hitomi's poem

hitomiの part42 (秋の憂鬱)



スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋、世間は弾ける季節だ。

あれもしたい、これもしたい…

ああそれなのに、近ごろは何もしたくない時がある。

私の頭の中は片付いていない物置みたいに、やりたい事が山積みだ。

夏の疲労が未だに残っているのか歳のせいなのか、身体がだるい。

ああ、なんとなくユ・ウ・ウ・ツ…

私の心の中を鉛色の雲が覆いかぶさっている。

もしかしたらバイオリズムが低調期で、スランプかもしれない。

秋夜(シウヤ)は徐々に長くなり、静かな時間が私を一層孤独にさせる。

焦りと切なさが、私を眠らせてくれない。

今まで眠れなくて眠剤を飲んだ事がないのに、近ごろ2度飲んだ。

そんな塞ぎがちな日々が続くが、最低限のするべき事は続けている。

詩作、ブログ、ホームページ…

天国にいる娘・瞳へのメッセージを送るために続けている。

私がどんなに憂いていても、これだけは気持ちを切らせていない。

すっかり日が暮れた西の空に宵の明星が輝いて、瞳がいるのが見えた。

一句:秋憂(アキウ)いを 晴らせてくれる 娘かな


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