4/9:金本300号!:金本知憲外野手が横浜第2戦、先制された直後の4回、1死一塁で逆転3号2ランを放った。プロ30人目となる通算300本塁打。 4/21:赤星、通算200盗塁:巨人6回戦(東京D)の六回に二塁盗塁を決めて達成。プロ野球65人目。初盗塁は01年4月3日の広島戦。 4/28:阪神悪夢…井川で7点差大逆転負け:首位攻防第3ラウンド、阪神は前半に打線が爆発。6回終了時点で8−1と楽勝ムードだった。しかし、先発井川が7回に3連打を浴びるなどして降板。流れがおかしくなり、名手赤星、沖原の失策などで2点差にまでつめられ、守護神久保田が8回2死一、三塁でウッズに逆転3ランを被弾。首位に並ぶはずが、逆に2ゲーム差をつけられた。 4/28:赤星、8度目猛打賞:赤星はこの日3本目のヒットで、4月8度目の猛打賞を達成。川上、クロマティ、アレックス(継続中)の持つ月間猛打賞の日本記録に並んだ。 4/30:虎3夜連続逆転負け…3位転落:阪神は5回に苦労して2点を先制したのに、その裏に岩村の3ランで簡単に引っくり返された。4月28日の中日戦で7点差を逆転されてから、これで3夜連続逆転負け。広島が勝ったために3位転落。最大5あった貯金も1に減らし、最悪の形で4月戦線を戦い終えた。 5/8:今岡会心5号2ラン&30打点:6回に好投の日本ハム江尻をつかまえ会心の当たりの5号2ラン。試合の主導権を握った。打点も「30」に達し、リーグトップを快走。 5/8:能見プロ初完投勝利!:能見が日本ハム相手に今季チーム初の完投勝利で2勝目を挙げた。9回に1発浴びて惜しくも完封は逃したものの、今季チーム初完投、阪神新人では9年ぶりの完投勝利。1人で投げきった2勝目をクールに喜んだ。 5/14:金本また鉄人記録「1500試合出場」達成: 金本が楽天2回戦(甲子園)で通算1500試合出場を達成した。プロ野球143人目。試合が成立した5回終了と同時に、球団から花束贈呈。満員のファンから大きな拍手と金本コールを浴びた。初出場は、広島時代の92年6月2日の阪神9回戦(岡山)で記録。 5/18:赤星「全チームから」公約通り盗塁:西武第2戦で赤星が3回に中前打で出塁、3番シーツのカウント2−2でスタートを切り、盗塁成功。相手暴投も誘って一気に三塁まで進んだ。全チームから狙うと話していた盗塁は、交流戦の4カード目まで達成。 5/21:金本5打点、12年連続2ケタHR:一昨年の日本シリーズ第7戦で完投勝利を許した和田に一回、先制パンチを浴びせ、五回途中でマウンドから引きずり降ろすきっかけを作った。また八回にも、2本目の2点本塁打を放つなど、5打数4安打5打点。これで12年連続2けた本塁打をマークした。 5/22:金本2戦連発、3連戦3発8打点:ソフトバンク戦で金本が21日の2発に続き、22日の3回に11号2ラン。7回にも左前にヒット。この3連戦は12打数8安打8打点、3本塁打の大爆発。 5/25:今岡が1000本安打:今岡内野手は25日、オリックス2回戦(甲子園)の6回に川越から本塁打を放ち、通算1000本安打を達成した。プロ野球231人目。初安打は1997年4月9日、横浜2回戦(横浜)の8回に米から。 5/26:福原、今季初完封勝利:先月2日以来、勝ちに見放され、その間に黒星が6個連続でついた。17日の西武戦で敗れた後、首脳陣は中6日のローテーションの変更を決断。中8日と間隔を空けての登板。昨年7月以来の完封勝利。 5/28:今岡、リーグ一番乗り50打点:今岡が50打点に一番乗りのタイムリーで楽天の6回まで抑えられていた金田を引きずり降ろした。7回、打線が沈黙を破り1死一、二塁としたチャンス。2−3と追い込まれた5番打者の選択肢に「四球」はなかった。低めスローカーブは明らかなボール球。これに左手だけで食らいついた。 5/29:金本が800試合連続のフルイニング出場:金本が出身地で自身のプロ野球記録を伸ばし、800試合連続のフルイニング出場。八回には13号ソロを放ち、日本ハムを除く11球団からの本塁打も記録した。 6/5:下柳、規定未到達も防御率1.31隠れ1位:ロッテ戦で今季初の中5日先発で、今季最長の8回を投げた。防御率1.31は規定未到達ながら、リーグトップのヤクルト藤井(1.79)を大きく上回る。