週刊

02年若虎16点猛爆!ファーム日本一!!!
(2002年10月12日)

岡田阪神“涙”の胴上げ!
虎の弟、日本一だ!阪神2軍が12日、西武との
「ファーム日本選手権」(松山)に16−3で圧勝。
3年ぶり2度目のファーム日本一を手にした。
来季から1軍コーチに就任する岡田2軍監督は、
有終を見事なVで飾り、教え子達の手で5度、
宙を舞った。同選手権史上最多となる20安打、
16得点の猛攻の中、5回に決勝打を放ったルー
キー藤原通内野手がMVPを獲得した。

1回に先制許すも5回以降大爆発
西武は1回に鈴木の2ランで先制。4回にも1点
を追加したが、5回に阪神打線が爆発。関本の
左前打で同点とし、藤原の中前打で逆転した。
阪神は6回5点、7回7点を挙げ、20安打16得
点で大勝した。

「こんなに打つとは」
 ファーム日本一を決めた岡田2軍監督は「もと
もとバッティングを見てきたから。最高の形で終
わってくれたな…」。98年、2軍打撃コーチとして
スタートした岡田監督の2軍育成は、監督4年目
にして選手権史上に残る20安打、16得点の逆
転圧勝Vで結実した。
 来季は1軍内野守備コーチに就任するので、
ファームの若虎たちを直接指導する公式戦は、
この試合が最後だった。「こんなに打つとは…。
誰が何本打ったかわからんわ」。しかし本当は、
全選手の顔とバットスイングを胸に刻み込んで
いた。「自信になったやろ。同じチームにいるん
やから、また一緒にやる事もあるやろう」。来年、
自分の力で上がって来い、とメッセージを込め
た。

喜田大暴れ
アジア大会から帰国したばかりの喜田が、5番
ライトで先発出場。6試合3本塁打と大活躍した
同様に、3安打2打点とファーム日本一に貢献し
た。

1番高波4安打
高波が5打数4安打とチームを牽引した。5回、
6回の打席ではいずれも大量得点につながる
二塁打。優秀選手賞を獲得した。

安藤、記念星
安藤が記念すべき優勝白星を手にした。先発・
藤田が崩れた後を受け、5回からマウンドへ。
3イニングを3安打無失点に抑え、大逆転を呼ん
だ。優秀選手賞も獲得した。
西武(松山)10/12
西武 200 100 0000|3
阪神 000 045 700X|16
勝・安藤 1勝0敗
敗・帆足 0勝1敗
本塁打 鈴木1号A(藤田)
盗塁 赤田(1回)
<打者>
      打安点
G 高 波 540
C 斉 藤 333
D 沖 原 511
E 関 本 623
F1喜 田 413
R1吉 田 010
H 桜 井 300
H7松 田 200
B 梶原康 200
H79
  藤 原 334
A 中 谷 100
H カツノリ100
H 根 本 112
2 浅 井 431
<投手>       
    回   打安責
藤 田 4   1853
安 藤 3   1330
部 坂 1    300
山 岡 1   300

藤原がMVP
ファーム日本選手権表彰選手
▽最優秀選手 
   藤原(神)
▽優秀選手 
   高波、関本、安藤(神)
   鈴木(西)
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