スポーツ雑学集
●最古のスポーツ競技は?
●卓球の選手はどうして台を触る?
●新体操の新
●ウィンブルドンの始まり
●日本人初のメダリスト
●オリンピックの最年長
●バタフライの誕生
●サンドバックの中身
●ビーチバレー
●ボンバイエの意味
●マラソンの42.195キロの意味
●JFLのシンボルマーク
●マラソンの先導役
●バスケットボール選手の背番号
●フィギュアスケートのフィギュア
●国民栄誉賞の雑学
●ボーリング場のボール雑学
●カバディの意味
●オリンピックの公式プールの長さ
●最古のスポーツ競技は?
 世界1古いスポーツはレスリング。古代ギリシアのオリンピアの祭典よりももっと前にエジプトオ王朝で行われたのが最初です。
 早稲田大学人間科学部名誉教授の瀧口宏先生によると、「ギリシアのオリンピアが始まったのは紀元前776年。しかし、古代エジプトではそれより2千年前、いまから5千年も昔から、レスリングの競技会が開かれていたとみられます」というのも紀元前2400年ごろのヴィジェル・プターホテップという国王の墓に、子供とみられる6組のレスラーの絵が見られるから。それ以後の王の墓からもレスラーの絵が何点も発見されています。これらの絵は主にレスリングのホールド(固め技)を説明しています。当時の方が現代のレスリングよりもっとホールドの種類が多かったというのですから驚きです。
 エジプト人はレスリング以外にも様々なスポーツの競技会を開いていました。ボクシングやフェンシング、ボート等の絵も沢山残されています。また、水泳大会も開かれていました。1863年にイギリス人が開発したといわれるクロール泳法も当時のエジプト人は知っていたのです。
 これらの競技会の絵の横には叫び声や歓声、競技者達の挑戦の言葉や勝利の喜びを表す文字が記されており、古代エジプト人のスポーツ好きがしのばれます。
 ギリシアのオリンピアはエジプトの競技会をもとに始まったというのが定説です。
●卓球の選手はどうして台を触る?
 卓球の試合を見ていると、選手がネット際の台の上に、手を開いてペタリとくっつけるシーンをよく見かける。
 これは、ルールで合計得点が6の倍数の時しかタオルを使えないので、それ以外の時に手の汗を拭くために行っている。
 因みに比較的試合に影響の少ないネット際が利用されています。 1980年頃、中国の選手が始め、それが世界に広がっていきました。
ルーティーンとして行って、自分を落ち着かせる意味もあるそうです。
●新体操の新
 「新体操」とは、1963年に器械体操から独立した際につけられた名称で、それ以前は、「携帯器具をもってする音楽伴奏団体演技」というとても長い名称で呼ばれていた。
●ウィンブルドンの始まり
 伝統と権威のあるテニスのウィンブルドン大会だが、もともとはクリケットの原型「クロッケー」のクラブが、壊れたグランド整備のローラーの修理費を集めるために気軽に開催したのがはじまり。
●日本人初のメダリスト
 第5回ストックホルム大会からオリンピックに参加した日本は、第7回アントワープ大会で熊谷一弥選手がテニスで獲得した銀メダルが日本最初のメダル。
 因みに初の金メダリストは、第9回アムステルダム大会の陸上「三段跳び」で、織田幹雄選手がはじめて獲得した。
●オリンピックの最年長
 今までのオリンピックに出場した選手の中で最年長は、1920年第7回大会の射撃に出場したオスカー・スパーン選手の72歳が最高。因みに結果は銀メダル。
●バタフライの誕生
 水泳種目のバタフライは、当初平泳ぎの選手が早く泳ぐために考案したものだが、当然平泳ぎよりも早いので多くの選手が平泳ぎの競技中にバタフライで泳ぐようになってしまったため、議論の末メルボルンオリンピックから新種目として独立する事となった。
●サンドバックの中身
 ボクシング等の練習に使われるサンドバック。当初は本当に「砂」が入っていたが、砂はバックの中で固まってしまい、ボクサーの拳を痛めてしまうため、もう50年以上も前から砂は使われていない。
