【哀】
●字典
哀哀(あいあい)=深く悲しむさま。あわれなさま。
哀韻(あいいん)=言葉や音楽の、悲しく哀れをさそうような調子。
哀婉(あいえん)=あわれに美しくしとやかな・こと(さま)。
哀求(あいきゅう)=切実に訴えかけること。
悼む(いたむ)=[動マ五(四)]《「痛む」と同語源》人の死を悲しみ嘆く。「恩師の死を―・む」 。
悲哀(ひあい)=しみじみと感じられる悲しさ。
悲況(ひきょう)=悲しい状況。情けない有様。
悲壮・悲愴(ひそう)=―な。―に。悲しい(結果になりそうな)事ではあるが、勇ましく△ふるまう(心を奮い起こす)様子。―感。―美。悲しみで、心が痛めつけられるような感じを抑える事が出来ない様子。
ペーソス(pathos)=後ろ向きの生き方ではでな所はちっとも無いけれども、それがかえって人間らしいしみじみとした情味を感じさせること。哀愁。

●作例
哀哀たる情自然に発す/欺かざるの記(独歩)」
哀韻を含んだ一節」
哀婉雅亮すぐれたり/浄土和讃」
「食物を売つて呉れないか…、と僕は哀求した/思出の記(蘆花)」
人生の悲哀を語る。 忘れられない悲しい出来事。

【詩歌用語】
「哀」哀哀。哀韻。哀咽。哀婉。哀歌。哀感。哀歓。哀願。哀求。哀泣。哀号。哀哭。哀史。哀詩。哀辞。哀愁。哀恤/愛恤。哀傷。哀情。哀惜。哀切。哀絶。哀訴。
哀調。哀痛。哀悼。哀憫/哀愍。哀別。哀憫/哀愍。哀楽。哀憐。哀話。哀れ。哀れし。哀れっぽい。哀れぶ/憐れぶ。哀れみ/憐れみ/愍れみ/憫れみ。
哀れむ/憐れむ。哀しい。哀しび。哀しぶ。哀しみ。哀しむ。
「悲」悲しがる。悲しき玩具。悲しび。悲しぶ。悲しみ。悲しみの節。悲しむ。悲哀。悲運。悲歌。悲歌慷慨。悲感。悲観。悲観的。悲願。悲喜。悲喜劇。悲喜交交。
悲泣。悲況。悲境。悲曲。悲劇。悲劇的。悲惨/悲酸。悲惨小説。悲史。悲秋。悲愁。悲傷。悲心。悲絶。悲壮。悲壮美。悲愴。悲嘆/悲歎。悲調。悲痛。
悲悼。悲風。悲憤。悲憤慷慨。悲母。悲報。悲鳴。悲門。悲涼。悲涙。悲恋。悲話。

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