| 愛netコミュニティ・雑学集 |
| (文学:literature) |
| (1)コンピューターで小説が 『ハーレクイン・ロマンス』シリーズなる小説を知っていますか?主婦、OLを狙った恋愛小説群で、かつて月に5冊ずつ新作が発売された世界的な超ベストセラーです。この『ハーレクイン』の「生産」方式が面白い。主婦やOLが憧れそうな舞台背景、男性像、服装、香水などをコンピューターではじき出し、ライターはそのデータをツギハギするだけなのです。コンピューターが主で、人間が従といった感じ。さらにコンピューターが執筆する事も、理論的には可能だそうです。読者の好みそうな筋立て、登場人物の性格、山場をどのあたりに置くか等をコンピューターに査定させ、ディテールとなる様々なデータを入力した上で、200ページの文庫本を作れ、と命令すればいいのです。ただし、このやり方は、純文学以外のいわゆる読み物小説に限られるそうですが。 それなら芥川賞作品は?ここで問題になるのは、コンピューター自身が表現意欲(文学的欲求)を持ちうるかという事ですが、専門家に云わせると「第五世代」に登場するコンピューターなら可能性があるようです。 |