あんな話こんな話・笑い話

★こちらは春だというのに
 内乱状態の某国で…。百姓が召集
された。政府軍に入った彼に妻からの
手紙が来た。
「あんた元気ですか。こちらは春だとい
うのに村の男はみんな兵隊にとられ、
反政府ゲリラ活動どころか、畑を耕す
事もできません。仕方ないので、私が
耕します」
 彼は、すぐに手紙を書いた。
「畑は耕すな。畑には武器が埋めてあ
る」
 これは検閲に引っかかった。彼の家
に一個小隊がやってきて畑を隅から隅
まで掘り起こした。だが、武器はなかっ
た。
 妻は、また手紙を書いた。
「ある日、兵隊さんがやってきて畑中を
堀まくって帰っていきました」
 彼は返事を書いた。
「それでいい。ジャガイモを植えろ」


   
★無茶ですよ
 写真屋の前に、こんな広告がでていた。
「あなたの注文に応じた大きさに、引き伸ば
します」
 一人の男がやってきた。
「これを実物大に引き伸ばしてもらいたい」
 出したのは、富士山の写真であった。

★双子の写真
「君、双子の写真とやったかい」
「ホラ、このとおり」
「あれ、一人しか写っていない」
「一人で充分だよ。もう一人もこの子とそっくり
だからね」
        
週三回
 ひととおり診察した後、医者は実業家に質問
した。「少々心臓が弱っているようですな。とこ
ろで、あなたの性的交渉はどのくらいですか?」
「さよう。週三回、月水金です」
「なるほど。しかし、あなたのお年で週三回は、
ちょっとムリのようです。水曜日をおやめになっ
て、月金の二回になさると、元気回復しますよ」
 とたん、実業家は「その水曜日を、なんとか
月曜日にして診断書を書いてくれませんか。
実は月曜日が女房との日でしてな」
★わるい条件
 ある劇作かが友人の俳優に、今月
の芝居はどうだった、と聞かれ
「さあ、何ともいえないね。わるい条件
で見たんだから」
「わるい条件というと?」
「幕が開いていたんだよ」

小児科
 あるおばあさんが、長く開業している
小児科の先生に言った。
「先生は、まだ小児科ですか」
★すぐれた能力
 ある著名な広告デザイナー、
新しい弟子が来るたびに、いつ
もこう教える。
「売れる広告が書けるようになる
には、まず第一に何事も人に信
用させる能力を身につける事だ
よ。例えば、君が顔中口紅だら
けになって家に帰っても、それを
蚊に刺された後だと、女房を言い
くるめるだけの腕がなくちゃね」
★創作力
 アパートの管理者夫婦の会話
「25号室の男の職業は何だい?」
「さあ、小説家でしょ」
「へえ、本人は教えてくれないのかい」
「入居するときは会社員って言ってたけ
ど、家賃を払えない理由を、次から
次へと考え出して、それがまた実
に聞かせるんですもの」

★何になろうか
「画家になろうか、小説家になろ
うか、どうしようか迷っているんだ」
「そりゃ、画家になりたまえ」
「ほくの絵を見たのか」
「いや、君の小説を読んだのさ」
★生活の手段
「僕はペンで生活しているんだ」
「へえ、どんな雑誌に書いてる
いるのかね」
「決まってるよ。父親宛さ。
金送れって」

★腕前
雑誌社の社長「君は、自分の小説
を売った事があるかね」
無名作家「もちろんですとも。毎月、
三篇ないし四篇は売ります」
社長「ほう、それはすごい。どうかね。作家は
よして、わが社の販売部のほうで働いてくれ
ないか。実は今、売り込みのうまい男を探して
るんだよ」
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