1分間スピーチの話しのタネ
○成功へ向かって自分を燃やせ!

★情熱という燃料で心のタービンを回せ
 「ウチの連中は、特に頭がいいという訳ではありません。ただ彼らは自分の仕事が好きなんです。試作品が出来上がると、すぐに自分で使ってみます。ちょっとでも気になる点が見つかったら、それが気にならなくなるまで徹底的に改良を加えます。ウチの会社が伸びた最大の要因はここにあると思いますよ」
 社員一人ひとりの商品作りに対する情熱と、自分が使いきれない商品は作らない、という姿勢とがヒット商品を生み出してきたといえるでしょう。
自分の仕事に向けられる情熱が強ければ強いほど、いい仕事が出来るのです。
 これは何も商品開発に限った事ではありません。自分の仕事に興味を持ち、使命感と燃えるような情熱を持って仕事に向かえば、必ずやいい結果が得られるはずです。自分の仕事に対する姿勢を見直して、情熱を燃やす心がけが必要です。

★「目前の仕事」に全神経を集中できるか
 書店をのぞくと、出世法とか成功術といった見出しやタイトルの雑誌や本が並んでいます。出世や成功を望んでいる人がそれだけいるという事でしょう。確かに、出世したいとか成功したいという気持ちは、多かれ少なかれ誰もが持っているものです。しかしながら、残念な事に出世や成功に至る近道というものはないのです。「これは!」といえる様なよい手など存在しないのです。
 唯一の近道があるとしたら、それはつまらない事に心を奪われる事なく、自分の目前の仕事に神経を集中して全力を尽くすという事です。わかりきっている事ですが、これこそが一番の近道なのです。
 ですから、余計な事は考えないで、自分の果たすべき務めを決して疎おろそかにする事なく、一段一段、着実にそして全力で成功への階段を昇っていくべきなのです。

★大事をなす人は小事も決して怠らない
 他人が成功すると「あいつはなんてツイていやがるんだ」と言ってうらやむ人がいます。そして、自分はなんてツイていないんだろうと嘆くのです。しかし、他人が成功を収めたのには理由わけがあるのです。
「皆、俺の事を運が強いとか恵まれているとか色々言うよ。でも、そうじゃないんだ。小さな成功を積み上げた結果なんだ。成功なんて、1日で手にできるものじゃないよ」
 独立して成功を収め、羨望の目で見られている青年実業家の彼はこう言っています。
人は運やツキだけで成功できるものではありません。成功を手にする為に、数々の努力が払われている事を知り、自分の努力の不足を恥ずべきです。
成功は突然やってくるものではなく、努力の積み重ねによって、来るべくしてやって来るのです。自分の努力不足を認識する事から成功への道がスタートするのです。

★「最後のあと一歩」…この重みを知っているか?
「うまくいくと思っていたんだけど…。最後の最後ひっくり返るなんて、ツイてないよ」
 あと一歩というところで成功を逃してしまって、ガックリと肩を落としている人がいます。また、これとは逆に途中まで苦しめられるのですが、最終的にはいい結果をあげる人もいます。どうしてこのような違いが生じるのでしょうか。
 途中まで苦しい思いをすると、最後まで全力を尽くします。ところが、途中までうまく運ぶと、心に油断が生じて手抜きが無意識のうちに生まれてくるのです。
「あと一歩だったのに…」と口にする人がいますが、この後の一歩が問題なのです。最後の最後まで気を抜く事は許されません。最後のあと一歩を力強く踏み出せるよう心掛けなければ、本当にいい結果が生まれてこないのです。

★「満足を知らない」大きな人間になれるか?
「今月のノルマはもう達成した。後はのんびりといくか。そんなにあくせく働いても仕方ないしなあ」
 月末を待たず目標を達成し、満足顔の人がいます。一方、目標を達成してもさらに数字を伸ばそうとする人もいます。彼は「結果はいい時も悪い時もある。だから、今の結果がどうであれ、やれるだけの事はやる」と云うのです。
 自分の成功に対する満足の基準を結果だけに置くのではなく、むしろ自分がどれだけ努力し頑張ったかというところに置いているのです。従って、彼は大きく崩れる事もなく、コンスタントにいい成績を上げています。
 結果のみに心を奪われず、結果がどうであろうとも、自分の出来うる限りの事に全力であたり、満足いくまでトコトンやりぬけば、前進こそすれ、後退する事はないのです。

