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(1)100年後の結婚を先取り
今でこそ日本の風俗はそのほとんどが西欧化され、アメリカナイズされた感がありますが、洋服着用が普及し始めたのは、大正時代に入ってからですし、まして明治といえば、まだまだ江戸時代の香りが残っていました。例えば佐賀県では明治5年にやっと緑奪結婚が禁止されました。それまではごく普通に行われていた訳です。
また同じ頃、汽車に便所がなかった為、窓から小便して罰金刑に処された男性もいました。人身抵当の金銭貸借が禁止され、火葬がようやく許可されるようになったのは明治8年です。このような時代ですから、今のような男女双方の合意に基づく結婚なども、まだまだ定着していませんでした。
ところがそんな頃、現在のような結婚をした人がいます。青年政治家森有礼ありのり(後の文部大臣)です。彼は「結婚すると言うことは、その情けを他人に移さないという約束であって、めかけをもつ者が偉いとされ、もてない男はバカにされるとはけしからん」と主張し、東京・築地の自宅で「契約結婚」をしました。当時、森は27才、妻の阿常は19才、証人は福沢諭吉でした。100年以上も前に、すでに西洋風の結婚式を挙げた夫婦がいたわけです。しかもこの二人,11年後には双方納得の上、離婚し、世間を驚かせました。契約結婚という形から離婚するところまで、まさに100年後を先取りしていたといえます。
(2)浮気防止の精力増進剤
次から次へと女をかえる男がいる者です。いわゆる「女好き」という奴ですが、このような男は、通常性欲が強いということになっています。性欲と精力に溢れ、一人の女性では満足できない、という訳です。
ところが、この説に真っ向から反論する新聞広告が、昭和5年、まだ女性の性欲が市民権を得ておらず、妻の性的欲求不満も大っぴらに口に出来なかった頃に出たのです。
それは、「キング・オブ・キング」という強精剤の広告でした。いわく、「良夫は性欲が減退すると、同じ相手では何の感興もわかなくなり、ついには他の女に走る。すなわち性的更新意欲こそ浮気の原因であり、家庭を破壊する悪魔である」。従って「この強精強脳薬を良夫に飲ませれば、妻は満足、良夫の放蕩もやんで、円満至極」になるという訳です。そして性欲が増進すると浮気をするというのは誤りだといっています。この説でいくと、性欲が減退する程浮気願望が強くなるということになります。
つまり中年になって他の女性に目が移るのは精力減退のため、という訳ですが、さてあなたはどう思いますか?
(3)ペニスの大きさによるお国ぶり
欧米では歌麿などの春画の影響か、日本の男性のペニスは巨大だという先入観があるようです。ハードコアの映画として話題を呼んだ大嶋渚監督『愛のコリーダ』がカンヌ映画祭で上映された時、会場にいた主演の藤竜也の熱演ぶりを称賛する言葉として、ウタマロという囁きがしきりだったそうです。
人種によって、ペニスがどう違うのかをアメリカの調査団学術的に調査したデータがあります。大きさという観点からは、日本人のウタマロ伝説は見事にくつがえされてしまいました(硬度はまずまず)が、代わりに巨大なペニスの所有者としてクローズアップされたのが、回教国スーダンの黒人達。最大値と記録されたペニスのサイズはんと30cmで、直径が6.5cmといいますから、まるで小ぶりな大根。同じく30cm以上といわれたアメリカの白人ポルノ男優、ハリー・リームスの場合は長さだけで硬度がイマイチという噂があり、これは白人全体の傾向のようです。
(4)セックスをしないと陰毛がとがる?
