夕焼(ゆうや)けの詩(うた)

黄昏時(たそがれどき)夕焼(ゆうや)けは 遠い二人の思い出の色
心通(こころかよ)わせた愛の色
(いき)をするのも忘れてしまう (あかね)の空に目を細め
(こころ)にしみる美しさが ノスタルジックに(よみが)える
あの時、(よろこ)びを分かち合い 一緒に見た燃える空
今は夕焼(ゆうや)けの向こうから 私を見守っているだろう

・・
黄昏時(たそがれどき)夕焼(ゆうや)けは 遠い二人の思い出の色
心通(こころかよ)わせた愛の色
染まる街並(まちなみ)(きら)めく川面(かわも) 日暮(ひぐ)れの空に秋の風
手を(つな)ぎあった帰り道 夕焼(ゆうや)け小焼けが(よみが)える
あの時、(ひとみ)(かがや)かせて (ゆめ)を語っていた君
今は夕焼(ゆうや)けの向こうから 私に(ささや)きかけている

黄昏時(たそがれどき)夕焼(ゆうや)けは 遠い二人の思い出の色
心通(こころかよ)わせた愛の色
あったかくやわい希望の光が 西の彼方を染めていく
ぼんやりと(なが)めていると 脳裏(のうり)に君が(よみが)える
あの時、君のこと(すこ)やかに (そだ)てと願っていたが
今は夕焼(ゆうや)けの向こうから 私を(あん)じているだろう
黄昏時(たそがれどき)夕焼(ゆうや)けは 遠い二人の思い出の色
心通(こころかよ)わせた愛の色…