号外extra edition
NHKステラ06/3/11〜17号に私の記事が掲載してました。
のど自慢の司会者・宮本隆治アナウンサーが綴ったエッセ
イです。題名は
“のど自慢、まち自慢”「ひとりじゃない
〜大阪府堺市〜
少しセンチメンタルな記事で、読んで涙ぐむた方もいました。
「またまた感動しました」との手紙も頂きました。
宮本アナウンサー、ありがとうございます。
週間のテレビ&ラジオ番組ガイドと
NHKのドラマの紹介記事等を掲載

 宮本隆治アナウンサー
  

<本文>
「娘の写真を胸の中に入れています。娘と一緒に歌いました」。大阪府堺市の『のど自慢』でチャンピオンに選ばれた瞬間、有村正(57歳)さんは感情を抑えながらそう言いました。有村さんの一人娘、瞳さんは2年前、肺の病気に侵され25歳で亡くなったのでした。
 瞳さんの一周忌のとき、有村さんは瞳さんの友人から、娘が「Jupiter」という曲が大好きだったことを知らされました。そのときから娘が愛した歌を自分も歌いたいと思うようになったのです。有村さんはそれまで演歌しか歌ったことがありませんでした。メロディーも歌詞も勝手が違う英語まじりの曲は、覚えるのに苦労しました。が、その歌を覚えることで生前の娘の気持ちに近づきたい…。その想いは日に日に強くなり、瞳さんのホームページまで作ったのでした。
 堺市の『のど自慢』のレベルは高く、合格者はなんと9組。17歳の高校生、中学校の2人の教師、インドネシア出身の家具職人、4人姉妹、主婦、会社員の女性などです。
 本番当日、有村さんはたったの2時間しか寝ていませんでした。娘と一緒に舞台に立って歌う…。興奮のあまり寝つけなかったのです。
 前日の予選と本番のこの日、父は懐(フトコロ)に娘の写真をしのばせていました。それは成人式のときに撮影した、晴れ着姿でほほえむ瞳さんの写真でした。
 12番目、父は歌いました。懐の瞳さんの写真に手をあてがいながら。
“Everyday I listen to my heart   ひとりじゃない   深い胸の奥でつながってる”
※NHKステラより転載