プロムナード 


君が恋しくなれば 時々歩く遊歩道
四季折々に咲く草花が迎えてくれる
なごみと安らぎのプロムナード
幾何学模様のレンガの石畳
鮮やかだったが今は色あせた
君は神様がくれた宝物
君への思いはずっと色あせない
空にはまっすぐ伸びる飛行機雲
どこまで続くのだろうと眺めやれば
その先に君の面影が
きらきらと浮かんで見えた


スランプになれば行く 海へと続く散歩道
川のせせらぎ鳥のさえずり癒してくれる
なごみと安らぎのプロムナード
白幌が並んだ入り江のヨットハーバー
南蛮貿易の名残りは消え去った
何にもかえ難い最愛の娘
君への名残りは尽きることはない
沖にはゆっくり進む貨物船
いずこに向かうのだろうと眺めやれば
水面に君の面影が
ゆらゆらと浮かんで見えた

※篠(シノ)を突く=篠竹を突き立てるように雨の勢いが強く激しいさま。



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