男と女−2 | |
★オペラ歌手志願 「若い人」や「青い山脈」の作者の ![]() 石坂洋次郎氏は、青年時代、オペ ラ歌手になりたいと考えていた。 ある声楽団のテストを受けたが、 テストをした指揮者が聞いた。 「君はオタマジャクシ(音符)を知っ てるかね」 「はい、知ってます」 「じゃ、君のパートを決めるんだか ら声いっぱいに歌ってみたまえ」 ピアノが鳴り出すと、石坂氏は 歌い始めた。 「オタマジャクシはかわいいな。 頭はまるく尾は長く…」 ★待ち合わせ 「もう七時半だわ。七時からずっと待ってるっていうの に、もう…」 「何時に会うことになっているんです?」 「五時ですわ」 |
★それで平和になれる 電車の中で夫人が二人、ずっと口論をしていた。 「この窓が開いていたら、私は風邪をひいて死んで しまうわ」 「この窓が閉まっていたら、窒息死するわ」 近くに座っていた男が、たまりかねて、 「最初に窓を開けなさい。それで一人は死ぬ。次に 窓を閉める。もう一人も死ぬ。それで平和になれる」 ![]() ★日焼け 「バカンスはどうだった」 「ひどいものよ。ずっと雨降りだったわ」 「でも、よく焼けてるじゃない」 「これは生まれつきよ」 |
★何か道楽は 患者「先生、私は長生きしたいん です。ですからお酒も飲みません」 ![]() 医者「タバコは?」 患者「一切やりません」 医者「女は?」 患者「見るのもイヤです」 医者「ほかに道楽は?」 患者「何にもありません」 医者「それじゃあ、長生きす る必要はありませんなあ」 ★待っているあいだに 彼女「どうして造花の花束なん か、持ってきたの?」 彼氏「本当の花束だと、君を待 っているあいだに、しおれない かと思って…」 |
★ツバメ ウインストン・チャーチル首相 が、議会で雄弁をふるっていた。 演説が最高潮に達した時、紙片 ![]() が一枚やってきた。 紙には「首相、ズボンの前が 開いてます」と書いてあった。チ ャーチルは、もったいぶって咳払 いをした。 「ただいま、紙きれによる伝言が 届けられました。しかし、問題は ございません。疲れきったツバメ はめったに巣から出やしません」 ★幸せな男 満員のレビュー小屋で、最後尾 の席から舞台の踊り子にウィンク を送る男 |
★仕事の鬼 「あなたは無人島へ行けたら何をしたいですか」というア ンケートをとったところ、色々な意見の中に、 「好きな仕事を存分にしたい」という答がいくつかあった。 ★女性にとっての「結婚におけるメリット」 @仕事場でのいらぬトラブルを避けられる。 Aたとえ誰の子でも大きな顔をして産める。 B万が一、新聞に出た時「○○氏の内縁の妻」より 「○○氏妻」の方が見栄えがする。 ![]() ★トイレの落書き もっと便器に近づきなさい。今、君が 手に握っているのは、ピストルです。 ライフル銃なんかじゃないんだから。 ★恥ずかしさの基準 「娘や、ちょっとお聞き。お前は本当に 恥ずかしいと思わないのかい?同級生 の女友達はみんな離婚しちまったっていうのに、 お前はまだ結婚もしてないんだから…」 |
★精神一到何事か成らざらん ![]() 英単語を辞書一冊、完璧に覚え こもうと決意した受験生がいた。 一日二頁をノルマとして、記憶し た裏表一枚を辞書から引きちぎっ ては飲み込んでいく。 一年で1200頁を平らげたこの受 験生は、堂々と東大文1に合格し た。東大に在学中の4年間はます ます本好きになり、平凡社の「世 界大百科事典」全35巻索引付を 初め、集英社版「世界の文学」全 38巻、講談社「世界美術全集」全 26巻、創元社の「米朝落語全集」 全7巻等々、レパートリーを拡げつ つ次々に読破していった。 卒業後、彼は国会図書館へ就 職。「給料はたいした事はないん ですが、あそこならまず食いっぱ ぐれがないでしょ」 |