セックスを生業としていた旧赤線地帯の女性の職業病(傷)のひとつに毛切れというのがあります。これは、客や自分の陰毛が絡んだり、こすれたりして皮膚を傷つけてしまうもので、その為、娼婦達は陰毛の手入れには気をつかっていました。
この陰毛、ふだんは地味な存在で、手入れを怠ると毛切れを起こしたりする程度で特に自己主張はしないが、見る人が見れば、その持ち主がどのくらいの頻度でセックスをしているのかを表現している、という事をご存知でしたか。科学警察研究所で毛髪の研究一筋に30年というキャリアを持つ須藤武雄さんによれば、25〜35才の男女の陰毛はおおむね毛先が摩耗して丸くなっているのに対して、60才以上の人はほとんどが針のようにとがっているそうです。これはセックスの頻度の違いを意味しており、当然のごとく若い人でも極端に回数の少ない人は陰毛の先がとがってくるのです。
この現象に気づいたのは、例の史上有数の婦女暴行魔・大久保清の陰毛を調べた結果で、検挙の直後に比べて、3ヶ月後、半年後では明らかに毛先の状態が針状に変化していったという事です。
(5)童貞を守り通した歴史上の人物達
あのニュートンが童貞だったとは。彼は85歳で死ぬまで、一度も女性を知らなかったそうです。禁欲の原因はひどい不眠症にあったといわれています。引力の法則は男女の結合には作用しないらしい。
ルイ16世は、マリー・アントワネットと結婚してから7年間、一度も性生活をもちませんでした。包茎に悩まされ、勃起すれば痛み、セックスは不可能でした。マリー・アントワネットが断頭台に立つ前日、彼女の髪が突然真っ白になってしまったのは、この不満が、一挙に爆発したからかも知れません。
ジョン・ラスキンはかなり特殊な例。彼は初夜の晩に、妻の恥毛を見てショックを受け、その後一生女性の身体に触れようとはしませんでした。その一方では、自慰行為の方は大好きで、毎日「自爆した」と日記に書いています。彼はやがてこの不自然な禁欲生活がたたり、発狂してしまいました。
バーナード・ショー。彼は29歳まで大切にしていた童貞を、年増の未亡人にそそのかされて喪失。だがこの時ショックを受け、以後15年間も禁欲を守りました。どうも頭のいい人というのは、ちょっとした事にすぐショックを受けてしまう様です。
性病にかかるのが怖く、自慰行為すらした事がなかったのは、ハブロック・エリス。32歳まで童貞で通しました。そんな彼が結婚した相手は、レズビアンの女性でした。かのヒトラーは睾丸が一つしかなかったといわれています。ポルノの写真と本が大好きだった彼なのにクリスマスパーティーの夜、女性からキスをされると、カンカンに怒りました。自決する直前、愛人エバ・ブラウンと結婚したが、童貞だけは捨てなかったそうです。日本で有名なのが小林一茶です。彼は、52歳で結婚するまで童貞のままでした。しかし結婚後は、それまでの分を取り戻すために、毎日必死で励んだという記録が残されています。
(6)結婚指輪とハネムーンの由来
結婚指輪は「永遠の愛のしるし」ですが、一説によりますと「略奪結婚のしるし」ともいわれています。まだ略奪結婚があった時代に、男は女をつかまえて環りんぐをはめ、「略奪のしるし」にしていました。
女性の腕や足に環をはめる事により、自分の財産としてつなぎ止めるという意味だったのです。その風習がいまでも小さな指輪に形を変えて残っているという訳なのです。結婚式を飾る豪華なウェディング・ケーキは、最初ローマ時代に登場しました。ケーキは「豊かさ、幸せ」の象徴で参加者全員でそれを分かち合うために、ケーキを食べたといいます。ヨーロッパでは、招待客が香水入りのパンを持ち寄り、テーブルの上に山のように積み上げる習慣があったのですが、それが現在の背高のっぽのウェディング・ケーキの始まりです。
次にハネムーンの由来です。昔から、人類には蜂蜜酒という甘い酒をつくる習慣がありました。これを飲めばいつも健康でいられる、といわれていました。これがやがて、精力剤として用いられる様になりました。
古代ゲルマン人は、将来生まれてくる子供が丈夫に育って欲しいという願いをこめて、新婚1ヶ月間は蜂蜜酒を飲んでスタミナをつける習慣があったのです。蜂蜜酒を飲む1ヶ月間…それがハネムーンという訳。
(7)老人の性欲はどのくらいあるか?
