【ま】
まい瑰(まいかい)=赤色の美しい石。ハマナス(からとった染料)。
枚挙(まいきょ)=―する。〔「枚」は、もと種種の物を算(カゾ)えた助数詞〕一つひとつ算えあげること。
枚挙に遑(イトマ)が無い=いちいち算えあげられないほど多い。
まだるっこい=〔「間怠い」の強調形〕物事を処理する動作がのろのろしていたり手続きが煩瑣(ハンサ)であったりして、じれったいほどだ。まだるっこしい。まどろっこしい。―さ。
真名(まな)=〔仮名(カナ)と違って〕中国から伝来した文字である、漢字。「真字」とも書く。真名仮名=万葉仮名。真名本(ぼん)=漢字だけで書かれた本。
漫漫(まんまん)=―たる。―と。遠く広びろとした様子。

≪他ページ記載文字≫
「カ」磨崖仏(まがいぶつ) 牧場(まきば) 枕木(まくらぎ) 真菰(まこも) 「サ」真風(まじ) 「タ」町・街(まち) まつぼり風 マドロス 微睡む(まどろむ) 「ナ」愛・真(まな) 眼差し(まなざし) 「ハ」マフ マフラー 「ヤ」眉(まゆ) 繭籠り(まゆごもり) 眉引き(まよびき) 「ン」曼珠沙華(まんじゅしゃげ) 漫歩(まんぽ)   
【諺】
摩訶不思議 右から左 水清ければ魚棲(す)まず 水に流す 水は方円の器に従う 虫の息 虫の居所が悪い 虫も殺さぬ 目で目は見えぬ 目にも留まらぬ 目の黒い内 目の毒 目は口程に物を言う 目もくれず 餅は餅屋
【四字熟語】
麻姑掻痒(まこそうよう)
●作例
「草にも真名にも、さまざまめづらしきさまに書きまぜ給へり/源氏(葵)」
この種の犯罪例は枚挙にいとまがない。
時間のたつのがまだるっこいなあ。 波漫漫として空と連なり。

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