hitomi's poetry |
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想い出綴り−36 お花見 |
先日、読売テレビ・朝の情報番組『ZIP』に、お花見のシーズンに因んだ特別企画のコーナーで私が スナック芸で出演した。 そして、その放送でお花見会場の花見客の楽しそうな光景を目にしていると25年程前のお花見が オーバーラップしてきた。 桜が華々しく開花した日曜日の昼下がり、自宅からさほど遠くない大浜公園で開かれたお客さんが 主催のお花見に誘われて妻や娘の瞳も一緒に参加した。 3月の末、その日は肌寒く瞳が私に寄り添ってきたので背中に私の上着をかけてやった。 やや強い風が吹いてカセットコンロの炎は流され熱も流されて、脂がのったロース肉が焼けた頃に は燻製の様に硬くなっていた。 それでもみんなでワイワイガヤガヤと会話が弾むと肌寒さや肉の不味さは気にならなかった。 そんな大人達に囲まれて瞳も楽しそうに網の上の食材に箸を運んでいた。さしずめウインナーが 好きだった。 毎年、春になりお花見の光景を見ると25年前のお花見の宴の中にいた瞳が目に浮かぶ。 |
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