【あ】
哀歓(あいかん)=「悲しみと喜び」の意の漢語的表現。
愛別離苦(あいべつりく)=八苦の一つ。愛する人と別れわかれになる苦しみ。釈迦はこれを、人のどうしても受け入れなければならぬ悲しみと説いている。
喘ぐ(あえぐ)=[自五]息を切らして、苦しそうに呼吸する。困難な状態にあって苦しむ。
欠伸(あくび)=眠いとき、疲れたときなどに思わず口が大きく開いて息を深く吸い込み、やや短く吐き出す呼吸運動。(欠)漢字の旁(つくり)の一。「欧」「歌」などの「欠」の称。吹き旁(づくり)。
羹(あつもの)=熱物の意。「吸い物・スープ」の雅語的表現。羹に懲りて膾(ナマス)を吹く=度の過ぎた用心をするたとえ。
侮る(あなどる)=[他五]だれ・なにヲ― 相手を軽く見て、ばかにする。(名)侮り。
数多(あまた)=[副]「たくさん」の意の雅語的表現。〔古くは、「幾つか」の意〕。
普く(あまねく)=[副]当する広い範囲にわたって、一つも漏れることが無いことを表わす。
剰え(あまつさえ)=[副]別の物事や状況が、さらに加わるさま。多く、悪い事柄が重なるときに用いる。そのうえ。おまけに。驚いたことに。事もあろうに。
有るが儘(あるがまま)=ありのまま。明白な。ごまかしのない。
暗澹(あんたん)=―たる。―と。〔「澹」は、静かの意〕「どんより」の意の漢語的表現。見通しが暗く、前途に希望が持てない様子。薄暗くはっきりしないさま。暗く陰気なさま。
≪他ページ記載文字≫
「ア」愛(あい) 哀哀(あいあい) 哀韻(あいいん) 哀婉(あいえん) 哀求(あいきゅう) 合い言葉(あいことば) 秋沙(あいさ) 哀悼(あいとう) あいの風(-かぜ)
逢い引き(あいびき) 会・遭・遇・逢う(あう) アウストル 青嵐(あおあらし) 青北風(あおぎた) 青田(あおた) 「カ」別れ・散れ(あかれ) 秋津(あきず/あきづ) 倦む(あぐむ) 揚羽蝶(あげはちょう) あけもどろ 「サ」朝市(あさいち) 朝影(あさかげ)朝駆け(あさがけ) 浅葱(あさぎ)浅黄(あさぎ) 朝曇り(あさぐもり) 朝寒(あささむ) 朝潮(あさしお) 朝な朝な(あさなあさな)朝凪(あさなぎ)朝な夕な(あさなゆうな) 朝虹(あさにじ) 朝ぼらけ(あさぼらけ) 朝焼け(あさやけ) 足・脚・肢(あし) 葦(あし) 阿修羅(あしゅら) アスコット・タイ 「タ」頭(あたま) 艶(あで) 「ナ」乾風(あなじ) 「ハ」油風(あぶらかぜ) アブロホロス 「マ」蜑・海人(あま) 「ラ」アラー 荒磯波(あらいそなみ) アラビア馬・アラブ 霰(あられ) 「ン」安穏(あんのん) 安否(あんぴ)
【諺】
赤子の手を捻る 秋茄子は嫁に食わすな 東男に京女 後の祭り 危ない橋も一度は渡れ 石の上にも三年 痛し痒(かゆ)し 一世を曠(ムナ)しゅうする碩学(セキガク) 井の中の蛙大海を知らず 色の白いは七難隠す 色は思案の外(ほか) 色も香(か)もある 鵜の目鷹の目 恨み骨髄に徹する 恨みに報ゆるに徳を以(もつ)てす 栄枯(えいこ)盛衰 梅一輪一輪ずつの暖か 老い木に花咲く
【四字熟語】
合縁奇縁(あいえんきえん) 一世風靡(いっせいふうび)
●作例
哀歓を共にする。 人生の哀歓を描く。 喘ぎ喘ぎ進む。 重荷(物価高・貧困・不振)に喘ぐ。 侮りがたい相手。
普く天下に知らせる。 あまた並びて。
ありのままの事実。 ありのままの意見。 状況のありのままを語った。 ありのままに言うとあれは間違いだった。
ありのままを言う。 衝突時の状況をありのままに話しなさい。 暗澹たる思い。 暗澹とした表情。 曇空には雲が暗澹と動いていた。
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