【空】
●字典
虚空(こくう)=何もない空間。大空。仏語。何も妨げるものがなく、すべてのものの存在する場所としての空間。事実にもとづかないこと。また、そのさま。架空。とりとめがないこと。また、そのさま。漠然。思慮分別がないさま。むやみ。やたら。
天空(てんくう)=(はてしなく広がっている)そら。◇天空海闊⇒
東天(とうてん)=(夜明け方の)東の空。
碧空(へきくう)=「青空」の意の漢語的表現。
●作例
「虚空に消える」。「虚空にのぼる」。
「虚空仮設の人物/逍遥・小説神髄」。
「虚空なることを申す者かな/幸若・夜討曾我」。
「虚空におやぢが煮え返る/浮・禁短気・三」。
銀色のすすきに透けて空深し。
青い空の下で。 青空が広がる。 空に抱かれて。
空はどんな人の上でも青い。 青く澄んだ空。 空と空気の間で。
天空に広がる別世界。 冬の気配が忍び寄る北の空。
【詩歌用語】
≪空≫
「空」青空。蒼空。碧落。大空。虚空。深空。中空。高空。遠空。低空。片空。初空。初御空。初茜。茜空。遠茜。朝焼空。夕焼空。小春空。春空。夏空。秋空。冬空。星空。凍空。寒空。寒茜。雪空。曇空。時雨空。梅雨空。朝空。暁空。夜明空。夕空。夜空。星空。峡空。湖空。渓空。滝空。海空。岬空。山空。杉空。青田空。絵空事。
「空合い」空模様。空深し。空遠し。空低し。空高し。空濁る。
「天」天上。天辺。天界。天涯。一天。中天。宙天。遠天。壺天。蒼天。青天。好天。満天。曇天。炎天。旱天。寒天。凍天。晴天。秋天。冬天。東天。天高し。天の声。天の谺。天澄めり。
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