★“信用”という顔をあなたは持っているか?
 人がこの世で成功する為の条件はいくつか挙げられますが、その中の一つに信用があります。世の中には、「実力さえあれば」と云って信用を軽視する人がいるようですが、決してそうではありません。
 仕事が思うように行かなくなると、人はその原因を考えます。その時に意外に見落とされがちなのが信用の問題です。信用の大切さはわかっていても現実に直面すると、つい忘れてしまい、技術面にばかり目がいってしまいます。技術面の事をいくら反省し改めても信用を得られなければ、何をやってもダメです。基本に立ち返って、信用を得ようと努力する事です。そういう気持ちになれれば、人と相対する時にも、表情一つとってみても全く違ってきます。相手本位の考え方へと変わります。信用こそビジネス成功の第一条件なのです。

★「失敗しない人」より「失敗を乗り越える」男になれ
「今度の仕事は大きな冒険だと思う。うまくいけばいいけど、もし失敗でもしたら…」失敗したときの事が頭の中をかけ巡り、なかなか第一歩を踏み出す事が出来ないようです。失敗しようと思っても失敗をする人はどこにもいません。しかし、人は失敗してしまうのです。失敗を避けようと思えば同時に成功も手放してしまう事になってしまいます。
  どうしても決断が下せないなら、開き直ってみてはどうでしょうか。つまり、失敗してもいいじゃないかと自らにいい聞かせるのです。
うまく行くなどと思わずに、成功するための授業料を払うというぐらいの気持ちで、果敢にチャレンジしてみてはどうでしょうか。人は失敗する事によって成長するのだというぐらいの気持ちでトライしたほうが、かえって好結果を生むものです。

★“ため息”を捨てよ!成功を信じて一歩踏み出せ
 
「もしかすると、今の仕事は自分には向いていないのではないだろうか。もっと、自分に合った仕事が他にあるのではないだろうか」
自分の成績を眺めながら、こう云って大きくため息をつく人がいます。さらには、職場を去っていく人もいます。しかし、今の仕事が自分に向いてるかどうかの判断を下すのは、自分ではないのです。
 たとえ、職場を変え仕事を変えても、自分の思い通りになるものではありません。むしろ、自分の成功を信じて、コツコツと日々努力を積み重ねていくべきです。職場や仕事を変える事はいつでも出来るのですから、今は目前にある仕事に全力を傾けていくべきです。苦しいのはどこでも同じだと考えて、積極果敢に挑みかかる事です。必ずや今の頑張りが報われる時が来るはずです。

★前進するか後退するか…人生に現状維持はない
 何かをやろうとすると必ずといっていいほど、途中で壁にぶつかります。ところが、この壁は容易には越せません。しかし、越せないからといってそこで止めてしまえば、技術の低下が始まります。ビジネスもこれと同様なのです。最後まで何の苦労もなく、スンナリといくケースはそれほど多くはありません。途中で何らかの壁にぶつかる事でしょう。問題なのは、その時です。
 急に前に進めなくなったからといって、落胆したり、もうダメだと諦めて投げ出してしまうようでは、それまでの時間と労力はすべてムダとなってしまいます。どんな壁にぶつかろうとも、決して諦めてはいけません。乗り越えられない壁はないのです。
★あなたの辞書にも「不可能」という字はない
 「今度の仕事は重荷だ。とうてい自分には出来ない」
 仕事の内容を見て、その仕事の大きさに愕然がくぜんとして、途方にくれてしまっているようです。気持ちは分かりますが、決して不可能ではないのです。
 「周囲の人も、僕自身も、出来るなんて思ってもみなかったですよ。ただ自分のやりたい事を続けていたら、いつの間にか出来てしまったのが実感ですね」
 成功の秘訣を聞かれて、このように笑って答える人がいます。その人が天才だからではありません。ただ一つのことに打ち込んできた結果として今日の成功があるのです。無理だ、不可能だと嘆いてみても何の特にもなりません。出来るかどうかは別にしても、とにかくチャレンジしてみる事です。これ以外に自分の行く道は無いと自分にいい聞かせて、この仕事一点に集中すれば、不可能も可能に変えられるのです。

