愛netコミュニティ・生活知恵(食事)
●おいしいサンマの食べ方●鍋物をおいしくいただくコツ●魚嫌いの克服法●短時間で出来る夕食
●ビールのおつまみ●妊娠時の食事●ファーストフード
●おいしいサンマの食べ方
焼肉のタレで】サンマのアレンジ料理で人気なのが、甘口の焼肉のタレを使ったサンマの煮付け。鍋にひたひたに浸かるほどのタレと、そのタレの三分の一ほどの水を入れて煮るだけ。たっぷりの大根おろしも入れて煮ます。約10分で出来上がり。食べる直前に刻みネギをのせて下さい。
パスタに合わせて】イタリアン風に、パスタの具として使います。少し焼いたサンマの身をほぐしておきます。フライパンでたっぷりのオリーブオイルとニンニクを熱し、パスタと和えるだけ。好みで、ザク切りにした生のトマトやアスパラガスなどを一緒に炒めてもおいしい。味付けは塩、コショウで十分です。
野菜のあんかけ】3枚におろしたサンマを一口大に切り、みりん、しょう油などで下味をつけておきます。それを片栗粉を軽くまぶして、油で揚げて。これとは別に、玉ネギ、ニンジン、キノコを細切りにして、市販のチキンスープの素や塩、コショウで「あん」を作り、先に揚げておいたサンマの上にかけます。水溶き片栗粉を入れてとろみをつけて下さい。サンマの歯ごたえと「あん」のバランスがおいしい上、栄養満点です。
●鍋物をおいしくいただくコツ
薬味がポイント】冬は鍋物のおいしい季節。水炊き、寄せ鍋といったおなじみの鍋物に加えてキムチ鍋やチーズフォンデュといったメニューも身近になりました。そこで、プロに教わった鍋物の楽しみ方のコツを紹介します。おなじみの鍋物も、薬味を工夫するだけで、新鮮な味わいを楽しめます。水炊きならポン酢に豆板醤を混ぜてみて下さい。魚や肉の臭みも消えて、おいしくいただけます。寄せ鍋なら“ゆずコショウ”を薬味に使いましょう。作り方は、ゆずの皮の搾り汁に一味唐辛子ゆずの皮のみじん切りを加えてよく練って、仕上げに塩、砂糖で味付けすれば出来上がり。他にも、魚・肉類をあらかじめさっと湯通しする“霜ふり”をしておくとダシが汚れずおいしくいただけますし、焼き餅を入れると香ばしくて、雑炊も格別な味わいが楽しめます。
酒鍋】寒い季節、お酒の香りに包まれて体の芯からあたたまる鍋料理です。作り方はとても簡単。鍋に水と昆布を入れて、日本酒を加えるだけ。水1gに対して200ccぐらいの日本酒が適量だと思います。グツグツ煮ている間にアルコール分が飛びますので、お酒けが飲めない人も大丈夫。お薦めのグ在は、ホウレンソウとキノコ。シイタケはもちろん、マイタケやエノキ、シメジなども日本酒の香りによく合います。お酒で煮た後は、ポン酢に大根おろし、ショウガなどで食べて下さい。
牛乳鍋】ちょっと抵抗のある方もいると思いますが、お薦めは牛乳鍋です。牛乳に固形スープとお味噌を煮ながら溶かします。煮立ってきたら、キャベツやニンジン、玉ネギといった野菜類と肉(豚肉か鶏肉)、ソーセージなどを入れて下さい。お好みでコショウを振り入れてもよい。思ったよりも牛乳のにおいは気にならず、とてもマイルドな味。野菜の甘みが出ておいしいです。
魚のすき焼き】狂牛病問題などの影響で、牛肉を使う事に抵抗感がある人に向いているすき焼き。お薦めの魚はサバ。大きめのサバを一口大に切って、軽く湯通ししておいて下さい。通常のすき焼きの味と同じで、水としょう油、砂糖、日本酒の煮汁を作って、魚やネギ、ハクサイ、キクナなどを煮て下さい。牛肉のすき焼きとは一味違うんですが、紛れもなくすき焼きの味です。
●魚嫌いの克服法
「そぼろ」や「でんぶ」に】魚嫌いのお子さんには、なるべく形が分からない状態にして出す事をお勧めします。例えばサバの塩焼きの身をほぐして、「そぼろ」や「でんぶ」の状態にする。それをハムで巻いたり、卵焼きの具にしたり。さらに、チクワの穴に詰めるのもよい。分からないうちに一度に沢山の量を食べることが出来、栄養面も安心です。
原因は?】我が家の子供がある日突然、「魚が恐い」と言い出しました。そこで原因を調査。なんと「幼稚園で飼っている魚の顔が恐い」というものでした。尾頭付きの魚を避けて、切り身から少しずつ克服できました。また、友人の子供は「魚屋さんでお父さんに叱られた」という体験で魚嫌いに。まずは原因を考えてみて下さい。案外、味や料理は関係ないかもしれません。
