エッセイ:essay |
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ドラマ『陸王』 (18/1/15) | |
昨年の10月から年末までTBSで放映していた『陸王』は、終始一喜一憂させられて最近見たドラ マの中で一番心に残った。 主人公の「こはぜ屋」の宮沢社長が再三再四の障害や挫折を乗り越えて最終的に成功を収め たのは、強い信念と仲間を大切にしたからだと思う。 宮沢社長の自分の事はさておいて人の事を思いやる心、人を信じる心、最後まで諦めない熱意 にいつも感銘を受け、こういう人格者になりたいと思った。 社長や社員、陸上選手、製造に携わる人々の熱い思いのぶつかり合いや、出演者達の気持ち のこもった演技が、観てる者の心を引き付けた。 私事ではあるが毎回クライマックスシーンで流れる“Jupiter”を耳にするたびに、この曲を特に好 きだった娘が目に浮かびジーンと胸を熱くしていた。 また、「こはぜ屋」が足袋シューズの開発していくにあたり、応援しアドバイスをしてくれるスポーツ ショップの経営者が“有村”。 私と同じ苗字なので彼が出てくる度に、他人事ではない様な気になり嬉しくなる。 色々な感情が重なったドラマ『陸王』は私にとって、かけがえのない一作になった。 |
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眼科 (17/11/15) | |
ここ数年、昼間は人の顔が二重に見えて、表で人とすれ違う時に会釈をした相手が誰かと分か らず、通り過ぎてから初めて知人と気づくことが多々ある。 そんな事もあり、今年の5月に免許証の切り替え時に、そろそろ視力検査で引っ掛かるかなと危 惧していたが辛うじてクリアした。 まだまだイケると思い老眼鏡も持たずになんとか過ごしていたが、2か月ほど前から右目に物が 飛んでいる様に見え、目を動かすとふわっと一緒に動き、まばたきをしても目をこすっても消えなく なった。 あまり気にせずにいるとまつ毛の様なものがチラつく様になり、それが徐々に大きくなって糸くず の塊になり視界をさえぎる様になった。 自分の目には自信があり、生まれてこのかた眼科に掛かった事がなかったが、70歳を前に初め て眼科のお世話になる事にした。 検査の結果、右目の違和感は飛蚊症(ヒブンショウ)。それに加えて軽めの白内障と遠視と乱視。気 を付けたいのは緑内障と網膜剥離(ハクリ)の可能性があると言われ、知らぬ間に目の病気のコレク ターになっていた。 これからは、医師に定期的に検査に来る様に言われたが、そう言えば瞳が小さい時に斜視で眼 科に通った遠い昔を思い出した。 |
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残暑 (17/9/1) | |
「パパさんママさんお元気ですか?八月も今日で終わりですね…。 本当に月日がたつのは早いものですね!私は少し夏バテ気味です。。。 まだまだ残暑は厳しそうですが暑さに負けずにお仕事頑張って下さいね!! 」 娘の友達から優しい心遣いのメールが届いた。 盆が過ぎても猛暑日が続いて、街行く人も公園の草木もうなだれている。 ご多分に漏れず、若くはない私も夏バテ気味だった。 がしかし、若い娘さんからのエールで元気を取り戻した。 げんきんなもので、夏バテで減退していた食欲も取り戻した。 暫らく休んでいたウォーキングを久しぶりにした。 これからは、少なくとも週に2回はウォーキングをしよう! 熱中症になってはいけないので、水分補給に水筒を持って颯爽と散歩。 太陽がジリジリと焼き付けるかと思っていたら、昨日までの猛暑は嘘のよう。 今日は一転して太陽が優しくなり、爽やかな風が吹いている。 見慣れた街並みも違って見えるし、心なしか足取りも軽い。 八月の終わりと言えば、宿題と格闘していた瞳を思い出した。 「早い目に宿題を済ませば、最後まで楽しい夏休みが過ごせるのに」 瞳に言っていたのに毎年、宿題の追い込みにてんやわんやの大騒ぎ。 よくよく考えてみると、私も子供の頃は夏休みの終わりが近づく度に宿題に四苦八苦していた。 私の血を受け継いでいるのだなと、思い出し笑いをしながらテクテクと歩いた。 今日はたまたま少し気温が下がり快適な風が吹いたが、また暑さがぶり返すらしい。 残暑の合間のすがすがしい秋日和の日に、気持ちの良い一日を過ごせた。 |
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