愛netコミュニティ・生活知恵(衣類の洗濯・お手入れ)
●縮まない洗濯法 ●ウール・セーターの洗濯 ●木綿生地の洗濯 ●シルクの洗濯 
●縮まない洗濯法
脱水は軽く】洗濯して衣類が縮む原因のほとんどは、脱水時に回しすぎるためと云われています。脱水時間を2分弱にして、後は手でシワを伸ばしながら干してみて下さい。
寸法を測って干す】クリーニング店の店主です。ウール、絹、麻、綿などの衣類で素材100%の表示がある場合、水洗いで伸縮や型崩れしないという事はないと思います。お客様の要望で水洗いをお受けする時も、その旨を了解していただいたうえで、仕上げ方法でカバーする事もあります。お宅で水洗いする時は、事前に身丈や幅などを測っておき、脱水の後、その寸法に整えて干すと良いでしょう。高価なジャケットやセーターなどは表示通りのドライが無難だと思います。
●ウール・セーターの洗濯
ウールのセーターは1枚ずつ】セーターを洗う時に最も気をつける事は、手順よく、手早く処理する事。できれば、水の中に浸す時間は少ない方がいいので、その為にも、洗う、すすぐ、脱水する、干すを一気にやってしまう事がウールのセーター洗いのコツです。
ウールのセーターは30℃せ洗う】水は30℃位のぬるま湯を用います。手早く行う為には、洗い桶とすすぎ桶に30℃のお湯を用意しておきます。セーターはもみ洗い厳禁です。押し洗いを2、3分するだけ。汚れのひどいエリや袖口は叩き洗いします。
ウール洗濯の仕上げはグリセリンで】すすぎは2、3回で十分です。すすぎ水の分量は、洗い水の2倍程度は用意します。最後に、柔軟剤を忘れないように。最後のすすぎ水に小さじ1杯のオリーブ油を入れて使うと、ツヤよく仕上がります。また、大さじ2、3杯のグリセリンをぬるま湯に溶かしてすすぐと、ふっくらと見事に仕上がり、びっくりする程です。
ウールの脱水は15秒程度】水切りは、タオルに包む前に手ではさむようにして水を切ります。それをタオルに巻き、トントン叩くようにして水切りをします。手でしぼるのは絶対にやめましょう。フロの板の上にタオルで巻いたセーターを乗せ、綿棒でゴロゴロやっても水が切れます。また、洗濯機の脱水機を使うのでしたら、10秒から20秒程度でとめて陰干しにします。
毛玉は裏返して洗うと予防できる】洗濯でできるセーターの毛玉は、裏返しにして洗うと、ある程度防止する事ができます。それでもついた時は、ガムテープで毛玉を持ち上げて、ハサミか安全カミソリで切り取ります。
●木綿生地の洗濯
木綿のシャツは煮洗いで真っ白】黄ばんだ木綿は煮洗いすると白さが戻り、すっきりします。白いシャツが黄ばんできたら大きい鍋に水を入れ、洗剤を加えて煮洗いをしてみましょう。黄ばみをとるコツです。白い木綿のハンカチやフキンなども、煮洗いするときれいになります。火加減は煮立ってきたら弱火で30分。
塩は木綿の色落ちに効果が】Tシャツの色落ちが心配な時は、目立たない端の方に水をつけ濡らしてみます。乾いた白い布でこすってみて色が落ちるようであれば、洗う30分ほど前に濃い塩水に浸けておきます。かなり色落ちを防ぐ事ができます。
木綿の下着は漂白剤を入れて】木綿の白い下着は、いつも真っ白にしておきたいもの。塩素系の漂白剤と洗剤で洗うと白さを保てます。漂白剤を使う時には、水をいつもより少なめにしないと効き目が薄れますから要注意。
●シルクの洗濯
汗で汚れたシルクは自分で手洗い】シルクのワンピース、ブラウス、スカーフなどは高級品だけに、洗う時には細心の細心の注意を払いましょう。汗はドライではとれませんから、汗の汚れは手洗いをする事になるのですが…。洗えるものであるかどうか、色試しをします。目立たないところに洗剤をつけて、乾いた布でこすってみて、色が落ちなければOK。洗い水の温度は粗いからすすぎまで30℃です。中性洗剤でできるだけ早く、やさしく押し洗いするのがコツですが、洗い水はたっぷり目に。すすぎもたっぷりのぬるま湯で振り洗いにし、洗い終わったらタオルで水を切ります。干す前に低い温度でアイロンをかけます。干す時は陰干しにしましょう。