●慕嬢詩『シール』




 今日は娘のホームページ更新日。3日前からテーマを考えているが、500作以上書いてきたとなると、そう簡単には新しい題材が見つからない。
 悶々としながら今朝の新聞を広げると、「シール争奪戦 過熱」の見出しが目に入った。記事によると、昨年の流行語大賞にノミネートされた「平成女児」ブーム。平成時代に小学生だった女性が、当時流行っていた商品などを懐かしむことを指す言葉だ。このブームが追い風となり、シールの収集、交換が再燃しているらしい。
 「平成女児」とはなんぞや?調べると2000年代前半に小学生だった女の子たちの文化が、いま再び注目されているという。
 2000年は娘がかろうじて小学6年生。「平成女児」にあたるのかな、と思いながら遠い娘を回想した。
 娘は机の引き出しに大切そうにシール帳をしまっていて、ノートやプロフィール帳、アルバムの隅まで色とりどりのシールを貼っていた光景が浮かぶ。当時の私は、どうしてこんなに貼るのかなと半ばあきれて眺めていた。
 けれど今思えば、あれは娘なりの「ここに残したい」という気持ちの印だったのだろう。
 娘のシール帳はどこかにしまい込んだので開ける事はないが、あの一冊の向こう側には、私の知らなかった娘のやわらかな時間が、確かに息づいている。
 それはそうと、このブログがギリギリながらも仕上げられたのは天国の娘の救いの手があったのだと思っている。

※慕嬢詩(ボジョウシ)=亡くした娘を慕う気持を綴った詩・文。私の創作語。
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