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先日読んだ新聞に「堺親善大使」の記事があり、その中に女優の沢口靖子さんと、女優・モデルとして活躍している黒谷友香さんの名前があった。二人の経歴には、小学生時代に「ポートボール」に夢中だったと書かれていた。
「ポートボール」…懐かしい響きだ。堺市発祥のバスケットボールに似た競技で、私の娘も小学生の時にポートボール部に入り元気いっぱいに活動していて、夕食時にはその事を楽しく語っていた。
しかし、中学生になると卓球部に入ったため、それ以来「ポートボール」という言葉を耳にする事はほとんどなかった。
そんな事を思い出しながら、ふと娘の小学生時代のアルバムを開いてみた。試合のたびに真剣な表情をしていた姿、仲間と笑い合いながら練習に励んでいた姿が懐かしく蘇る。ポートボールの試合は保護者の応援も熱が入り、私も何度か試合を観戦しに行ったのを思い出す。
相手チームと接戦になった時の手に汗握る緊張感、得点が決まった時の歓声、勝っても負けても最後にお互いを称え合う子どもたちの姿。スポーツを通じて、娘は仲間と協力する事や努力の大切さを学んでいたのだと思う。
そんな娘がスポーツを通じて成長していく姿を見て、子どもが好きな事に打ち込める環境がある事の大切さを改めて感じた。
最近、ポートボールの話をあまり聞かなくなったのは、地元の小学校ではポートボール部の人数が減り、活動を続けるのが難しくなってきていると耳にした事がある。かつては盛んだったスポーツが、時代とともに少しずつ姿を変えていくのだろうか。新聞の記事を読んで、ポートボールに親しんだ多くの人が、この競技の楽しさを思い出し、また新たな世代に受け継がれていくきっかけになればいいなと思った。
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※慕嬢詩(ボジョウシ)=亡くした娘を慕う気持を綴った詩・文。私の創作語。
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