平均寿命の伸びに伴って深刻化している老人問題の中で、最近とくにクローズアップされているのが性に関する問題です。数十年後には必ず老人の仲間入りするあなたにとっても「老人 の性」は軽視できません。ある老人クラブで男女150人を対象にした調査結果は次の通りです。性的欲求はどのくらいですか、という問いに対して、男性では、「何らかの性活動を望む」がなんと81.6%。
その中で実際に性行為を望んでいる人が54.7%もいます。女性では、「性欲求がある」と答えたモノは52.1%。そのうち「性行為そのものを求める」は12.5%「異性とたわむれたい」は12.5%でした。
私たちのおじいさんやおばあさん、縁側で日向ぼっこでもしていて居眠りしていると思ったら大間違い。なかなか元気で、おさかんなのです。
でもこれはむしろ祝福されるべき事態でしょう。「セックスは大脳皮質を刺激するので老化予防に効果的です」という学者の推薦の弁もありますし。
そういえば《老残のエロス》と騒がれた斉藤茂吉だって、ピカソやチャップリンだって、天才達は皆、老いてますます…、だった っけ。私たちもお年寄りに負けてはいられません。
(8)性の世界珍記録集
性の世界珍記録が集められた、ギネスブックのセックス版ともいうべき本があります。『世界のセックス記録集』G・L・サイモン著がそれ。十年もの歳月を費やして作られたというこの本によると、鯨のペニスは10フィート、ヴァギナは6〜8フィートで、動物の中で最長である等の記録があふれています。一番長い時間性交渉を行うのがガラガラヘビで、22時間45分であるとか。逆に短いのはチンパンジーで10〜15秒である等の動物の性の記録もさる事ながら、やはり面白いのは人間に関する記録。
ヴァギナにいくつ銅貨が入るとかいう実験で、古いイギリスのシリング銅貨が、84個入ったそうです。また記録ではないのですが、階段から落ちた女性が、ホウキの柄がヴァギナに入ってしまった事に気がつかず、そのまま3ヶ月過ごしたという珍例も出ています。ヴァギナは感覚が鈍いという証明でしょうか。他にもクレオパトラはフェラチオの大の愛好者であったとか、性犯罪の珍例等、全部で1000項目にわたる性の珍記録が集められています。一見の価値あるといえます。日本語版はまだですが、ピラミッド社刊で1ドル75セントです。
(9)処女鑑定士がいた?
最近はあまり処女という言葉を耳にしなくなってきました。女性は生まれた時は全員処女な訳ですから、処女がいなくなった訳でもないのでしょうが…。まあ、処女、非処女にこだわらなくなってきたのでしょうか。しかし、昭和の初期には、処女であるかどうかは大変な問題だったようです。なにしろ、処女か否かを研究して博士になった人がいるほどですから…。その人の名は野島泰治、香川県の医師でした。
昭和7年3月9日付・大阪毎日新聞には、「煮沸血液によりてその反応を検査する事を考案したもので、実験例によりますと、有夫の女50人は全員反応陽性を呈し、未婚処女32人は、全員反応陰性で100%的中」とあり、ご丁寧にも「結婚後同棲数日で離別の悲運にあった女性、暑中休暇中の一夜、恋をささやいた女学生の血液について診断したところによりますと、明らかに反応陽性を現し、冷厳な科学は処女にあらずと宣告します云々」と続くのです。
そして、同新聞は「現代に性道徳の確率を促す貴重な文献でしょう」と結んであり、古き良き時代を感じさせます。
ただし、この診察法、現代におきましては、その科学性は全く否定されておりますが…。
(10)イギリスの二大ロリコン教授
成人男性が思春期前の少女を愛する事を少女思考、またはナボコフの小説からとって、ロリータ・コンプレックスといいます。
ロリコンといえば、『不思議な国のアリス』を著した19世紀のイギリスの文学者、ルイス・キャロルが有名です。彼は生涯を通じて、160通の手紙を少女達に出し、沢山の少女をモデルに写真を撮りました。ヌード写真はほとんど消却されてしまいましたが、残存する写真にはブラウスを裂かれた少女や両手首を緊縛された少女が写っており、怪しげななまめかしさに溢れています。キャロルは一生童貞であったと伝えられていますが、同じビクトリア時代には、一生童貞であったロリコンの大学教授ジョン・ラスキンがいます。
著名な美術批評家である彼は、29歳の時に、19歳の娘と結婚しましたが、初夜の時、彼女の恥毛を見て突如インポテンツとなり離婚しました。ラスキンは多くの少女に恋をし、日記に、彼女は私の相手には1ヶ月若すぎるとか、3日と1分だけ年より過ぎる、などと記していたといいます。
一般に少女嗜好家は,13歳以上の娘には関心を持たない様です。
(11)厚生省推薦のポルノ映画?
