hitomi's poem

hitomiの詩 part78 娘への伝言



夏が過ぎ、朝夕がしのぎやすくなった
町内には秋祭りの布団太鼓のお囃子が響き
公園の片隅には可憐なコスモスが咲き誇る
自宅前の花壇には華麗な1匹のアゲハ蝶
何かを知らせる様に私の前で優美に舞う
愛おしく感じるそれは、もしかして瞳の化身?
ダンスが好きだった瞳が舞う姿を思い描いた

そういえば、瞳が黄泉へ旅立ってから12回目の秋
その9月13日は38回目の瞳の誕生日
瞳のホームページの掲示板を覗いてみた
そこには友達からのバースデー・メッセージ
いつまでも瞳の事を心に留めてくれている
感謝の気持ちで胸が熱くなった
彼女たちは結婚して子供に恵まれて
慣れない子育てに奮闘しながらも
成長を楽しみに一生懸命の様子
瞳との思い出話のコメントもある
私達夫婦への健康を気遣うコメントもある

優しい友達の気持ちを貴方に伝えます
そして、娘の自慢のお父さんになれるよう
これからも頑張って生きていきます

※黄泉(ヨミ)=日本神話における死者の世界のこと。








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