hitomi's poem

hitomiの part30(桜の木)


陽気に満ちた心浮き立つ春の昼下がり
小鳥の歌声につられ自宅の二階の窓を開けると
川沿いの遊歩道に春色の風景が広がっている
目の前には大きな桜の木が立ちはだかっていて
見事な枝ぶりに色鮮やかな花びらを咲かせている
その小枝が窓の際まで腕のように伸ばして
桜色に飾られた梢を私に差し伸べているようだ
そして風に吹かれながらゆさゆさ揺らして
「こっちを向いて」とサインを送り
「きれいな私を見て」と伝えているみたい
風に吹かれてチラチラと花びらを落として
地面にピンクの絨毯(ジュウタン)敷いてるようだ
桜の花のすき間から遠くに目を向けると
花のフレームの中で行き交う人々が
こちら見て満開の桜に笑みを浮かべている
瞳も天上から絢爛(ケンラン)と咲き誇る
大きな桜の木を見ているかな…


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 hitomiの part31(あれから…)


君が私のもとを去ってから早や4年。
あれから私は1日たりとも君を忘れたことはない。
君のこと、何度も夢の中に出てきて欲しいと願った。
せめて夢の中でもいい、会って話し合いたいと思った。
君の温もりを求めて遺品の服に袖を通したこともあった。
アルバムを開いては何度も涙を流したこともあった。
君を亡くした時は、世の中が真っ暗になってしまった。
奈落の底に突き落とされるかのような絶望感を味わった。
君を幸せにしてやれなかった、守りきれなかった悔恨の日々。
あの時は、私にはもう幸せなんていらないと思った。
しかし落ち込んでばかりいては君が嘆くのでは?と思い直した。
あれから、私は君に喜んでほしいと思い色々と勉強をした。
君のホームページ、君のブログ、君の詞、君の似顔絵を書いた。
そして君の好きな歌を唄ってNHKのど自慢でチャンピオンに。
君のお陰で私は踏み入れた事のない経験をさせて貰い成長した。
私は朝の拝礼、夜のお休みの言葉は1日も欠かした事がない。
あれから…


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