【朝】
●字典
あけもどろ=明け方の頃、朝日に染まり始めた美しくも荘厳な空の様子をあらわす沖縄の言葉。
朝影(あさかげ)=@朝日の光。「―にはるかに見れば山のはに残れる月もうれしかりけり/宇津保・春日詣」A朝、水や鏡などに映った姿。
朝駆け(あさがけ)=―する。朝早く敵陣を攻めたこと。〔新聞記者などが取材のために 朝早く押しかける意にも用いられる〕 ⇔夜討ち
朝曇り(あさぐもり)=朝の間一時空が曇っていること。
朝寒(あささむ)=十月ごろの、朝起きた時の肌寒い感じ。あさざむ。
朝潮(あさしお)=朝方の△満潮(干潮)。 ⇔夕潮
朝な朝な(あさなあさな)=「副]「毎朝」の意の雅語的表現。 ⇒よなよな
朝凪(あさなぎ)=朝の間、一時的に風が静まり、海岸(に近い所の海面)がしばらく穏やかになること。〔夏は、暑い〕 ⇔夕凪
朝な夕な(あさなゆうな)=「副]「朝晩」 の意の雅語的表現。いつも△忘れ(怠ら)ずに、続けることを表わす。
朝ぼらけ(あさぼらけ)=「夜明け・あけぼの」 の意の雅語的表現。しらしら明け。
朝焼け(あさやけ)=〔日光の反射で〕日の出前に東の空が赤くなって見えること。 ⇔夕焼け。
東雲(しののめ)=夜が明けようとして東の空が明るくなってきたころ。あけがた。あけぼの。
晨朝(じんじょう)=《「しんちょう」「じんちょう」とも》6時の一。卯(う)の刻。現在の午前6時ごろ。また、その時に行う勤行。朝の勤め。「晨朝の鐘」の略。
●作例
「はや引き渡す山かつら寺の晨朝の鐘告げ渡れば/浄瑠璃・二つ腹帯」
朝方に見た夢。
早朝 の「菩薩」の息づかいを感じ空気がおいしい。
東雲の空
【詩歌用語】
「朝」早朝。晨朝。晨。旦。大旦。元旦。暁。暁闇。暁光。暁紅。曙。曙光。あかとき。かはたれ。未明。黎明。東雲。有明。明け方。朝まだき。朝ぼらけ。朝明け。朝方。朝頃。朝ほど。今朝。朝毎。毎朝。朝な。朝々。幾朝。朝の間。朝光。朝陰。朝影。朝餉。朝食。朝粥。朝飯。朝酒。朝厨。朝掃。朝煙。朝戸。朝市。朝寝。朝起。朝衣。朝髪。朝鏡。朝姿。朝客。朝刊。朝灯。朝立ち。朝戸出。早立ち。朝歩き。朝涼。朝冷。朝寒。今朝秋。朝焼。朝茜。
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