文部省推薦の映画ほど味気ないものはありません。ところがかつて、厚生省が補助金を出し、推薦マークまで付いた映画があった。なにしろ昭和24年6月に設立された、かの悪名高き「映倫」も形無しの映画です。
とにかく男女の性器が堂々と映し出され、一般の映画館でも公開されていたのです。ある映画では、膣内に避妊薬を入れるシーンが大アップで延々と続き、怒張したペニスに妻がコンドームを装着するシーンまであったのです。これ、すべて本当の話。いかがわしいブルー・フィルム、アダルトビデオや外国のアダルトビデオや外国のポルノではありません。なにしろ厚生省の推薦マークつきなのです。
実は、これらの映画は、通称バスコン映画と呼ばれ、昭和25
26年頃に流行しました。当時第一次ベビーブームによって人口が急増したため、それをおさえる方策としてバース・コントロール(産児制限)を国が奨励したのです。避妊教育の為の映画が、バスコン映画だったわけです。しかし理由が何であれ、男女の性器が銀幕にはっきりと映し出されていたのは事実。これはもう、完全なポルノ映画といえるのでは?
(12)セックスの興奮度を計る機械
相手の性的興奮度というものは、やはり接触しなければわからないものです。ところが、離れていてもわかってしまうと言う画期的な診断法があります。アメリカで開発された「サーモグラフィー」という診断法は、離れた位置から人体の色々な部分の体温と、その変化を、測定装置を使って行うもので、赤外線が利用されています。
性的興奮度が客観的に測定できるというこのサーモグラフィーで、多くのテストが行われています。たとえばクジラの大量殺戮の記事よりもポルノを読むほうが体温を大幅にアップさせるとか、性交中の体温の変化も男性と女性ではかなり異なるなど、様々な結果が報告されています。
男性は女性よりも体温の上昇も早いけれど、下降も早く、オルガスムスを連続して感じている間、女性の興奮は持続的だけれど、男性には冷却期があるという事も確認されました。
ポール・エイブラムソン教授を中心とする精神分析学者達のチームが開発したこの診断法、今後は不感症やインポの治療に応用されていくとか。














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(1)ブラジャーのヒミツ
ブラジャーはいつ頃からあるのか?(株)ワコール広報室によると「バストが垂れ下がらない様に下から支えるコルセットなら、紀元前1500年頃のクレタ文明の女人像に見られます。ただ、当時のクレタ女性は胸を誇示する週間があった為、このコルセットには胸を覆い隠す部分がなかった様です。その後、古代ギリシャの女性は“アポテズム”という帯状の布を巻いていた様です。」こちらは、歩く時に揺れない様に押さえるものだったとか。胸を誇示するか、目立たなくするか、その機能は時代や地域によって差があり「胸の成長を阻止するバンドもギリシャにあった」とか。ルーツはかなり古いものの、現在の様に胸の膨らみを考えた立体的な形になったのは19世紀なかば。針金やセルロイドでカップを形取った“バスト・インプルーバー”や“バスト・ガードル”とよばれるものが登場します。そして1914年、アメリカのケアス・クロスビー社が肩ひもつきの“バスト・ガードル”で特許を取得。これが近代的ブラジャーのはじまりといわれています。
その後も様々な形のブラジャーが考案されましたが、同社の話では、現在は3/4カップが人気とか。また、洋服とブラジャーの色を揃えるのがおしゃれだそうですが、売り上げの王座は白やベージュ、ピンクといった肌色に近いモノです。
(2)陰毛が18cmもある男
髪の毛は長くなるのに、陰毛はそれほど伸びない。一体どうして?理学博士の須藤武雄氏によると「簡単に言えば毛の寿命。長く伸びる前に抜け落ちるからです。」毛には成長するサイクルがあり、毛が伸びる成長期、毛が抜け落ちる退行期、全く毛の活動がない休止期、が絶えず繰り返されているとか。
髪の毛の場合は、成長期4〜5年、退行期3〜4週間、休止期3〜6ヶ月。これに比べて、陰毛は、成長期1〜5年、退行期3〜4週間、休止期1〜2ヶ月。髪の毛よりずっと短期間で生え代わってしまうのです。また、毛が伸びる速さも髪の毛が1日に0.3〜0.4mmなのに対し、陰毛は0.2〜0.25mm、とかなり遅いのも長くならない理由の一つ。但し、伸びる速度は年齢と共に変化し、40歳代でピークに達するとか。「日本人なら男性で5cm、女性で4cmというのが平均的な長さですが、私の手元には18cmの標本がある。40歳代の男性のモノですが、稀に10cmを超す人もいます」。
ちなみに縮れの強さでは、女性より男性の方が上。黒人、白人、黄色人種の順に縮れが強く、同じ黄色人種でも中国人の方がまっすぐ、というデータもあります。
(3)♂♀マークの起源は?
