【四字熟語:た】
「あ行」「か行」「さ行」「た行」「な行」「は行」「ま行」「や行」「ら行」「わ行」
大器晩成(たいきばんせい)=すぐれた器量の人は往往にして遅れて大成するということ。
大言壮語(たいげんそうご)=―する。実現出来そうもない事を、口でだけ さも出来そうに言うこと。また、その言葉。
太鼓医者(たいこ-)=口ばかり上手で、医療はそれほどでない医者。
大慈大悲(だいじだいひ)=すべての人の苦しみを救い、漏れることなく恵みを与える、観世音(カンゼオン)の慈悲。
泰然自若(たいぜんじじゃく)=[ト・タル][形動タリ]落ち着いていて物事に動じないさま。「泰然自若として騒がず」
大乗仏教(だいじょうぶっきょう)=紀元前一世紀以後インドに発生し、中国・日本・チベットなどに伝わった仏教の流れの通称。竜樹の中観派、無着・世親の瑜伽(ゆが)(唯識)派によって確立され、以後多様に展開した。一般的傾向としては、菩薩の修行、他者救済の重視、在家信仰の承認、空思想の深化などがあげられる。大乗。大乗教。
知行合一(ちぎょうごういつ)=本当に知る、ということは必ず実行を伴うものであるという倫理説。
魑魅魍魎(ちみもうりよう)=さまざまの化け物。魍魎。
朝三暮四(ちょうさんぼし)=〔昔中国で、サルにトチの実を朝に三つ暮に四つ与えようとしたら怒ったので、それでは朝四つ暮三つにしようと言って与えたら喜んだということから〕 眼前の差にばかりこだわって 結果が同じになるのを知らないこと。〔言葉の上でだけうまく話して、他人をごまかす意にも用いられる〕
彫心鏤骨(ちょうしんるこつ)=―する。〔芸術作品、特に詩文などを〕非常に苦心して作ること。ちょうしんろうこつ。
朝令暮改(ちょうれいぼかい)=―する。定めたあとから次つぎと法令が改められ、よりどころとならないこと。

手練手管(てれんてくだ)=《同義の二語を重ねて意味を強めたもの》「手練」に同じ。「手練手管を弄する」「手練手管にたける」
天衣無縫(てんいむほう)=―な。―に。[名・形動]《「霊怪録」による》天人の衣服には縫い目のあとがないこと。転じて、詩や文章などに、技巧のあとが見えず自然であって、しかも完全無欠で美しいこと。また、そのさま。「―な(の)傑作」。天真爛漫(てんしんらんまん)なこと。また、そのさま。「―に振る舞う」
田園詩人(でんえんしじん)=田園を愛し、その生活や風物をうたう詩人。ワーズワース・陶淵明など。
天下太平・-泰平(てんか‐たいへい)=[名・形動]世の中が平和でよく治まっていること。また、そのさま。「―な世」。なんの心配事もなくのんきにしていること。また、そのさま。「―の暮らしぶり」
天空海闊(てんくうかいかつ)=[名・形動]大空と海が広々としていること。転じて、度量が大きく、こだわりのないこと。また、そのさま。「まだ気持ちが、―に、からっと晴れ亙ってくれないんだ/里見・安城家の兄弟」
天井桟敷(てんじょうさじき)=劇場の後方最上階の安価な観覧席。
天壌無窮(てんじょうむきゆう)=天地の存在する限り、長く繁栄し続けること。
天真爛漫(てんしんらんまん)=―な。―に。〔子供などの〕むじゃきな(で、憎めない)様子。「―な性格」。
天地開闢(てんちかいびやく)=世界の出来初め。
天変地異(てんぺんちい)=天変と地異。自然界に起こる異変。台風・地震・洪水など。

当意即妙(とういそくみょう)=すばやくその場面に適応して機転をきかすこと。また、そのさま。
同工異曲(どうこういきょく)=ちょっと見ると作り方が違うようだが、実は大体同じようなこと。異曲同工。
同床異夢(どうしょういむ)=同居していながら考えている事はそれぞれ別であり、融和しないこと。〔広義では、共同で事に当たりながら究極の考えや目的が異なる意にも用いられる〕。「―に終わる」。
党同伐異(とうどうばつい)=道理の有無に関係無く、常に同志に味方し、相手方を攻撃すること。
東奔西走(とうほんせいそう)=―する。あちこち忙しく駆けまわること。
得意満面(とくいまんめん)=[名・形動]得意そうな気持ちが顔じゅうに満ちあふれること。また、そのさま。「―な笑みを浮かべる」
特筆大書(たいしよ)=―する。特に目立つように書きしるすこと。


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