hitomi's poem |
hitomiの詩 part60 同窓会 啓蟄というのに夜はまだ寒い どうせ店は暇だろうと侮っていたら 若い男の子と女の子が来た 二人は娘の同級生だ 少し前に小六の同窓会があり 二人は小学校以来の顔合わせだとか 懐かしい顔に面影が残る顔 記憶が薄い顔に見当つかない顔 話しているうちに思い出せる顔 セピア色の昔話に花咲かせ それぞれの近況報告で盛り上がり 楽しかったと振り返っていた そんな中、瞳の話題が出たらしい そして此処へ来る事になったとか 薄れかけた記憶を辿りながら 私も二人の会話に参加した 6年2組の担任の話に学校の話 とりとめのない話につのる話 思いきり沢山の話をした 話の中の知っている友達の名前に 瞳が家に連れて来た時の事を思い出す 今日の女の子は一番仲が良かった子で 瞳と一緒に唄った曲を披露してくれた 私は瞳が好きだった「Jupiter」を唄う 二人は瞳と一緒でレゲエが好きだとか ブギーマン、ボブ・マーリーに目が輝く 「普通やったら、ここに瞳もいてるんやろな」 淋しがり屋の瞳もきっと同窓会に出たかったはず はるか遠くの娘を重ねては胸を詰まらせた |
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hitomiの詩 part59 冬支度 | ||
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