hitomi's poem
hitomiの詩 part3(通夜) |
次々に 運び込まれる 数々の献花が 祭壇を引き立てる
棺の中の 顔を見る… まだ亡くなったと 実感がわかない
やりきれないという感じで 別れを惜しむ 弔問
来る人、来る人に 愛称で呼ばれる 我が娘
孤独だと 思っていたが 多くの人に 愛されていたのが 感じとれた
読経中 奇跡で瞳 起きあがれと 幾度も念じる
君の写真 じっと見つめ 過去を巡らせ 思いをはせる
会葬者の 中に見た 生き別れの 妹の姿が…
ああ、生きている時に 逢わせたかったと 自分を責める
「悠
病院から駆けつけた ギブスをはめた 車椅子のいとこの娘
ぎこちない焼香姿に より一層 涙を誘う
お通夜の ふるまいも 無事に終え 控え室に身を移す
参列の 人々も 明日に備え ぼちぼちと 帰宅した
一息の時 通夜に遅れた 友が弔問に かけつけた
焼香の後 真夜中まで 瞳の思い出 あれこれと語りあう
一晩中 線香の火 絶やさぬ様に 気を配り 亡骸
妻と二人 肩を並べ 横になるが 瞳の寝息 聞こえない
一息つくと また友人が弔問に これを何度か 繰り返す
朝の6時 明日の葬儀 気にしながら 疲労困憊
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