【眉】
●字典
眉宇(びう)＝〔古〕〔「宇」は端の意〕まゆ（のあたり）。
眉(まゆ)＝《「まよ」の音変化》目の上に弓状に生えている毛。まゆげ。近世の烏帽子の前面下部の中央、とがったひだの下のやや出っぱった所。牛車(ぎつしや)の屋形の出入口上部にある軒。 伊勢船造の箱型船首の装飾で、船首両側棚の下部に細長く眉状に黒く塗るもの。 虹梁(こうりよう)・破風板などの下縁につけた装飾的な彫り込み。断面がレ字形の欠き眉、Ｓ字状の出入り眉、浅い円弧状の薙(な)ぎ眉などがある。
眉引き(まよびき)＝眉墨で眉をかくこと。また、かいた眉。まゆひき。


●作例
「振り放(さ)けて三日月見れば一目見し人の眉引き思ほゆるかも/万・九九四」
眉宇に漂う決意。　

【詩歌用語】
「眉」眉毛。眉黒子。白眉。眉根。眉唾。眉墨。糸眉。遠山の眉。描き眉。蚰蜒(げじげじ)眉。毛虫眉。地蔵眉。高眉。作り眉。殿上眉。八字眉。引き眉。棒眉。細眉。三日月眉。柳の眉。連山の眉。
「面」面輪。面差し。面影。俤。面立。面形。面構え。面変り。外面。内面。髭面。面映ゆ。かんばせ。貌。風貌。みめ。みめかたち。

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