パロディことわざ集

PART-5
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手ですることを足でする
 昔々の大昔、人間の先祖は四ツ足で歩いていたと思うと、手も、足だったでは
ありませんか。
 足の指が手のように使えたら、下半身の病気はなおるそうです。血の循環が
良くなるからでしょうか。
 こうして、手でパソコンのキーを打ちながら、足では編み針を持ってセーターなど
編んでみようかな。
 そして健康で暮らせたら、いうことありませんもの。

当たり前のことをしないで、してはならぬことをするという意。
立っているものは親でも使え
 以前は、親に権威が会った。
「新聞踏んだらいけません」
「おつかいにいきなさい」
「本は大切に」
 と、やかましく言われたものだった。
 今は、ニューファミリーの為、子育て
はなんとなく楽しみの人が多い。親の
自信のなさプラス子供の甘え上手で、
立っていようが、座っていようが親は
使われる。
 ますます、このことわざに近づいてき
た。いや、すでに超えているかも…。
急ぐ幼児の時は、そばにいる者は誰でもいいから使えという事。
       座っている者が近くに立っている者に用を頼む時にいう。
は死んるので、生きているうちは判断
となりの花は赤い
 花だけではありません。隣の菜園の菜っ葉だって青いのです。
そう言ったら、菜っ葉とネギを沢山もらい、美味しく味わいました。
 こちら隣の花は赤ちゃん。お母さんが働いているので、赤ちゃん
を預かることにしました。「寝る子は育つ、人助け」の頃から、今は
「七月投(ナナツキナ)()り」「()えば立て、立てば歩め」のコトワザ通り、トモ
チャンは這い這いのケイコです。お向かいのヨーコチャン、お隣の
ナナチャンも遊びに来て、花に蝶の訪れです。
 そして赤ちゃんの可愛らしさに、夫婦二人ぐらしの家の中の空気
は甘くなるのです。隣の花をうらやましがっていないで、言ってみる
ことですね。

生後七ヶ月頃になるとどうやらこうやら座れるようになること。

立て板に水を流すように、舌の運びがなめらか。
長いものに巻かれろ
 なすがままの精神こそ、日本を経済大国にした。
日本人は自然を愛する。より自然であればそれで
よいのである。
 ウドン、ソバを見てみたまえ。長いなりである。
それをあまり考えず、ズルズルと飲み込むのであ
る。これがなすがままである。
 学校給食で外国産のマカロニが使われた時、
「コレナニ?」と子どもたちはビックリしたそうな。
短くて穴があいているんだもの。その子どもたちが
育ってきて、やっぱり長いものに巻かれるのかな。

強い相手にはさかわらず、ハイハイと従ったほうが得という意味。
鼻の下が長い
●鼻の下が長い…なあに、ヒゲでもはやせば、ごまかせます。
●髪が長い…髪の長いは七難隠すといい髪長きは美人とされました。
 (顔の長い人、前髪が長いといいと思うよ。)
●目が長い…気長に物事を見る。
●眉毛が長い…長生きする。
●まつ毛が長い…幸せまたは眠たがり。
●口幅広し…横に長い、遠慮しないでズバズバものを言う。
●舌が長い…よくしゃべる(エライサンの二枚舌よりマシ)
●首が長い…待ち焦がれる様子(若い時は長いが、だんだん短くなる)
●手が長い…手クセが悪い。ぬすみグセ(ス-パーなどで流行している)
●爪が長い…欲が深いこと。
●尻が長い…なかなか帰らない(オバンになると伸びやすい)
●足の人差し指が長い…親より出世する。
・・
胴長短足…中国の観相
では、五臓六腑がキチン
とおさまり、短い足で安定
して支えるのが結構な事
とされておりました。
従って、足の長いのは、
早死で不幸せという事で
す。今は足の長いのがい
いという時代です。不運な
時代とならない様にと願っ
ています。
二月の瓜うり
 喫茶店で、「ボク、メロナラモード」と云いますと、冬であろうが眼前には、
なにやら瓜のような物がのっかった、やたら甘い物が出てまいります。
 一年を通じて、おおよそ、何でも手に入る世の中であります。今や、本当
にその季節に出来たものを見つけることの方が、めずらしい。
 実際、自分の家の植木鉢にイチゴが赤くなる頃、八百屋でイチゴを見つ
けるのは、むつかしいんだから。

男の子がこの手のものを注文するのがハズカシイ時代は過ぎた。某大学には、
チョコパ(チョコレートパフェ)同好会なるものがございました。


季節外れの珍しいもの。ぜいたくな食べ物。
ぬかみそがくさる
・・・

調子はずれの悪い声で歌うと、糠みそでさえくさる。うんざり、もう聞きたくないこと。
ぬか袋と小娘は油断がならぬ
 手にスッポリ入るくらいのふくろにて、糠を入れて、顔と体を洗う。
美肌用である。ゴシゴシと力を入れるものだからほころびやすい。
水分があってこするものだから、仕方がない。
 で、糠袋と同じようにほころびやすいのが若い娘。お父さん! 気
をつけて下さい。娘の尻などに糸くずなどついていませんか。まして、
毛ェなぞがついているようなことがあったら、これはたいへん!
 しかし、うっかり注意などなさると、親のほうが傷つけられる世の
中です。
 お父さん!あなたも気をつけて下さいヨ!

糠袋はほころびやすく、若い娘も傷つきやすい。共に目が放せないという意味。
猫に小判
 思うに、猫というのは結構、有能な動物なのである。
 お金を与えれば、猫の額ほどの土地に、大会社でも設立する。
 店に置いておくと、オイデオイデと、人を呼んでくれる。
 不器用にみえる手でも、忙しいときには役に立つと人は思う。
 状況に応じて、対応する順応性があるらしい。
 しかしながら、猫は少しばかり眠気が多いので何もしない。

  ※猫に小判
 招き猫
 猫の手も借りたい
 借りてきた猫
貴重なものを持っていても値打ちがわからず、役に立たないこと。
有難みを感じないこと。豚に真珠ともいう。
イタチのいない間の鼠ねずみ
夜中に天井をドッドッドと走り回る音がする。こわいような大きな音で、イタチ氏
らしい。「やかましくてたまらん。どうしたらいい」と物知りおじさんに聞くと、「栗
のイガまいとき」との教え。
早速、まいてみると、イタチ氏は引越ししたらしく、大きな音がしなくなってヤレ
ヤレ。と、思った途端、今度はダダー、ダダーとネズミ氏の走る音。で、天井を
調べてみると、ネズミ氏がイガの中の小さな栗を食べておりました。これは本当
の話です。
人間世界は、えらい人、立派な人がいないと、つまらん人が幅を利かすことに
なります。そして、誰もいないと、チョロチョロと品物をひいていくのです。

ネズミの強敵イタチがいないと、ネズミが威張っている。すなわち、自分より強い
人がいない間、大いばりする人のことを云う。
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