慕嬢詩『白日夢』

ポカポカと 暖房効いた 昼下がり
君の部屋の スケボーを見て 思いふける
なめらかな滑りから いきなりのジャンプ
空中に 身体とボードを 投げ込んで
つかの間の 一枚の板の 美を表現
十代の 君の輝きを 見たような…
ポカポカと 暖房効いた 昼下がり
夢とうつつに狭まれて 心がゆらいだ

ぬくぬくと 安らぎ感じる コタツの中
アルバムめくり 想像めぐらす 君のこと
穏やかにたたずむ 森の中の教会
純白のウエディング・ドレスの 花嫁と
粛々と バージンロードを 踏み締めて
緊張と喜ぶ自分が いたような…
ぬくぬくと 安らぎ感じる コタツの中
夢とうつつに狭まれて 心がゆらいだ

※白日夢=日中、目覚めている状態で現実で起きているかのような空想や
想像を夢のように映像として見る非現実的な体験。また、そのような非現実
的な幻想にふけっている状態を表す言葉。
※慕嬢詩(ボジョウシ)=亡くした娘を慕う気持を綴った詩・文。私の創作語。
#慕嬢詩 #白日夢 #チャレン爺有村 #有村正

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