【は】
把握(はあく)=―する。〔しっかりとつかむ意〕〔高度な内容の文章や複雑な情勢などを〕すぐれた能力で、要点を正確に理解(知る)すること。
ハードボイルド(hard-boiled)=〔卵を堅くゆでた〕感傷を排し冷酷な態度で対象を描こうとする文学(映画)の傾向。
ハーミテジ(hermitage)=隠れ家。隠者のすみか。庵(いおり)。寂しい一軒家。
拝謁(はいえつ)=―する。天皇・皇族などにお目にかかること。
拝借(はいしゃく)=―する。借りることの謙譲語。
図らざりき(はから-)=全く予測しなかった事が起こり、実に意外だと思う気持を表わす。
図らずも(はからずも)=(副)そういう事態になることは、当初から念頭に無かった、ということを表わす〔心ならずも〕。あらかじめ意図(予想)していた
稲架(はさ)=《挟(はさ)む、の意。「はざ」とも》竹や木を組んだ、刈った稲を掛けて乾かす設備。稲掛け。《季
秋》―襖(はざぶすま)。
馳せる(はせる)=(自他下一)走る。走らせる〔思いやる〕〔広める〕。
八面六臂(はちめんろっぴ)=仏像などが八つの顔と六つの腕をもつこと。あらゆる方面にめざましい働きを示すこと。「―の働き」。
憚る(はばかる)=遠慮する。他聞(人目・他人)を―〔=避ける〕。無遠慮にふるまう。
憚らない=おおっぴらに何かをする。
食む(はむ)=「食べる」の雅語的表現。高給を食む〔=もらって生活している〕
≪他ページ記載文字≫
「ア」ハーブ(herb)
鷂(はいたか) 杯盤(はいばん) 南風(はえ) 延縄(はえなわ) 羽織る(はおる) 「カ」破顔(はがん) 歯軋り(はぎしり) 穿く・履く 佩く・帯く(はく) 白寿(はくじゅ) 白昼夢(はくちゅうむ) 薄暑(はくしょ) 白夜(はくや) 白露(はくろ) 「サ」橋(はし) 嘴太鴉(はしぶとがらす) 「タ」旅籠(はたご) 二十歳(はたち・はたとせ) 初笑い(はつわらい) 「ナ」花曇(はなぐもり) 「ハ」ハブーブ 「マ」浜木斛(はまもつこく) ハムシン 鱧(はも) 「ヤ」早手(はやて) 「ラ」腸(はらわた) ハリケーン 春嵐(はるあらし) 春一番(はるいちばん) 春霞(はるがすみ) 春日(はるひ) 春日影(はるひかげ) 春日燦(はるひさん) ハルマッタン
【諺】
背水の陣 馬脚を露(あらわ)す 始めあるものは必ず終わりあり 馬車馬のように働く 蜂の巣をつついたよう 羽目を外す 一筋縄では行かぬ ひさしを貸して母屋を取られる 顰(ひそ)みにならう 一太刀恨む 人の口に戸は立てられぬ 人を呪えば穴二つ 火に油を注ぐ 髀肉の嘆(たん)をかこつ 檜舞台 百尺竿頭一歩を進める 氷山の一角 火を見るより明らか 風月を友とする 風前の灯火(ともしび) 笛吹けど踊らず 平地に波瀾を起てる 臍で茶を沸かす 臍を曲げる 下手の考え休むに似たり 下手の横好き 臍(ほぞ)を噛む
【四字熟語】
杯盤狼藉(はいばんろうぜき) 破顔一笑(はがんいっしょう) 馬耳東風(ばじとうふう) 八熱地獄(はちねつじごく) 八面六臂(はちめんろっぴ) 麦稈真田(ばっかんさなだ) 判官贔屓(はんがんびいき) 被害妄想(ひがいもうそう) 悲喜交交(ひきこもごも) 美辞麗句(びじれいく) 飛耳長目(ひじちょうもく) 筆問筆答(ひつもんひっとう) 人身御供(ひとみごくう) 悲憤慷慨(ひふんこうがい) 眉目秀麗(びもくしゅうれい) 百尺竿頭(ひゃくしゃくかんとう) 不可抗力(ふかこうりょく)
●作例
「稲架(の道朝夕きよくなりにけり/林火」。
「竹の風ひねもすさわぐ春日かな/犀星」
図らずも違約の已む無きに立ち至りました事は洵(マコト)に残念。 先刻図らずもわざわざお出で頂き恐縮です。
今回の受注競争では図らずも情報収集力の弱さを露呈する結果となった。
合格の知らせに破顔する。 馬を馳せる。 天下に名声を馳せる。 思いを故国に馳せる〔思いやる〕。
だれに憚ることも無い。 憎まれっ子世に憚る。
牛が草を食む。
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