●慕嬢詩『三寒四温』


冷たい風が吹きすさび
思わず身を縮こまらせる
どんなに冷たい冬でも
寒さに震えながら春待てば
いつの間にやら和らいで
やがて暖かい日がやって来る

暖かくなったり寒くなったり
立春から三寒四温を繰り返し
季節はゆっくり春へと向かう
ひと雨降るたびに春が近づく
まだ冬の匂いが残る日常に
色づき始めた草木がなびく

三日寒くて四日暖かい「三寒四温」
昔の人は短くわかりやすく例えた
私の人生は3歩進んで2歩下がる 
楽あり苦もあり一喜一憂
寒い日と暖かい日を重ねながら
季節の変遷を感じながら成長していく

雪の下から芽吹くふきのとう
独特の風味が癖になる美味しさ
公園では梅の花が咲き乱れ
ジャスミンに似た甘い香りが漂う
ウグイスの澄んだ鳴き声を
今か今かと心待ちをする
自然の営みのこの喜びを
悠遠の娘と分かち合いたい

※変遷(へんせん)=時の流れとともに移り変わること。
※悠遠(ゆうえん)=時間的、空間的に、はるかに遠いこと。

※慕嬢詩(ボジョウシ)=亡くした娘を慕う気持を綴った詩・文。私の創作語。
#慕嬢詩 #三寒四温 #チャレン爺有村 # スナックタイガース #有村正


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