数字に加え、精神的な支柱としてチームに欠かせない。 6/9:赤星、初回盗塁7連勝“神話”も継続:赤星は初回に三盗、3回に二盗を決め、4月24日横浜戦(横浜)以来のマルチ盗塁。初回は三塁進塁が効き、相手失策の間に先制ホームを踏んだ。初回に出塁して盗塁するとチームが7連勝する「神話」も継続だ。 6/10:金本、打てば負けなし交流戦全球団アーチ:金本の2発で阪神が4連勝だ。延長10回、バックスクリーンに飛び込んだ15号ソロはすごかった。初回には逆転14号2ランも放っていた男の試合を決める一撃だ。これで12球団から本塁打をマークした史上4人目の選手になった。これで交流戦で対戦したパ・リーグ6球団すべてからアーチを放った。史上4人目となる12球団アーチを達成。チームの勝利に直結する2発3打点の活躍を加えて、交流戦は31試合で9本塁打33打点と数字を残した。 6/16:金本、交流戦「暫定首位打者」:金本が「暫定首位打者」で交流戦を終えた。この日も2安打し、交流戦は通算135打数53安打で打率3割9分3厘。西武石井義、ヤクルト青木らまだ試合を残すライバルを上回ってフィニッシュだ。 6/23:鳥谷、プロ初のサヨナラ弾を含む1試合2本塁打:鳥谷は中日戦で引き分けかと思った延長12回に、3号サヨナラ2ランを放ち劇的サヨナラ勝利を納めた。2点を追う4回にも追撃2号ソロを放ち、プロに入って初の1試合2本塁打を打った。 6/28:中村豊、1イニング2安打2得点珍記録:広島戦で途中出場の中村豊が珍しい1イニング2安打2得点を記録した。まずは8回の先頭打席で天野から左前打を放ち、鳥谷の右翼線二塁打で生還。さらに打者一巡で巡ってきたこの回2打席目にも左前打し、代打スペンサーの右中間二塁打でまたもホームに還ってきた。この回8得点の1点目と8点目。 7/1:阪神、毎月1日の負け続く:阪神は7月の初戦も白星で飾れず、これで開幕戦の4月1日ヤクルト戦(大阪ドーム)から毎月1日の負けが続く。 7/2:藤川、日本新!9戦連続ホールド:横浜戦で阪神は延長戦の末、粘る横浜を寄り切った。7回に同点に追いつくと藤川が登場。2イニングを2安打無失点に抑えて、ウィリアムス、久保田の必勝リレーにつなげた。今年からセ・リーグにも採用されたホールドは、これで6月14日西武戦以来9試合連続。8試合連続で並んでいたソフトバンク吉武を上回り、日本記録を更新した。 7/3:矢野、10号2ラン3年連続2ケタ本塁打:横浜 勝利の兆しは、2回の表で感じとれた。7番矢野が2死一塁の場面で左翼席最前列に先制アーチを放った。3年連続2ケタ本塁打となる今季10号2ランで試合の流れを呼び込んだ。 7/10:藤川、日本記録更新13連続ホールド:中日戦で藤川は8回に登場し3人で片付けた。日本記録の連続ホールドを13に伸ばした。 7/12:阪神リーグ最速50勝!片岡代打逆転二塁打:虎にリーグ最速50勝目を運んだのはベテラン片岡だった。ヤクルト戦で1点ビハインドの7回2死満塁、先発井川の代打で登場し、右中間に走者一掃の逆転二塁打を放った。ケガに泣かされ、今季の安打はこれでやっと3本目だが、ここぞの場面での勝負強さは失っていない。阪神は41勝から50勝まで、わずか12試合で到達。10勝区切りでは最速で通過し、V奪回に向け、さらに加速度を増した。 7/26:井川4年連続2ケタ、小林以来23年ぶり:井川の白星がセ1番乗りの2ケタに達した。14勝した昨年より約1カ月早い。2軍降格後は無傷の6連勝(7試合)。出遅れたエースがあれよあれよの単独トップに躍り出た。4年連続2ケタは阪神では小林繁以来23年ぶりだ。 7/28:安藤、4安打1失点5勝目プロ初完投勝:2段モーションをやめて以来、4試合で33回1/3も投げて5失点。プロ入り後初の完投勝利。前回も10回を完投したが1失点に泣いていた。岡田監督は「右では一番完投能力がある。一番安定している」と手放しの称賛。 8/2:今岡反撃の適時二塁打、通算1000試合出場:阪神では28人目となる通算1000試合出場を達成。5回裏に花束を渡され祝福された。だが、敗戦に厳しい表情を浮かべたまま。記録について問われても、口を真一文字に結んだ。 8/4:勝ち越せば、虎の鉄壁リレー18連勝:ウィリアムス(J=ジェフ)藤川(F)久保田(K)。コイツらが投げたら負けない。