【ナガタロック2】永田裕志が開発した複合関節技。うつ伏せの相手の頭をヘッドロックで、左腕を股に挟んで肩関節を決める。2001年3月のZERO−ONE旗揚げ戦では、永田が秋山にフロント・ネックロックを、秋山が永田にナガタロック2と、互いに相手の得意技をかけ合い、会場を沸かせた。 |
【投げっ放しタイガースープレックス】自分の右腕の下腕部を相手の右腕の前から相手の右脇下に、自分の左腕の下腕部を相手の左腕の前から相手の左脇下に、それぞれ差し込み、相手の両腕を相手の後方で折り曲げて、自分の両手を相手の背中の後ろで組む。(もしくは自分の両手を相手の背中に添える。)その状態で後方に反り投げ、空中で両腕のクラッチを放して放り投げ、相手の後頭部からマットに落下させる。要するに、途中で腕を放して放り投げるタイガースープレックス。相手は両腕を後方にクラッチされているため、受け身が間に合わず、後頭部からマットに叩きつけられてしまう。 三沢光晴、小橋健太などが使う。 |
【投げっ放しドラゴンスープレックス】背後から相手の両脇下に自分の両腕を通し、相手の首の後ろでその自分の両手を組み、相手の両肩と首をロックした状態(フルネルソン)になる。そのまま後方にブリッジして反り投げる。相手は後頭部からマットに叩きつけられ、両腕をクラッチしているため、受け身が取れない。大谷晋二郎が使う技。 |
【投げっ放しパワーボム】相手の正面から仕掛ける。相手の体を前傾姿勢にさせ、相手の頭を自分の股下に差し込む。相手の腰回りに自分の両腕を巻きつけ、相手の腹の辺りで自分の両手をクラッチ。相手の体を、相手の腰を支点に縦回転させつつ、自らの肩の上まで相手の体を持ち上げる。(相手の両腿で自分の顔が挟まれる状態になる)相手の体を下に振り下ろし、空中でクラッチを離す。相手の後頭部からマットに叩きつる選手によって抱え上げる高さ、落とす角度に違いがある。 |
【雪崩式腰振りフランケンシュタイナー】AVキャラのマグナムTOKYOならではの技で、両足がロープの前にある状態で、コーナートップ上に座っている相手に仕掛ける。自らコーナートップ上に登り、相手の頭を自分の股間に突き付けつつ、腰を上下左右に振る。相手の頭を自分の両足で挟み込み、そのまま後方に回転して、相手の体を前方に回転させるように放り投げ、頭・背中からマットに叩きつける。 |
【雪崩式TRS】田村欣子の、コーナー上の相手の後方から両腕を取って投げる、変形バックドロップ。 場外を向いてコーナーに座っている相手に仕掛ける。2ndコーナーに上り、相手の左手首を自分の左手で掴み、相手の左脇下に自分の頭を差し込む。更に相手の右上腕部を自分の右手で掴み、そのまま後方に反り投げ、相手を後頭部からマットに叩きつける。 |
【雪崩式バックフリップ】輝優優が宮口知子時代からフィニッシュホールドして使用している。 足がトップロープの後ろにある状態で、コーナーポストに座った状態の相手に仕掛ける。自ら相手のいるコーナーのセカンドロープ上に登り、相手の右脇下に自分の頭を差し込み、自分の右腕を相手の股下に差し込んで相手の右太腿を掴む。そのまま持ち上げて、自分の両肩の上に相手の体をうつ伏せにして乗せ、相手の頭を自分の左手で上から添える。その状態から自ら後ろに倒れ込み、相手の背中・腰からマットに叩きつける。相手の体は、自分の体とマットに挟まれて押し潰されるため、相手の腹にもダメージを与えることができる。 |
【雪崩式フランケンシュタイナー】両足がロープの前にある状態で、コーナートップ上に座っている相手に仕掛ける。自らコーナートップ上に登り、相手の頭を自分の両足で挟み込み、そのまま後方に回転して、相手の体を前方に回転させるように放り投げ、頭・背中からマットに叩きつける。コーナートップからマットへの落差を利用した技で、小柄な選手が大柄な選手に仕掛けることもできる、ポピュラーな雪崩式技。 |