西洋文化研究家の田中磯郎氏が「色々な説がある中でも、有名なもの」を挙げてくれました。
まずは、紀元前7世紀頃のバビロニアで始まったとされている星占い。占う時にホロスコープという表を使うのですが、表に星の名前を書く時に、太陽を、月を、火星を♂、金星を♀などという記号を使っていました。
やがて、錬金術の出現により、この記号は物質を表す記号としても使われる様になりました。最も貴重な金は(太陽)、武器を作る鉄は♂(火星)、やわらかい銅は♀(金星)、とされました。それが、鉄の強さ=男性♂、銅のやわらかさ=女性♀と変化した、という一説。BR> 他にキューピットの矢が射抜くハートから連想された、という説や、ズバリ男女の性器から生まれたマークだという説などもあります。
(4)A型ならチンパンジーの血がもらえる!!
血液型があるのは人間だけではなく、馬や牛、豚、犬、猫などの哺乳動物の他に、亀やカエルなどにも血液型があります。
驚いた事に、細菌にさえも血液型がある事が実証され、志賀赤痢菌は人間のO型、結核菌はB型とよく似ているといわれています。
細菌はともかく、動物から人間に輸血ができるかといえば、同じ霊長類のチンパンジー以外は血液型が全く違うので不可能です。チンパンジーの血液型は人間と同じですが、そうはいっても90%以上がA型ですから、チンパンジーの血を貰えるのはA型だけといえるかもしれません。
ゴリラやオランウータンも可能なのかもしれませんが、これは実験動物として扱えないので実証はされていません。
(5)夢の避妊薬、続々誕生
先進国では新しいタイプの避妊薬が続々研究や開発されています。欧米では副作用が少なく、生理予定日の2日前に服用すればよいという、簡単なピルが実用化されています。
フィンランドではすでに実用化された「ノルブランド」は、皮下に埋め込むと、5年間効果が持続します。
また、1回の注射で3ヶ月効果の持続するアメリカの「デポー・プロベラ」、中国の男性用ピル「ゴシポル」などの他、男女両用の避妊薬、男性用軟膏避妊薬など、様々なものが研究・実用化されています。ピルで快楽を求める日々を満喫して下さい。
(6)12歳で出産。その母は26歳の英国最年少おばあちゃん
1999年8月、英国イングランド北部のローザハムで12歳の少女が男の赤ちゃんを産み、この少女の26歳の母親が「国内最年少のおばあちゃん」になった。少女は妊娠している事に気づかず、出産の数週間前には「胃痛」を訴え医師の診察を受けていたが、診断は「太りすぎ」だったという。最年少の祖母になった少女の母親は「救急隊員が駆けつけ『出産です』と言った時は、殴りつけようかと思ったぐらい。妊娠とは思いも寄らなかった」と話している。この母親も14歳の時に初めての子供を産んでいる。英国では先月にも別の12歳の少女が女児を出産し、話題になったばかり。政府では「7歳から性教育が必要」との声が出ているという。
(7)恋人同士はシンクロする
ベンチ座って話をしている恋人同士。いつの間にか二人共、同じ姿勢をとっている事に気づく事があります。喫茶店などでも、向かい合ったカップルが、同じ様に飲みかけのジュースのストローをもて遊んでいる、といった光景をよく見かけます。
こんな現象を心理学者マタラゾは“シンクロニー傾向(同調傾向)”と名付けています。会話する二人の発言時間・速さ・音声の強さ等のパターンにも、シンクロニー傾向は見られ、対人関係の親しさを反映する重要な手がかりとなっています。二人のしぐさや話し方が似てきたら、お互いの心理的距離が縮まったと考えてもいいと思います。
(8)眠気を誘う匂いは彼女を口説く香
眠気を誘うのがラベンダーの匂い映画『時を駆ける少女』の中で、原田知世がタイムトラベルをしたのもラベンダーの香りに包まれてでした。ラベンダーのハーブを布袋に入れたものを枕元に置くと、気持ちよく眠気を誘います。
