【ことわざ:ま】
「あ行」「か行」「さ行」「た行」「な行」「は行」「ま行」「や行」「ら行」「わ行」
摩訶不思議=非常に不思議であるという事。摩訶=サンスクリット語で、大いなる、非常にの意。
右から左=受け取った物を、そのまますぐに他へ渡してしまう事。または、物事を簡単に処理してしまう事。
水清ければ魚棲(す)まず=あまりに水がきれいだと、かえって魚が住まない、という事。また、人間もまじめで心がきれいすぎると、あまり人がよりつかないものだ、という事の例え。
水に流す=過去にあった事は、すべてなかった事にする、という事。
水は方円の器に従う=入れ物次第で、どうにでも形を変える。
虫の息=今にも息を引きとりそうな、弱々しい呼吸の事。今にも死にそうな状態にある事。
虫の居所が悪い=わずかな事にも怒りっぽく、不機嫌な状態をいう。
虫も殺さぬ=虫も殺さない程優しい、という事。また、おとなしそうなようすの事。
目で目は見えぬ=とにかく自分の欠点は気がつかない、という事。自分の目で自分の目を見る事はできない事から。
目にも留まらぬ=あまりに速くて、はっきりと見定める事が出来ない事。見る事は出来ても、はっきりとそれを見る事ができない。
目の黒い内=生きているうちに、という事。また、生存している間に、という事。
目の毒=見てしまうと、とても欲しくなってしまうような物の事。見ると害になる物の事。または見て苦痛となる物の事。
目は口程に物を言う=口に出して言わなくても、目つきで相手に気持ちを伝える、という事。言葉を出して伝えるのと同じぐらいに、目によって気持ちを伝える、という事。
目もくれず=少しの興味や関心も示さない事。また、見むきもされない事。
餅は餅屋=物事にはそれぞれ専門が有り、それに通じていなければ専門家にはかなわない事の例え。

「あ行」「か行」「さ行」「た行」「な行」「は行」「ま行」「や行」「ら行」「わ行」

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