| 愛netコミュニティ・雑学集 |
| (植物:plant) |
| (1)シャボン代わりに使われたサボテン サボテンは、その昔アメリカ大陸の特産物としてコロンブスが持ち帰ってから、15世紀末にヨーロッパに伝えられた植物です。日本に入ってきたのは、江戸時代で、鎖国令下の長崎に、様々な舶来品と共にポルトガルからやってきました。現在では観賞用に栽培されていますが、当時は実用品として油やアカを落とすのに使われていたのです。ちょうどその頃、石けんがポルトガル語でシャボンとよばれ、貴重品として大切に使われていました。そこで、このシャボンの代用になる植物を、シャボンに似ているものという事から「シャボン」とよび、そこからサボテンという名前が生まれたといわれまあう。つまり、サボテンという言葉は、シャボンがなまって出来た純国産の名前という訳です。 |
| (2)ちょっと変わったヘチマの名の由来 ヘチマは、東南アジアが原産地で、日本には江戸時代初期に伝わってきました。もっとも、「ヘチマ」とよばれるようになったのは後の事で、最初はイトウリとよばれていました。そのうち「イ」が省略されてトウリとよばれるようになりました。それが、いつのまにかヘチマになってしまいました。理由は簡単です。トウリのトは、イロハ順でいくとチの間にあるからです。ヘとチの間だからヘチマという訳です。これは、江戸時代の方言辞典『物類称呼』に書いてある本当の話です。。 |