●ビーチバレー
  ビーチバレーは、ネットの高さやボールの大きさなどの、基本的なことはバレーボールと同じだが、ボールの空気圧だけは、バレーよりも2〜3割程度低い空気圧に設定されている。
●ボンバイエの意味
 プロレスラーのアントニオ猪木さんのテーマ曲「イノキボンバイエ」のボンバイエとは、コンゴ民主共和国で使われているリンガラ語で「彼を倒せ(Boma
 ye)」という意味。
 因みにこのテーマ曲はプロボクサーのモハメド・アリから贈られたもの。
●マラソンの42.195キロの意味
 マラソンの距離といえば42.195キロだが、距離が足りないと無効になることがあるので、たいていの場合数メートルから数十メートルほど余計に距離をとっている。
 因みに規定では、0.1%プラスまでの誤差なら認められています。
●JFLのシンボルマーク
 日本代表の所属する日本サッカー協会の<a href="http://www.sankei.com/photo/daily/expand/160327/dly1603270022-p1.html">シンボルマーク</a>に使われている黄色は、サッカー協会らしく「公正」を表現しているが、青色は「はつらつとした青春」を表している。
 因みにボールを押さえている三本足の烏は、八咫烏(やたがらす)。 
●マラソンの先導役
 マラソン選手よりも多くテレビに映ることもあるマラソンの先導役。通常、大きな大会の先導役は白バイがするが、その選考方法は、毎年鈴鹿サーキットで開催される「全国白バイ大会」にて、上位入賞すること。
●バスケットボール選手の背番号
 バスケットボールの背番号で一番若い番号は4番。1〜3番は国際ルールによって使用が禁止されている。
 これは、得点が入った際に1点、2点、3点と審判が指で表し、反則を行った選手を表すときにも背番号を指で表すため、重複してややこしくならないようにするため。
●フィギュアスケートのフィギュア
 フィギュアスケートのフィギュアとは英語で図形という意味。これは、フィギュアスケートは元々、現在のように華麗に踊るスポーツではなく、氷上にどれだけ綺麗に図形を書くことができるかというスポーツだったため。 
 因みにそんな中、ある選手が踊りを取り入れたところ、その方が綺麗だということで現在のような形になりました。
●国民栄誉賞の雑学
  1983年、世界記録となる通算939盗塁を達成した福本豊は、国民栄誉賞受賞の打診があったがそれを辞退している。理由は、立ちションができなくなる為。
 国民と付いているが、日本人以外でも受賞できるような規定になっている。
 その理由は、創設されたきっかけが中華民国籍であった王貞治さんが通算本塁打世界新記録達成を達成した際の賞与として考えられたものであるため。
●ボーリング場のボール雑学
 テレビのボーリング番組では、うまい人が投げたボールは必ずカーブがかかって曲がる。 それをみてボウリング場で真似る人がいるが、ボーリング場にあるレンタルボールはプロが投げても曲がらない。
 因みにプロは、摩擦が多くかかり重心がずれている「マイボール」を使用しているためあの様に綺麗に曲がります。
●カバディの意味
 インドの国技で、インド発祥のスポーツ「カバディ」。攻撃側は絶えず「カバディ、カバディ」と声を出し続け、それが競技名にもなっている大事な言葉「カバディ」。しかし、どういう意味なのかはインド人も知らない。
 因みに狩猟をする際、声を出しながら獲物を捕らえていたことろから派生し、各地でバラバラな掛け声になっていたものが、最も有名だった「カバディー」に統一されたという説が有力です。元々掛け声なので意味を聞かれても困るそうです。
●オリンピックの公式プールの長さ
  オリンピックで使われるプールは50mプールだが、正確にいえば50m2cmプール。 これは、両端にタッチ板を入れた際、距離が50m以下にならないようにするため。