【昆虫】
●字典
車飛蝗(くるまばった)=バッタの一種。頭からはねの先まで約5cm。体は濃緑色または黒褐色で、後ろばねに弧状の黒色帯がある。草むらに多い。本州以南から熱帯にかけて分布。
車虫(くるまむし)=「輪虫(わむし)」に同じ。
小灰蝶・蜆蝶(しじみちょう)=鱗翅(りんし)目シジミチョウ科の昆虫の総称。小形の蝶で、翅(はね)の表面は褐色・青色・紫色など。日本にはウラギンシジミ・ミドリシジミ・ベニシジミなど約60種が知られる。《季 春》
蜩(ひぐらし)=夏から秋にかけて、明け方や夕方に、カナカナと鳴くセミ。かなかな。〔セミ科〕
虫(むし)=人類・獣類・鳥類・魚貝類以外の小動物の総称。特に、昆虫をいう。美しい声で鳴く昆虫。スズムシ・マツムシなど。衣類や紙などを食い荒らす害虫。
人間のからだに寄生する害虫。蠕形動物の回虫をいうことが多い。子供の体質が弱いために起こる種々の病気。人間の体内にいて、意識や心理状態を左右すると考えられていたもの。潜在する意識や、感情の動きをいう。一つの事に熱中する人。
雪蛍(ゆきほたる)=綿虫(わたむし)の異名。
綿虫(わたむし)=半翅(はんし)目ワタアブラムシ科の昆虫のうち、翅(はね)があり、白色の蝋(ろう)物質を分泌するものの総称。体は小さく、綿くずが飛んでいるように見える。リンゴワタムシ・ヌルデノミミフシなど。ゆきむし。《季 冬》


●作例
綿虫や安静時間緩やかに/波郷」
に刺される。 むらで虫が鳴いている。


【詩歌用語】
「昆虫」虫。虫螻(むしけら)。虫類。幼虫。毛虫。芋虫。青虫。蚕。蛆虫(うじむし)。成虫。蝶(ちょう)。蛾(が)。蜂(はち)。蜻蛉(とんぼ)。蠅(はえ)。蚊。蟻(あり)。紙魚(しみ)。回虫。スズムシ。マツムシ。

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