hitomi's poem

hitomiの(うた part18(手紙)

拝啓
今は秋、自宅横の遊歩道の桜の木がすっかり葉を落としています。
こんな時期は時々センチな気分になり瞳の顔が目に浮かびます。
今日の顔はなぜか淋しそうだね。瞳も私の事を思っているのかい。
瞳が旅立ってからもう2年過ぎたね、どうしているのか気にかかります。
今頃はおじいちゃん、おばあちゃんと一緒にいるのかな。
もし、会う事があったら、元気にしていると伝えて下さい。
お父さんは今、瞳に喜んでもらえる様に頑張っています。
喜んで下さい。瞳の好きな“Jupiter”でカラオケ大会に出て優勝しました。
君がきっかけで知ったこの曲、唄い込んでいるうちに瞳の事の様に思えてきた。
この曲を把握して、瞳の気持ちを少しでも理解したいと思っています。
喜んで下さい。瞳の友達と今でも連絡を取り合っています。
まだみんな瞳の事を忘れていないよ。気にかけてくれているよ。
瞳の事を話し合い、少しでももんなの心にとどめる様にしています。
喜んで下さい。瞳のお陰でお父さんはひと回り大きくなりました。
瞳の事を想い、一生懸命生きているうちに世間の人に認められる様になりました。
何の変哲も無もなかった私の人生が、躍動する輝かしい人生変わりました。
ありがとうございます。感謝しています。
ながながと書きましたが、それでも書き足りません。
もっともっと伝えたい事があります。聞いて欲しい事があります。
でも、胸が詰まってきたので今日はこの辺で筆を置きます。
手紙は書けないと思うので返事はいいですよ。
夢の中で会いに来てくれたら…

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