hitomi's poem

hitomiの詩 part67 線香の煙



私は毎朝、
亡き娘を偲んで
仏壇に手を合わせている

線香の煙が真っ直ぐに
凛と上へ立ち昇る
気持ちがグッと引き締まる

煙が少し揺れている
遺影に目を向けると
娘が微笑んでいた

煙が大きく揺れている
ん、怒っているのかな
今日は一層引き締めて
善き行いをしよう

そして夜、
娘に今日の報告をし
一日を反省し一日の無事を感謝する

線香の煙が穏やかに漂い
その香りが優しく私を包む
今夜は安らかに眠りにつけるだろう









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