| 愛netコミュニティ・雑学集 |
| (娯 楽) |
| (1)日本初のマンガ雑誌は? 日本で最初に発行されたマンガ雑誌は「ジャパン・パンチ」。1862年の春、「ロンドン・イラストレーテッド・ニュース」の特派員のワーグマンという英国人が「味気ない在日外国人の生活を慰める」為に、彼の絵と文章(英文)を日本人の職人に木版で彫らせ、美濃紙に黒一色で、刷らせたのです。部数はせいぜい2百部どまりの雑誌ですが、鎧を着ていた武士が、ザンギリ頭の洋装に変わってしまう絵など、開国当時のあわただしい日本の様子を面白おかしく描いたので大変評判となりました。 日本人の手で作られた最初のマンガ雑誌は北沢楽天が編んだ「東京パック」。明治38年4月の創刊で、単に面白いというだけでなく、美術的にも優れていた為、5万部も売れる程の人気がありました。後に大画家となった阪本繁二郎んども執筆していました。発行当初は日露戦争まっただ中で、ロシア軍やその将校をヤユした絵が目立っていました。しかし「育児を忘れテニスに夢中になる主婦」など現代に通じる日常の中のおかしさも追求していました。 |