hitomiの
詩
(
うた
)
part6(忌明け)
2004年9月12日
衝撃
(
しょうげき
)
の
臨終来迎
(
りんじゅうらいごう
)
から 早や
七七日
(
なななのか
)
今日は瞳の49日
法要
(
ほうよう
)
最後の別れの日だ
気を引き締めて お寺に 少し早めに行ったつもりが
すでに沢山の参列者が 瞳のために来ていた
階段を上がると そこには広めの 本堂が
法要の和室には
花柄
(
はながら
)
椅子が 整然と並べられていた
立場上 足を
崩
(
くず
)
せぬと
困惑
(
こんわく
)
していたので 助かった
祭壇には
阿弥陀如来
(
あみだにょらい
)
像が
凛
(
りん
)
として
鎮座
(
ちんざ
)
その前には 遠く深いまなざしの
25才
(
にじゅうご
)
の
清らかな
遺影
(
いえい
)
が 飾られている
僧侶
(
そうりょ
)
の
唱
(
とな
)
える
阿弥陀経
(
あみだきょう
)
が
静寂
(
せいじゃく
)
に包まれた お堂に響き渡る
今日で瞳は
成仏
(
じょうぶつ
)
し
極楽浄土
(
ごくらくじょうど
)
に旅立った
場を階下に移し
法要膳
(
ほうようぜん
)
で料理を囲みながら 故人を
偲
(
しの
)
び語り合う
和
(
なご
)
やかな雰囲気の中 この場に瞳がいれば、と フッと心によぎる
天国でいい
男性
(
ひと
)
を見つけ 夢の中でもいい 花嫁姿 見せて欲しい
天国から見守り いつまでも みんなの心の中で 生きてくれと願う
天国で逢える日 その時がきたら 迎えに来てくれと 遠く空を見る
多くの友が 君を見送ってくれた
多くの人に 惜しんでもらえた
この日まで 付き合って下さった 皆様方 ありがとうございました
これからも 瞳のこと よろしくお願いいたします・・・・・・・
奇しくも明日、9月13日は瞳の誕生日だった・・・
※臨終来迎(りんじゅうらいごう)
人が亡くなった時、
功徳
(
くどく
)
をつまれた方を、多くの仏がお迎えにくること
●back
●antho-top
●top-page
●next
MYホームページ
愛netコミュニティ