hitomi's poetry
想い出綴り−44 如月(キサラギ)
cici
 年が明けて早1か月、気づけば三寒四温の如月。
 如月は寒くて衣を更に着る“きぬさらき”に由来するともいうが、別名に梅見月や初花月
などがあり、小さな草木の芽生えを感じさせ、ほのぼのとする。
 ほんのり明るい陽が射す公園が、雪でうっすらと薄化粧。幼い女の子が少ない雪をかき
集めて雪だるまを作るも、土の色でまだらになっていた。そして雪玉をつくってお父さんと
雪合戦。
 間もなく幼い女の子は「オニはそと〜」と大きな声で面白がって戯れている。お父さんが
鬼さんになって微笑みながら小さな雪玉をぶつけられていた。
 やがて女の子は桃太郎になりイヌ、サル、キジを伴って鬼ヶ島へ鬼退治に行く。見事に
鬼を退治した女の子はお父さんお母さんの元に返り幸せに暮らしましたとさ。
ふと昔話の「桃太郎」を娘にしていた光景が浮かんだ。
 立春の昼下がり、コタツに入ってウトウトしていると、瞳との遠い過去の夢想が巡った。

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