逆に、眠気を防ぐ効果があるハーブは、ミント、ハッカ、ローズマリーなど。自動車の中に置いて、居眠り運転防止の為に使っているドライバーが増えています。覚醒を誘う香りというわけです。
柳の葉、シンビジウム、ボタンなどは、葉を食べる虫がつくとグリーン・ノートという青臭さを放出します。このグリーン・ノートには、青葉アルデヒドと青葉アルコールが成分を構成しているので、この匂いをさせておけば、娘さんにも虫がつかないとか?かんらんの木の大木から得られる乳香は、軽いめまいを起こさせる香りがします。帰したくない彼女に嗅がせれば、クラクラと胸の中に倒れ込んでくるかもね。後はあなたの腕次第。
動物性香料として名高いムスク(じゃ香)は、じゃこう鹿、じゃこう猫など、じゃこう科のオスの下腹部にある包皮腺から得られるものです。これを奪われると、死にはしないものの、メスを誘う事が不可能になり、交尾が出来ません。
人間の女性もこのムスクの香りには敏感です。クレオパトラが浴びるようにムスクを使っていたのも、常に発情して、男を誘う為だったようです。男性用コロンにも合成ムスクが使われていますから、彼女を口説く時には、コロンを多めにふりかけてゆけば打率は上がりそうです。
(9)石鹸のコロンで浮気もバレない?
部屋の臭い、体臭、口臭、足の臭いなど、くさい臭いを消す商品と並んで、積極的にあるイメージを起こさせる香りの新製品が今、面白いようです。
こすると匂いを出す紙は既に、名刺や雑誌、DM紙などにも使われています。さわやかな芳香のする名刺、こすると官能的な匂いを放つグラビアページの美女、化粧品の香りのわかるDM。イベントや芝居、ファッションショーなどで、効果音ならぬ効果香を会場に流す、香りの演出の会社もあります。
また、石鹸の香りのするコロンも人気。日頃愛用しているK氏によると、浮気でホテルに行き、風呂に入っても石鹸を使えるからとの弁。なる程、いつもの石鹸の香りをつけていれば、バレなにくいというものです。
(10)芸者に男名前を付ける訳は?
世の殿方の遊びの中に“芸者遊び”がありますが、その芸者の名前には貞奴、染太郎、小吉など、男と間違えてしまうものが多いがなぜでしょう?これは江戸時代の売春業者の法の網くぐりの名残からです。
徳川幕府は奴隷制を厳重に禁止していました。特に婦女子の人身売買は、極刑に処せられた。そこで吉原などの遊郭では法の抜け道を考え出した。まず、年季奉公の形をとる事。これだと、人身売買にならない。それから、手続き上、養女にする事。その他、カモフラージュの方法はいくつかありました。その中に、女性なのに証文上は男にしてしまう方法もありました。これが現在まで、芸者の男名前として続いて訳であります。
(11)セックス実習のある大学
フリーセックスのイメージの強いアメリカですが、オークランドにあるモア大学というところでは、それにたがわず、なんと性技の実習科目を設置しています。このモア大学、もともとはカリフォルニアのラフィエット郊外にあった単科大学で、快楽主義を実地に探究する事が専科という、、全寮制の大学というよりコミューンに近い異色のシステムをとっていました。ラフィエットの住民は、最初モア大学の学生が校庭の芝生で全裸で「実習」していても、うるさい事はいわなかったそうです。ところが、開発が進んで学校周辺にも分譲地が出来るようになると、やはり苦情が出てきまして、結局、土地利用の許可申請をしていなかった事を理由に、モア大学は追い出されてしまいました。その引越し先がオークランドだったのです。
さてこの大学、快楽探求を専攻する大学として、ちゃんと州当局の認可も受けていますし、コースも学士コースから博士コースまであります。ただ、学問として快楽を極めるのは容易ではないらしく、こえまで学生はすべてドロップアウトか落第し、学位をとった卒業生はまだいません。
