hitomi's poem
hitomiの詩 part95 晩秋





冷たい風に打たれて舞い落ちた
銀杏で街は黄金色
ロマンチックな夕日に染められて
晩秋の空はオレンジ色
ギラギラとした真夏のそれではなく
日差しも弱く柔らかな夕日は
今日も思い出を残して沈んでいく
少しずつ短くなる日脚、
日ましに冷たくなる空気
そこはかとなく淋しい気配がただよい
深まりゆく秋の移ろいを感じる
そんな時空の中に佇んでいると
君への思いが募り胸を焦がす
冬を間近に控えた晩秋は
そんな切なさをそっと包んでくれる

※慕嬢詩(ボジョウシ)=亡くした娘を慕う気持を綴った詩・文。私の創作語。




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