★弱気の虫から“チャレンジの虫”になれ!
 人は自分が今まで経験した事のない新しい分野には、少なからず何らかの不安を感じるものです。入社した時の事を思い返してみて下さい。期待も夢もあったでしょうが、それと同時に何らかの不安を覚えたのではないでしょうか。
 自分がやった事のない仕事を与えられると、戸惑いを見せる人がいます。不安ばかり頭に浮かび、その不安から逃れる手立てを考えるのに頭を痛めます。しかし、不安を払拭する為には、勇気を持って立ち向かう以外に方法はないのです。
 自分の成長のチャンスです。マイナス面ばかり考えず、プラス面を考えて、勇気を出して挑むのです。前向きに努力し続けていけば、そのうちに不安は消えてゆくものです。

★“壁”は自分自身がつくっている幻影である
「会社から与えられたスケジュール通りにちゃんとやっているのに、いつもあと一歩が届かないんです。いつもいい線までいくのですが、どうしても目標がクリアできないんです」 
 決して手を抜いている訳でもないのに、どうしても目標に到達できないのは、目標の設定方法に問題があるのかもしれません。与えられたままを自己の目標とし、その達成に必要最小限の計画に従って活動していると、一つでも予想外の事が起きると、目標達成が出来なく事があります。
 会社から与えられた目標ではなく、自ら自分に合った目標を設定し、その達成の為に行動しましょう。そうすれば、仮に不測の事態が起きても、与えられた目標は達成できるはずです。
★心に強く描くものは、必ず実現する!
 多くの人は成功したいと思っていますが、何をもって成功とするかは人によって違います。問題なのは、自分が心に描いたものが、実現するかどうかにかかっている事です。目的をもって、自分が心に描いたものを実現させるために、粘りに粘る事です。時には周りの人の目的やスピードが気になります。気になって、自分の心に描いた目的に修正を加えたり、別のものに取り換えたりしたくなるものです。
 大切な事は、目的をしっかりと持って、自分を見失う事なく、日々小さな努力を積み重ねていけば、形はどうあれ、必ずや成功者となれるのです。

★あらゆる事を可能にするのは才能ではない!それは習慣だ!
 マラソン選手の中には、1日でも練習を休むと気持ちが悪い、という人がいます。ハードに見える練習も彼らにとっては日課の一つに過ぎないのです。ビジネスマンの中にも、毎朝一番に出社する人がいます。朝が苦手な人から見れば大変そうに見えますが、当人にしてみれば何て事はないのです。
 習慣は天性の才能ではありません。長年努力を積み重ねた結果なのです。つまり、新たな習慣を身につけたいと考えて努力し続ければ、必ず身につきます。
 まず、自分の周りにいる人々をよく見渡して見て、いい習慣を身に付けている人がいたら、その人に習ってマネをして見ましょう。どんな小さなことでも構いません。あきらめないで必ずできると信じてチャレンジすれば、成功の日を迎えた時、大きな力と自身が身についている事にきっと気づくはずです。。

★つまらない小我を殺し、相手の為に力を尽くせる人ほどいい仕事が出来る
 自分の利益の確保にばかり心を奪われている人は、一時的に数字を伸ばせても決して長続きする事はない。逆に相手の為を思って自分を捨てて尽くしている人は、急激には伸びなくても、年々数字を伸ばし続ける。目先の利益ばかりを追わず、相手の為、世間の為に力を尽くすことに喜びを見い出して仕事をしてこそ、着実な実績が確保できるのです。

★なぜこの“成功の扉”を叩かないのか
 
世間には、人を外見で判断する人がいます。しかし、人や物事をを外見だけで判断すると、後で裏切られることが少なくありません。ビジネスも同様です。
「この家はダメだ。今にも倒れそうなボロ家だ。ドアを叩くだけ時間と労力のムダだ」。せっかくその家の前まで行きながら、勝手な判断をして、扉もたたかず引き返してしまう人がいます。中にはどんな人が住んでいるかも分かりません。自分勝手な判断は、正確な情報を掴む事の妨げになり、ビジネスチャンスを逃すことにもなり、損害をこうむる事にもなりかねません。
 成功したいのなら、自分がこのような判断を無意識のうちにしていないか、今一度自らの胸に問いただして、自分勝手な判断はやめるようにしましょう。

