hitomi's poem |
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私は今、天国の瞳に喜んでもらおうと 娘の出来なかった夢を父が叶えようと 一所懸命、仕事と趣味に打ち込んでいる。 陽気に振る舞い、活発に行動していて 周りから生き生きしているように見えるらしい。 そんな私だが眠れない日が時々ある。 何気なく涙がこみ上げてくる時もある。 病床の中で瞳の苦しんでいる顔が 頭の奥に浮かんでは心を打ち砕(クダ)く。 助けを求める声に気づけなかった無念さ 瞳を助けられなかった自責(ジセキ)の念で苦しむ。 あの時、どうして仕事ばかりを優先し 瞳に目を向けてあげられなかったのか 自分のいたらなさに苦悶(クモン)する。 誰もが十字架を背負っているというが、 これが私に架せられた十字架なのか。 この苦しみを解き放ってほしいと神様に祈る。 もし神様が願いを一つだけ叶えるとしたら 私は娘が生き返ることを望むだろう。 そして娘のすべてを受け止めてあげたい。 私に悩みを打ち明け私を慕(シタ)ってほしい。 娘とって何でも話せる父親になりたい。 陰になり日向(ヒナタ)になり夢を叶えさせてあげたい。 ああ、いくら思っても、はかない願いごと。 この十字架が心に重くのしかかり いつも背負い続ける痛みは癒(イ)えない。 今さら戻れない過去に懺悔(ザンゲ)する。 |
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