生は短い=優れた芸術作品は、作家が死んだあとも生き続けるが、人の命はあまりに短く、はかないものだ、という事。
芸が身を助けるほどの不仕合わせ=裕福な頃に道楽でおぼえた芸のおかげで生計をたてているみじめな境遇である。
芸は道によって賢し=物事はその道にある人が一番よくわかっている。商売は道によって賢し。
芸は身の仇(あだ)=身に覚えた芸が、かえって身をあやまるもとになる。
芸は身を助ける=習い覚えた技が、生活をするのに役に立ったり、助けになる、という事。
光陰矢の如し=年月のたつのは、矢が飛ぶように早く、そして再び帰る事はない。月日がたつのは、とても早い、という事。
郷に入っては郷に従う=新しい土地に来たら、その土地の風俗・習慣に従うのが処世の法である。
ごまめの歯ぎしり=力のない者がいたずらに憤慨し、悔しがることのたとえ。
「あ行」「か行」「さ行」「た行」「な行」「は行」「ま行」「や行」「ら行」「わ行」
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