【雪崩式ブレーンバスター】コーナートップからのブレーンバスター。相手をコーナートップ上に、足をロープより後ろにした状態で座らせる。自分がコーナートップ上に立ち、自分の左腕を相手の首の後ろから巻き込み、自分の右手で相手のタイツの腰の辺りを掴み、そのまま持ち上げて後方に反り投げ、相手の背中・腰から叩きつける。 |
【ナックル・アロー】アントニオ猪木が得意とするパンチ。本来は拳で顧面をなぐると反則だが、プロレスでは5カウントまでどんな攻撃も許されるため、事実上は合法。名前は、弓で矢を放つように、歯を食いしばって拳を引きしぼる姿から命名された。 |
【735】“735”とはストーカー市川の彼女の名前、「ナミコ」を数字にして読んだもので、セカンドロープに首と両腕がもたれかかっている状態の相手に仕掛ける。「ナミコ〜!」の叫びとともに、もたれかかっている相手の右側のロープにむかって走り、トップロープを自分の右腕、セカンドロープを自分の左腕で掴み、自分の両足を右側からそのロープ間に通して、左回りにリング内にターンし、その勢いを利用して、自分の両足で相手の顔を目掛けて蹴りつける。 |
【波乗り固め】サーフボードストレッチの和名。相手の背面から仕掛ける。相手の右手首を自分の右手で、相手の左手首を自分の左手で掴み、相手の両腕を相手の背中側に引っ張り、相手の肩・腕を痛めつける技。その状態で更に相手の背中に自分の片足を押し付け、更に相手の両腕を伸ばすことでダメージを増幅させるコトも。(自分は片足立ちになった状態)尻餅をついて座っている相手の背後から仕掛けるコトも多い。これも腕を引っ張るだけでなく、背中に自分の片足を押し付けて痛めつけたり、自ら片膝をついて、立ててる方の膝を押し付けて痛めつけることもある。 |
【波乗りフィンガーホイップ】自分の左手を相手の右手と組み、(手四つのような手の組み方)自分の右手で相手の腹を殴ってダメージを与え、コーナー付近のロープに向かって走り、トップロープ上に駆け上がり、場外方向を向いて立つ。その状態でロープ中央に横歩きをして移動。(拝み渡りのように正面を向いて歩くのではなく、横にスライドして移動する。)そこで右腕をヒラヒラさせ、サーフィンをしているかのようにアピール。リング中央に向かって、左に反転しながら飛び上がり、仰向けでマットに着地しつつ、掴んだ相手の右手を引っ張り、相手の体を前方回転させ、相手の背中・腰からマットに叩きつける。 |
【奈落タイガースープレックス】両者花道に立ち、場外に背中を向けている相手の背後から仕掛ける。(お互いに花道の端ギリギリに立った状態)自分の右腕の下腕部を相手の右腕の前から相手の右脇下に、自分の左腕の下腕部を相手の左腕の前から相手の左脇下に、それぞれ差し込み、相手の両腕を相手の後方で折り曲げて、自分の両手を相手の背中の後ろで組む。その状態で後方に反り投げ、空中で両腕のクラッチを放して放り投げ、相手の後頭部から場外に落下させる。 |
【ナルシストキック】ダイナマイト関西の、ローキック、ミドルキックなどの蹴り技の総称。 長与千種がダイナマイト関西のキックの威力を高く評価し、こう名付けた。 |
【ニークラッシャー】横から相手の腰をつかんで、バックドロップの体勢に抱え上げる。空中で相手の足を折りたたみ、自分のヒザの上に落として相手の足を痛めつける技。落差が大きいほど、威力が上がる。故ジャイアント馬場も得意としていた。 |
【ニードロップ】ジャンピングニードロップや、ダイビングニードロップなどの総称で、仰向け寝または うつ伏せ寝状態の相手に、上から ヒザを曲げてうち下ろす。 |
【二段階式ウラカン・ラナ】相手に三冠パワーボムを仕掛けられた際に切り返す。相手に自分の体が逆さまになった状態で踏ん張られた瞬間に、自らの腹筋の力で起き上がり、再び後方に回転して相手の体を放り投げる。切り返しの攻防を繰り返す複雑な動き。三冠パワーボムをくらった経験がある三沢光晴だからこそできる切り返し技。 |