★フィルムの逆回し 映画のプロデューサーが言った。「今度の映画の女主 人公の入浴シーンだがね、あんな風に1枚ずつ服を脱い でヌードになるっていうのは、少しエロ過ぎやしないか」 すると、営業部長が答えました。 「じゃあ、あのシーンだけフィルムを逆回しにして、ヌード からだんだんと服を着ていく所にしましょう。それなら、 エロ、じゃないでしょ」 ![]() ★つきあいかねる 首にかけた鎖の先に、大学を優秀な成績で卒業した 人だけがもらえるメダルをぶら下げた娘がいたので、 こんなに若いのに不思議だと思って、それはあなたの ですか、と聞いてみた。 「ええ、私は一人旅の時はいつもこれをつけるんです。 オオカミ族を追っ払うのに驚くほど役に立つんですよ」 |
★天下無敵 「アメリカに行って言葉に不自由しなかったか」 「いや、わしは困らなかったがね。アメリカの人がえらく 不自由していたよ」 ![]() ★旅の空 旅行者A「パリに生まれないでよかったよ」 旅行者B「どうして?」 旅行者A「だって、フランスに知り合いがいないんだもの」 ★浪費ぐせ 男「沈黙は金だと言いましたねえ」 女「ええ、それがどうかいたしまして?」 男「いやあ、女の中には、すごい浪費ぐせのある人が いるものだと考えたのです」 |
★明快なこと 彼女「本が“古典になった”というのは、いつ頃からそう 言うの?」 彼「その本を読んだ事がないのに、人々がその本を持 っている、と言い出せば、その本はもう古典だよ」 ★本音がでます 「今、自叙伝を書いているんだ。 私が死んだら本になるよ」 「へえ、そいつは待ち遠しいな」 ![]() ★退屈な話 「お前はいつからこんなエロ本を読むようになったんだ」 「ほんとよ、いやらしい箇所が16箇所もあったわよ」 すると娘は「へえー、あんなの読んじゃったの。あれ は“ポルノにおける芸術性”というテーマで課題が出て、 指定の資料にされたんだけど、退屈で退屈で、読みき れなかったのに…」 ★みにくいアヒルの子 私、最近ある雑誌を通じて文通をやり始めました。 ふだんモテない私に15通も返事がきました。とっても 嬉しかったワ。 今度は楽しくなって写真入りで応募しました。 返事はゼロ…。「文通って顔かヨ〜」 ★2人の探検家 2人の探検家がジャングルで1匹の虎にかち合いまし た。1人の探検家は急いでスニーカーに履き替えた。 相棒が「そんな事をしたってムダだよ」と言うと、 「いや、少なくとも君より早く逃げられるからネ」 |
★相違 女は、ほかの女が着ているものを確かめようと、 上から下までジロジロと見る。 男は、女の着物で隠しているものを確かめようと、 上から下までジロジロと見る。 ![]() ★責任 うだつのあがらない独身社員が困り顔で、 「実は、うちの課の子が妊娠したんだ」 「独身の子が!それで相手はお前か?」 「いや、そうじゃないんだ」 「じゃあ、なんでお前が困るんだ」 「うちの課長は、課内でまずい事が起きると、 なんでもかんでも俺のせいにするんだ」 ★ある病院での話 看護婦「ベッドの上で、何回か跳ねて下さいませんか」 患者 「どうしてですか?」 看護婦「今、あなんたに飲んでもらったお薬、お渡しす る前に、ビンを振るのを忘れちゃったの…」 ★ものは言いよう シャツからボタンがとれた。シャツをしみじみ見て、一人 の男が言った。 「ボタンからシャツがとれた」 |
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