阪神には「JFK神話」が生きていた。1−2と1点を追う7回、岡田監督は2番手ウィリアムスをコールした。5連敗はもちろん、同一カード3連敗だけは避けたいという執念。この決断がゲームを大きく動かし、勝利に導いた。 8/10:敵のJFK19連勝:敵地ナゴヤに流れる不穏な空気を、虎のタフ魔神・久保田が完ぺきに断ち切った。8回から登板したウィリアムスが先頭ウッズにソロを浴びた。2点差。ジワリと迫る「逆転竜」の不気味な影。そんな不安や、中日の勢いはすべて右腕で封じ込めた。これぞストッパーの真骨頂だった。ウィリアムスが8回2死一塁としたところで登板。スライダー連投で谷繁を空振り三振に切った。9回、先頭渡辺に右前打されたが慌てない。後続を3人で抑え、後半戦初の18セーブ目を挙げた。6回の藤川から始まったJFKリレー。3人が投げた試合の連続勝利は19に伸びた。 8/11:虎、粘った安藤6勝目締めたJFK20連勝:先発の安藤が踏ん張った。小さな傷口を広げることなく6回3失点。そしてJFK神話もついに大台だ。ウィリアムス、藤川、久保田が3人そろって投げた試合はこれで20連勝。3番手藤川は、中村豊が目測を誤る不運も重なって1点を失ったが、最後は久保田が危なげなく締めた。 8/12:金本、掛布に並ぶ巨人戦70号:阪神金本が10日の先制3ラン、11日の右手1本&150メートル弾の2発に続く、今季2度目の3試合連発。27号2ランは、2点を追った8回裏2死一塁で左腕林から放った。逃げ切りたい巨人の思惑を、土壇場で打ち砕いた。これが巨人戦で放ったジャスト70本目の本塁打。OBの掛布雅之氏に並び、阪神でトップ、歴代でも4位となった。 8/12:虎JFKで負けた…久保田サヨナラ被弾:今年の流行語大賞に選ばれそうな「JFK」継投が巨人の前に沈んだ。延長10回、同点で登板した久保田は1死から二岡に痛恨のサヨナラ被弾。ウィリアムス、藤川、それに久保田の3人が投げれば凱歌が上がる“定番コース”は20連勝でストップ。 8/13:片岡、適時打で「1500試合出場」飾る:阪神片岡が5回無死一、三塁に代打で1点差に詰め寄る右前適時打を放った。「チャンスだったし、自分でも1500試合出場は分かっていた。タイムリーが打てて良かった」。古巣日本ハムの本拠地だった東京ドーム。花束を手渡され掲げた。 8/14:今岡100打点突破!ついに大台や!:今岡が3打点を稼ぎ今季の通算打点を101に伸ばした。1回、金本の押し出し四球で先制した直後、右翼へ技ありの2点適時打。5得点先制パンチの中核を担い、6回には犠飛でだめ押し点を入れた。阪神では昨年の金本に続く年間100打点以上で、史上8人目。虎では4人目の打点王はほぼ間違いない。 8/18:浅井、代役先発マスクで連勝記録を伸ばす:代役の先発マスク阪神浅井が、連勝記録を伸ばした。初回に適時二塁打を放つなど打撃で貢献し、今季4度の先発試合はすべてチームが勝利した。 8/25:赤星3年連続50盗塁、セ初13回連続成功:6点差を追いかけた6回表に三遊間を破る安打で出ると、すかさず鳥谷の初球に二塁盗塁を決めた。今季50個目の盗塁成功が打線を活気つけ、今岡の満塁アーチを呼んだ。 8/25:金本通算1000得点、プロ野球32人目:6回に一塁内野安打で出塁し、続く今岡の満塁アーチで生還した。プロ野球史上32人目の通算1000得点をマーク。 8/31:桧山7号ソロ、通算150号!:2回の3点先制を、あっと言う間にひっくり返されて3点をリードされた6回、先頭打者で先発川上の内角速球を振り抜いた。右翼席に飛び込む7号ソロ。2点差に詰め寄る追い上げムードに、プロ通算150号本塁打を放った。 9/3:安藤5連勝、投げればチーム7連勝:「安藤神話」が虎をVへ導く。6回1/3を1失点で降板した阪神安藤は9回、フラフラの久保田に立ち上がって声援を送った。願いが通じたのか、後半戦は、安藤が投げたら負けなしのチーム7連勝。勝ち負けのつかない2試合をはさんで、自身の連勝も「5」に伸ばした。 9/9:金本1000打点、自己タイ34号V弾:広島戦で99年、04年に並ぶ自身最多タイの34号ソロ&適時三塁打で試合を決めた。またプロ14年目で通算1000打点の快挙を達成した。93年の初打点は横浜三浦からの初アーチだった。 