★甘く見るな!ちょっとの油断がしっぺ返しを招く
 得てして簡単に見える仕事ほど甘く見ると失敗をする事がある。簡単そうに見える仕事でも、真剣に取り組む事が必要です。仕事の内容に関わらず、自ら立てたスケジュールに従って、その仕事をやり遂げるために全力を尽くしていけば、不意にしっぺ返しを受ける事はありません。

★自分を燃やせ!あなたがやらずに誰がやる
 「どうしてオレがこんな仕事をしなきゃいけないのか。やってられないヨ」。一方、「これは僕の仕事です。やり遂げる事が僕の使命、自分にしか出来ないと思って頑張ります」
 同じ仕事をするにしても考え方次第でこうも違います。文句ばかり並べても前には進みません。いやいや仕事をしても、得るものは何もありません。大切な事は与えられたその場その場で全力をつくす事です。この仕事は自分にしか出来ないんだと考えて、意欲を燃やして目前の仕事に取り組む事です。いいアイデアが湧いてきたり、いい結果が得られるはずです。

★人生に“取りこぼし”は許されない!
 人間は色々なミスを犯します。その中の一つに、油断から生じるミスがあります。最初のうちはこの種のミスは起きません。なぜなら油断が生じるような余裕などないからです。車の運転の場合、免許取りたてより、3ヶ月ぐらい経った時のほうが事故の危険があるといわれます。ある程度慣れてくると、神経の張りもなくなり、運転が雑になるからです。ビジネスでも同様の事がいえます。「あんなミスを犯すはずがないのに」とか「どうして彼が…」というようなミスはすべて慣れによる油断から生じるものです。気持ちの持ち方一つで防げるミスです。いかなる仕事であろうとも、決して軽くみてはいけません。何をするにも、常に初心者の気持ちを忘れずに、新たにチャレンジする気持ちで望むことが大切です。

★始めの情け、今の仇
(あだ)
 善意や親切が反対の結果を生む事に。始め同情をもってした事が、かえって相手の為に悪い結果をもたらす事もあるので、軽はずみに善意や親切を施すのではなく、そうする事によって、どんな結果をもたらすかをよく考えて実行をする。

★1日4回メシを食え。1回は活字のメシを食え

 秋田県の横手市に本拠を置き、「たいまつ」という新聞を出している農民指導者むのたけじ氏の云った言葉。現在のようなテレビ時代は、思考停止型の人間を作る。色彩、音、物語性によって圧倒的に視聴者にのしかかってくる。そのため、条件反射的な神経は養われるが、立ち止まって考えることをしなくなる。そこに人間の退廃が始まる。読書はこれに対し“行間を読む”という訓練をする。だから必ず1日1回は読書をし、思考力を養いましょう。

★聞き上手とは「目」と「上手なあいづち」と「話しの腰を折らない」である
 
アメリカで毎年全米セールスマンの大会がある。そこで、表彰を受ける上位入賞者は、話し上手より、聞き上手のセールスマンだという。聞き上手のメリットは、第一に相手を勇気づける。第二に相手の心の真実を汲み出す。そして、その結果として相手の信頼を得る事が出来る。
 「上手なあいづちは人の心の真実を汲み出す誘い水」という言葉もあるように、上手なあいづちとは、「まあ」「なるほど、なるほど」などと、軽い驚きの表情を伴ったあいづちである。それは必ず声を出す必要はなく、態度や表情で示せばよい。それによって相手の話題を引き出す誘い水になるのです。
 話の腰を折る言葉は「そうですよ」というあいづちです。すると、相手は「知ってるなら、もう話さないよ」という事になります。

★最高の財産は“自分”を創り出す計画である

 仕事でも遊びでも、何かをする際には、必ず計画を立て、それに基づいて行動すること。成り行き任せでは、実りある人生は送れません。目標を達成すべく、しっかりした計画を立て、目標達成に向けて日々努力を重ねると成果が上がります。その達成感がまた、次の目標と計画が生み出し、繰り返すことにより、次第に自分自身の精神や知識、人格などのレベルが高くなる。

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