アウトドアで楽しみながら】天気のよい日には、魚嫌いのお子さんと一緒に釣をかねたキャンプに出かけてはいかがでしょうか。「自分で釣った魚」にはとても興味を示し、その場で料理すると、おいしそうなので食べると思います。料理は屋外でも簡単にできる焼き物や、その場で開いて新鮮なお刺身にするとよい。肝心なのは、釣も料理も親子で一緒に。楽しみながら、子供にもさりげなく達成感を与えてあげる事です。
ホイル焼き】キャンプ活動のボランティアをしていた頃、魚嫌いな子供達からも大人気だったメニューです。作り方はとても簡単。シャケなどの魚の切り身と玉ネギ、ニンジン、シイタケなどの野菜をホイルに包んで、たっぷりのマヨネーズをかけてホイル焼きにします。子供用にはとろけるタイプのチーズをかけてもOK。マヨネーズやチーズの味が魚の独特な匂いを消し、即席グラタンのような感覚で食べやすいようです。野菜も一緒に摂れるのでお薦めです。
一緒に料理を】いっそうのこと、お子さんを台所に誘って一緒に料理をしてみてはいかがでしょうか。ある程度の年齢でしたら、簡単なお手伝いはできると思います。魚のフライや天ぷらの衣をつける作業なら簡単。バリエーションを増やしていきましょう。自分で作ったものは喜んで食べたくなるようです。
大げさに褒める】子供が自分で骨を1本でも取れたら大げさに褒めるのです。ちょっと大人になれたような気がするのか、得意げに骨を取るのに専念。少しずつ身も食べるようになると思います。また、血合いや皮を食べられた時も同様に。家族全員がおいしそうに魚を食べる姿を見せておく事も重要です。
●行楽弁当のアイデア
食中毒に気をつけて】暖かくなると、お弁当のおかずは、細心の注意が必要です。おにぎりはラップにご飯を包み、具を中に挟む時も素手では触らない事。卵は固ゆでにし、しょう油とみりん、酒、少量の砂糖でよく煮て、「味付け卵」として入れましょう。また、すでに調理されているおかずの缶詰を持って出かけるのも安心感があります。
丼風にアレンジ】牛肉をすき焼きのように調理して、弁当箱に入れた白いご飯の上からかけるだけで、すき焼き丼の出来上がり。缶詰のツナをマヨネーズでアレンジしたものをかけるとツナ丼。密閉度の高いお弁当箱なら、カニ玉とあんかけで天津丼。いずれも粗熱をとって冷ましてから弁当箱に詰めて下さい。
お勧めの3点】スピーディーがポイント。まず「牛肉の卵とじ」。薄切り肉を水と酒、砂糖、しょう油で煮詰め、卵を入れて火を通します。次は棒状に切ったチーズをギョーザの皮で巻き、揚げるだけの「チーズフライ」。最後はデザートも兼ねて、塩を振ってしんなりさせた薄切りのキュウリと缶詰のミカンをマヨネーズであえる「キューリとミカンのマヨネーズ和え」です。簡単でおいしいです。
●短時間で出来る夕食
下準備を万全に】共働きで、子供もまだ小さく、毎日の夕食作りは大変。効率よく調理するには下準備がカギ。材料を買ってきたその手でしてしまうのです。例えばイカなら「煮付け用」「フライ用」「焼きそば用」などに切り分けて冷凍。あとは焼くだけの状態にしたハンバーグを作っておいたり、ギョーザのタネを作っておいたり。油揚げもみそ汁の具にできるように刻んで冷凍します。いざ料理する段階で、相当手間が省けます。
「めんつゆ」が活躍】忙しくて時間がないとき、わが家の調味料のメーンは市販の「めんつゆ」。カツオだしが効いているし、味付けもバッチリ。ほうれん草のごまあえなどでも茹でたほうれん草にめんつゆとすりごまをかけるだけでプロの味に。また、煮物もめんつゆで味付け。お好みでちょっとしたオリジナルの薬味を加えると、家庭の味になってくれます。
「○○の素」を】スーパーでよく見かける麻婆豆腐の素などのパッケージ食品。何となく気が引けてしまいますが、これがなかなかおいしいのです。材料がすでに切ってあるものもあり、とても手軽。ちょっと味を好みで加減したり、調味料を加えたりするだけで手作りの味に変身するので家族にはバレませんよ。
煮物の汁を使って】残った煮物をよく冷凍保存しますが、煮汁はなかなか使えます。例えばおでん。煮汁にうどんを入れ、タマゴを落としてコトコト煮るだけ。かまぼこやネギなど手軽な具をそえると、ひと味違った煮込みうどんの出来上がり。手間がかかったような深みのある味がして、ぜいたくな逸品に変身です。
電子レンジで蒸し物】忙しい時には、電子レンジを活用しましょう。蒸し物も簡単に出来ます。まず、浅めの器にとろろ昆布を敷き、その上に食べやすい大きさに切った豆腐や春菊、きのこのほか、エビや白身魚などを乗せます。とろろ昆布が湿る程度に水を注ぎ、ラップをかけて電子レンジでチンするだけ。ボン酢をかてお召し上がり下さい。