必修科目は「快楽入門」で、2日間のセミナーに3時間の実習を含むもの。この課程で官能適性がテストされ、見込みのない学生は、早くもここで退学になるのだそうです。
現在、80人の在学生が、デニス・モーガン校長のもとで、毎日「交互刺激」や「じらし」などの研究に精を出しているのだとか。文教都市として有名なオークランド市、さて市民の反応はどうなのでしょうか?それにしても、あわよくばそんな大学に入りたいと思う方も多いのでは…。実習は「常に医学担当者の監督を受けて、度を越さないようにしている」そうですよ。
(12)女の立ち小便の話
男女の違いで、一番最初に意識した事は、立ち小便ができるかできないかという事、という人は多いと思いますが、実はこの立ち小便、男性の専売特許になったのは、ずいぶん最近の事なのです。
ギリシャの歴史家ヘロドトスの名著「歴史」第二巻には、「古代エジプトでは、男がしゃがんで小便し、女は立って小便していた」とありますし、また中性フランスの宮殿はトイレがなく、女性は立ったまま庭や通路で小便をしていました。その頃の女性のドレスのすそが鯨骨のフレームで膨らませてあったのは、立ち小便しても濡れない為の配慮からだったのです。
日本でも、明治41年7月17日付の東京日日新聞に、福岡県が女学生に立ち小便を禁止するよう申し合わせたとという記事があります。つまり、20世紀の初めまでは、女性は立ち小便をしていたという事になります。そうでなければ、禁止令など出るはずがありませんから。
近年でもソビエト連邦時代の女性兵士は立ってするといいましたし、アメリカの一部のホテルには、サニスタンドと称される女性用立ち小便器が設置されています。
そういえば、今村昌平監督の「ええじゃないか」の中にも女性がしゃがまずに小便するシーンが出ていました。
近頃の女権の拡張ぶりからして、女性の立ち小便復活の日が近いかも知れません?
  
(13)フィンガー・サイン
口説きのフィンガー・サインは、形こそ違え、日本以外でも各国に存在します。イギリスではVサインを作り、手を裏返すと、セクシャル・サインになります。ドイツでは手を握り、親指を人差し指と中指の間から出すと、そういった意味のサインになります。イタリアのサルジニア島南部では親指を立てた形がそうなりますし、ギリシア北部でも同様です。
最も古いローマで使われていたもので、手を軽く握り、中指だけ立てた形です。それで古代ローマ人は中指を「わいせつな指」と呼んだのだそうです。このサインは、今でも世界で一番多く使われています。表しているものは、勿論男性のシンボルです。
海外旅行の際には、ぜひとも試してみたいところですが、くれぐれも使い方を間違えて、“平手打ち”などという結果にはなりません様にご注意下さい。
(14)初潮の日に何故赤飯を炊くか
アンネは生理用品の商品名から出た言葉ですが、もっとさかのぼれば、あの『アンネの日記に行きつきます。江戸時代には、生理用品の事を「初午はつうま」とよんでいました。当時の女性は月のものがやってくると、半紙を折りたたみ、それにヒモをつけて使用していました。その形が馬の腹帯に似ているところから「お馬という名が与えられました。初潮は初めてのお馬だから初午とよばれるようになった訳です。また初午とは2月最初の午の日をいいます。ちょうどこの季節は、固いつぼみにおおわれていた梅の花が初めてほころぶ時期。初潮を初午というのは、こうした季節感とよくマッチするからでもあります。
ところで初午の日には、もともと赤飯を炊く習慣がありました。これが初潮にも及んで、初潮のあった日に赤飯を炊くようになったのです。赤飯の赤と生理の出血を結びつけたかれでない事が分かります。このよに「初潮−初午−赤飯」という連想は、いかにもシャレ好きの江戸っ子らしさと思いませんか?