【日本海式竜巻固め】相手の体の前で相手の両腕を交差させ、相手の左手首を自分の右手、相手の右手首を自分の左手でそれぞれ掴む。そのクラッチを保ったまま、相手の股下に自分の頭を差し込み、肩車のように持ち上げる。そのまま後方にブリッジしながら倒れ込み、相手の後頭部・背中からマットに叩きつけ、そのままフォールに移行する。相手は両腕を取られたままで叩きつけられるため、受け身が不能な状態になる。抱え上げるタイミングとブリッジワークの角度が重要。豊田真奈美ならではの必殺技と言える。 |
【ヌカドーラ】ルチャにおいての、持ち上げて背中から落とす技の総称。 |
【ネックハンギング・ツリー】日本名は人間絞首台。正面から両手で相手の首を押さえて、体ごと持ち上げる豪快な技。日本初公開は、1967(S42)日本プロレスに初来日したワルドー・フォン・エリック。怪力を必要とする技の為、近年では中西学が時々使う技。 |
【ネックブリーカードロップ】スイングネックブリーカーや、ジャンピングネックブリーカードロップなどの、ネックブリーカー系の技の総称。F・ブラッシーは、相手をフロントネックロックに捕らえて、左にひねり相手の体が上を向くととのまま落とすのではなく、フェイントをかけるように左にひねりを加えながら落としている。彼は自らが宙に浮くというスタイルではなかった。マットに着地する瞬間に相手の頭をたたきつけるようにしている。的確に相手にダメージを与える工夫がなされた必殺技である。 |
【ノーザンライト・スープレックス】日本名は北斗原爆固め。馳浩のオリジナル技で87年の小林邦昭戦で初公開された。正面から相手の脇に頭を差し込み、相手の両腕を両手で丸ごと抱えて固定。後方へ投げ、ブリッジを崩さずにフールする技。相手は腕で受身を取ることが出来ない。 |
【ノーザンライトスープレックスホイップ】空中でクラッチを放して投げっぱなすノーザンライトスープレックス。 相手の右脇下に自分の頭を差し入れ、相手の体に抱きつくように抱え込む。そのまま後方へ反り投げ、空中で相手の体を放して放り投げ、相手の背中・腰からマットに叩きつける。 クラッチを放さずに叩きつけてフォールするのが、ノーザンライトスープレックスホールド。 |
【ノーザンライト・ボム】別名は北斗ボム。佐々木健介の妻・北斗晶が元祖で、ボディースラムの体勢で首から後頭部にかけてマットにたたきつける技。パワースラムと似たスタイルだが、危険度ははるかに高い。 |
【ノータッチ・トペ・コンヒーロ】場外で立っている相手に対して仕掛ける。リング内から相手に向かって走っていき、自分の体がマットと水平なるようにしながらジャンプしてロープを飛び越え、前方回転して、自分の背中から相手へぶつかっていく。 |
【脳天唐竹割り】故ジャイアント馬場氏が得意としたチョップ。ジャンプして頭上高くから、相手の脳天に手刀をたたきこむ。209cmの身長を生かしたため、単純ながら破壊力があった。近年は田上や中西が使用するが、あまり見られなくなった。 |
【脳天砕き】ブレーンバスターの和名。自分の左腕を相手の首を後ろから巻き込み、自分の右手で相手のタイツの腰の辺りを掴み、その状態で真上に持ち上げる。自ら後ろに倒れ込み、相手の背中・腰から叩きつける。 |
【ノーフィアードロップ】仰向けに寝ている相手の両サイドに一人ずつ立ち、それぞれの両腕をクロスして組み、組んだままジャンプしてエルボードロップを落とす。主にダブルのショルダータックルで相手を倒し、一連の流れでこの技に繋ぐことが多い。高山善廣と大森隆男が使う技。 |
【ノリタケ】泉田純の変形ジャンピングヘッドバット。仰向けに寝ている相手に仕掛ける。相手の左肩の横辺りに立ち、自分の体を左横に倒すようにしながら飛び上がり、自分の頭の横のあたりを相手の肩に叩きつける。コーナートップから仕掛けると、隕石。“ノリタケ”とは、「とんねるず」の木梨憲武の名前から来ている。 |