9/13:球団新3戦47点!:21点、10点ときて巨人戦では16点と3戦47点は球団新記録となる。燃え盛る打線は日本一になった85年の猛虎打線をも凌駕した。また53年ぶり3度目の3戦連続2けた得点は、ダイナマイト打線が猛威をふるった52年4月6〜13日(いずれも広島戦)以来で、球団の最長記録に並んだ。 9/15:阪神・今岡、シーズン満塁本塁打4本=セ・リーグ単独2位:今岡は1巨人20回戦(東京ドーム)で、1回に今季4本目となる満塁本塁打を放ち、シーズンの満塁本塁打数でセ・リーグ単独2位となった。1950年に西沢道夫(中日)がプロ野球記録でもある満塁本塁打5本をマークした。今岡の4本は西沢以来、リーグ55年ぶり。パ・リーグでは83年の門田博光(南海)ら3人の4本が最高。 9/15:阪神・矢野が通算1000本安打:矢野は15日の巨人20回戦(東京ドーム)で、7回に酒井から16号本塁打を放ち、通算1000本安打を達成した。プロ238人目。初安打は中日時代の1991年8月26日、阪神23回戦(甲子園)の9回に代打で野田から放った本塁打。 9/15:今岡満塁4号!球団新記録:巨人戦(東京D)で1回表、5番今岡は涼しい顔で打球を右翼席に運んだ。26号弾は今季4本目のグランドスラム。シーズン4満塁弾はブリーデン、田淵の「3」を抜く球団新記録となった。さらに、打点も「136」まで伸ばし、こちらも史上6位の大記録。 9/28:鉄腕球児、稲尾に並んだ78試合登板:巨人戦(甲子園)で球児が大記録に並んだ。8回1イニングをピシャリ3人で抑え、これで今季78試合目の登板。61年稲尾(西鉄)、01年菊地原(広島)に並ぶシーズン登板数のプロ野球タイ記録をマークした。 9/28:久保田、球団記録タイ27セーブ!:3点リードの最終回にヤクルトの矢野にソロを許した。2点差に詰め寄られながら、4戦連続のセーブ。今季27セーブ目で、98年リベラの球団記録に並んだ。 9/29:岡田阪神優勝「最高!」涙の美酒で乾杯:6月9日に首位奪還。それから112日。岡田阪神が大逃走劇に、終止符を打った。2年ぶり5度目のリーグ優勝(1リーグ時代を含め9度目)。就任2年目の岡田監督は全身に喜びをあふれさせながら、5度宙を舞った。甲子園、そして巨人相手の胴上げに「最高」と叫んだ。さらに「2年前の忘れ物」と日本シリーズを表現し、虎党の前で日本一を誓った。 9/30:万感!下柳6回0封、最多勝タイ14勝:勝てば優勝という重圧の中、先発マウンドに立った。6回を4安打無失点。完ぺきだった。広島黒田に並ぶ14勝として初タイトルも近づいた。 10/1:赤星、セ界初3年連続60盗塁!:ヤクルト戦(神宮)で初回に二盗を決め、先制のホームを踏んだ。区切りの60盗塁到達にも立ち止まるはずがない。8回2死。阪神赤星は内野安打で出塁すると、鳥谷の初球で仕掛けた。とにかく前へ。赤星の信念が凝縮された試合だった。セ・リーグ史上初の3年連続60盗塁。球界でも70年から10年連続でマークした福本(阪急)だけしかいない。史上38人目の250盗塁も同時に飾った。 10/2:今岡、藤村に並んだ!球団記録146打点:ヤクルト戦(神宮)の4回表、バックスクリーンに29号ソロをたたきこみ、今季146打点目をマーク。50年にミスタータイガース・藤村富美男がつくった球団記録に並び、85年のロッテ落合とともにプロ野球歴代3位に名を連ねた。 10/2:藤川前人未到の80試合目:藤川は8回から大歓声を浴びながらマウンドに向かい、打者2人を7球で仕留めた。80試合目で最多登板記録を達成した。 10/4:金本、初の40号バース以来19年ぶり!:横浜21戦(甲子園)で金本が4回に今季40号をバックスクリーンにたたき込んだ。阪神での40号突破は、1986年バース(47本)以来、19年ぶり。ラッキーゾーンを撤廃した92年シーズンからは初の快挙だ。 10/5:今岡、単独3位藤村超えた147打点:横浜最終戦(甲子園)で球団記録だった1950年藤村富の年間146打点を抜いた。4回1死三塁。門倉のフォークに詰まらされたが、振り抜いた分だけ打球が伸びた。右前に落とし、代走関本が先制のホームイン。ついに金字塔を打ち立てた。 |
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