常備の缶詰を活用】缶詰をアレンジすると、家庭の味が楽しめます。なかでもシーチキンの缶詰がお勧め。例えば野菜を煮る時にほぐして入れたり、肉じゃがや野菜炒めの「肉」の代わりに使ったり。主に和食の料理なら、どんなものにもぴったり合うと思います。常備できるうえ、加工されているので下準備がぐっと省けます。
圧力鍋が便利】ちょっと高価に感じるかもしれませんが、圧力鍋を一つ買っておけば時間の短縮に役立ち、おいしく仕上がります。カレーやシチュー、茶碗蒸し、煮付けなど沸騰してから1、2分でOK。野菜本来の甘みが出ます。ご飯も短時間でふっくら炊き上がります。
お好み焼きが簡単】忙しい時はお好み焼きが最適。キャベツを切って、卵と長芋、粉などを混ぜ合わせるだけ。ホットプレートを囲んで、焼きながら食べると家族だんらんになるし、お客さんも楽しい雰囲気でもてなすことができます。色々トツピングをすると味が変わり、食も進みます。後片付けも簡単なのがうれしいです。
●ビールのおつまみ
キムチで味付け】ビールには辛いものが合うようです。そこで色々な食べ物のをキムチで和えて、おつまみにするとおいしいです。オーソドックスなのは豚肉。フライパンでキムチと一緒に炒めます。また、時間がない時は軽く茹でたイカやタコをキムチで和えてもグッド。簡単でおいしい大人の味が楽しめます。
素麺揚げ】結構いけるのが素麺を油で揚げる「素麺揚げ」。まず、水を張ったボールに、素麺を入れてしばらく浸します。しなやかになるので、3本ぐらいを軽く結ぶように形を作り、水気をよく切ってから油で揚げます。カリカリとした歯ごたえがよく、素麺に含まれている塩分で適度に味付けがされていておいしいです。お皿に盛り付けたら、漬物を細かく刻んでふりかけて食べてもおいしい。
ポテトのバター焼き】ジャガイモを切って焼くだけの洋風おつまみ。ジャガイモを野菜スライサーで細かく千切りにし、フライパンにたっぷりのバターを敷いて焼きます。軽く炒めてから丸く形を整えます。すると、ジャガイモのでんぷんの力で形がまとまり、ホットケーキのようにキレイな丸型に仕上がります。ケーキのように切り分けて、お皿に盛り付けて下さい。好みでカリカリに焼いたベーコンをのせても良い。
チクワのアレンジ】時間がない時は、とにかくチクワを使うのがお勧め。スティック状に切ったチーズやキューリをチクワの穴に通し、食べやすい大きさに切るだけです。ハムや梅肉、アスパラガスなどもよくあいます。また、チーズを入れたチクワは、水と小麦粉、卵で天ぷらのように衣をつけ、軽く揚げてもグッド。中のチーズがとろけて、とてもマイルド。青ノリをふりかけると更においしくなります。
●妊娠時の食事
酢やレモンで】娘も出産前は、塩分を取りすぎないように食事に気を使い、塩の代わりに酢やレモン汁で味付けをしていました。枝豆やトウモロコシじはそのまま茹でて食べてもおいしいですし、キュウリ、大根、ニンジンなどを甘酢につけるのもグッドです。玉ネギ、ニンジンのすり下ろしたものと、オリーブオイル、ブラックペッパー。レモン汁を火にかけて冷まし、ドレッシングにしてもいいでしょう。娘は肉にかけて食べていました。
さっぱり冷や汁】冷や汁やとろろ汁はいかがでしょう。冷や汁はまず、アジの干物を焼き、細かく裂きます。キュウリを薄切りし、ゴマをだし汁でかき混ぜ、ご飯の上にかけるだけで出来上がりです。とろろ汁も簡単。とろろ芋をすりおろし、だし、しょう油を混ぜてご飯にかけて食べて下さい。どちらもとてもさっぱりしていています。その上、栄養価があり、のどごしも良くて、食べやすいです。私も10年前、こうやって乗り切りました。牛乳を飲む事もお忘れなく。
●ファーストフード
バランスよくよく食べる】ファーストフードは、便利で安くて手軽で簡単。ランチはファーストフードって方も多いでしょう。でも栄養バランスを考えて食べないと、体調を崩す原因にもつながりかねません。ハンバーガーが1個のカロリーは488キロカロリーで、495キロカロリーのラーメン1杯と同じカロリーだが、問題は栄養面。パン、ハンバーグ、少量のピクルスと玉ネギ、調味料で“構成”されたシンプルさが気がかりです。栄養素と呼べるのはほぼ炭水化物と脂肪のみ。ランチとしての栄養バランスは実に悪いと言えるでしょう。セットメニューを食べ続けていると、ビタミンやミネラルなどがゼロに近く、脂肪、炭水化物に偏った栄養素しかとれないため、慢性疲労、体力低下、体調不良などを招いたり、肥満にもつながる事があります。